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2019年01月19日

[薬局新聞]エピローグ1 SNS以前の薬剤師web交流を紙面に

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第95回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL95


 新年早々ではありますが、この「かかりつけ薬剤師PERSONAL」のコーナーは先の新春号スペシャルを持ちまして連載終了となります。終載に当たり、紙面をお借りしてこれまでのことを少々振り返ってみたいと思います。思い出話のような内容になってしまいますが、どうぞお付き合い下さい。

 思い起こせば、薬局新聞紙面改革キャンペーンのweb連動企画として、2007年4月に「週刊トラックバックNEWS」と題してスタートしたこのコーナー。当時は今のようにSNSという概念もまだなく、ブログがそうした場として機能していました。私の運営しているブログでも数多くの意見が寄せられ、議論が交わされましたが、そうしたweb上での声を紙面にお届けしました。

 決して古参ではありませんが、それでも辛うじてまだブログ黎明期の2006年に「薬局のオモテとウラ」というブログを立ち上げたことが、一つの大きな転機だったと感じます。私の薬剤師としての人生を変えたと言っても過言ではありません。私の拙い文章にも関わらず、多くの人が訪れ、コメントを書き込んでくださいました。

 手前味噌ではありますが、多くの人がブログに集い、それ通じて1つの世論にも似たものが形成され、更には紙面に反映され、世の中にも少しだけ影響を与えられたのではないかと感じています。


2019年01月18日

[日経DI]報酬による政策誘導は曲がり角?

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、時期によってチケットの価格を変える「変動価格制」を導入しました。これまで一律だった入場料を、閑散期は安く、繁忙期は高く設定することで混雑を緩和し、顧客満足度の向上につなげるとしています。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:報酬による政策誘導は曲がり角?
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201901/559485.html

2019年01月09日

[日経DI]ユニクロのセルフレジに薬剤師の未来を見た

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。休み明けの再始動に少し時間がかかりそう……という方も少なくないかと思います(かく言う私もその1人です)。本年も「薬剤師的にどうでしょう」をよろしくお願いいたします。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:ユニクロのセルフレジに薬剤師の未来を見た
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201901/559391.html

2019年01月04日

[薬局新聞]2019年新春号スペシャル

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」2019年新春号スペシャルです。

 9月の小欄に、カナダで薬剤師となった青山慎平先生にご登場いただきました。国が違えば文化も制度も異なり、同じ薬剤師でも大きな違いがあることを感じました。今回は小嶋慎二先生(栃木県)、高橋秀和先生(兵庫県)のお二方に加わっていただき、カナダの薬剤師業務と比較する中で、今後の日本の薬剤師像について語っていただきます。

かかりつけ薬剤師PERSONAL94


○ 日本とカナダの薬剤師業務の違い

小嶋 慎二
カナダでは、クラウドで薬歴が管理されているので、日本のような薬歴はないと聞いていますが、Medication Review Service や、各薬局での管理が必要な記録の保管はどうなっていますか?

青山慎平
カナダでの薬歴管理ですが、国全体でのネットワークは無く、あくまで州レベルでのネットワークです。私のいるBC州ではPharmanetという名前で知られています。最近14か月のBC州での薬歴を確認することができます。日本と違い、服薬指導内容を毎回記録に残すことはせず、必要時のみ実施します。Med Reviewや管理が保管なものに関しては、基本的にComputer system上(ローカルデータ)に記録します。

高橋 秀和
医療用医薬品の調剤に関する薬剤師側のフィーは、どういった形になっていますか?またその際の、患者負担金はどうなっていますか?

青山慎平
カナダでは、調剤報酬算定要件やそれを満たすための指導内容、記録などはありません。薬剤師側のフィーを一言でいうと、1剤につき約10ドルです。また、患者負担金については、世帯の所得に応じたDeductable(控除)の考え方が取り入れられています。病院での医療費の負担がないことはカナダの良い点ですが、一方で薬局では、1年間に300〜10000ドルと幅がありますが、ある一定の額に到達するまで全額患者負担になります。その額に到達した後は、国が支払ってくれることになります。このDeductableには、保険適応となる薬剤費の全額、薬剤師のFee (10ドル/ 1 薬品)が含まれます。

○ 薬剤師を取り巻く制度環境について

高橋 秀和
日本では、調剤技術料は高い、患者がフィーに見合った満足感を得ていないとしきりに批判されますが、カナダの状況をお聞きすると印象が変わりますね。むしろ、カナダでは1年の上限が(日本に比べて)低く定められていることが、患者側の納得感に寄与しているように感じられます。

青山慎平
Medication Review ServiceのFeeですが、これについてはDeductableに到達しているか否かに関わらず、国が全額負担しますので患者の負担はゼロです。したがって、時間のある方であれば比較的みなさん協力的です。

小嶋 慎二
患者さんにMed Reviewについての別途費用もかからず、文書でお互い確認することで、患者さんにも薬剤師の仕事を理解してもらえるんでしょうね。日本は付加業務全てに患者さんの負担を求めますから、患者さん視点ではないですよね。制度面で何とかして欲しいです。

高橋 秀和
英国で、薬剤師による処方薬のレビューが始まりましたが、患者の自己負担金に反映しない制度でしたね。日本では長らく、医薬分業「自体」が患者負担に反映し、割高になるとして批判の対象となってきました。お薬手帳の患者負担も「負担増」「無料」「減額」と右往左往しており、明らかに杜撰です。先進国の制度設計としては異様に感じます。

青山慎平
「患者と薬剤師との経済的利益が対立しない」ように制度が作られているのは確かに重要です。値段が上がるならいらない、となりますからね。加算をとらないからハイリスク薬の説明をしなくていいとか、小児科加算をとらないから別に小児に特別な服薬指導しなくていいとか、薬剤師のパフォーマンスに応じて変わる値段設定もおかしなものですよね。

○ グローバルな視点で今後の薬剤師像を考える

熊谷信
費用面で大きな違いがありますが、もっと根本的な部分にその差異の理由があるように思います。

小嶋 慎二
日本では、患者への指導内容までも毎回きちんと記録に残す薬歴第一主義、地域包括ケアシステムにおける在宅患者への訪問指導などが必須のものとなっている他、輸液などの高度調剤やフィジカルアセスメントなど、地域薬局の薬剤師に今後特に求められる知識やスキルは海外とは異なるよう思えます。

青山慎平
私が日本の状況について思うことは、薬剤師という貴重な資源を上手く使い切れていないということです。服薬指導記録の毎回の記載、残薬の確認、Do処方の投薬、調剤等の不要な部分を削ることで、薬剤師が本来実施すべきことにもっと時間を使えるようになると思います。あとは、もっとセルフメディケーションの領域に薬剤師が関与すべきですね。OTCの選択など薬剤師が介入できる点は多くあります。

熊谷信
日本では服用後の継続的な服薬状況の把握、指導が法令化されようとしていますが、そうした方向性についてはいかがでしょうか。

青山慎平
カナダの多くの薬局で、初回投与後のフォローアップまでできている薬局は稀だと思います。それらの方法についての教育は行き届いていますが、フィーが発生しないことや業務の多忙さから実施をほとんど見たことがありません。

小嶋 慎二
「ただ、棚から薬を出して数えている」という批判からの答えなのでしょうけど、 本当にすべての患者が服用後のフォローを求めているわけではないと実感しています。個人的には地域薬局の業務は、何を本来実施すべきかというカナダ(をはじめとする多くの国)の考え方が正しいと思いますが、「薬歴第一主義」の日本では受け入れられないのかもしれませんね。

高橋 秀和
医療用医薬品ネット販売解禁への予防策として、リフィルへの布石として、在宅医療のマンパワー充足のため、薬剤師と患者の結びつき強化のため、という狙いがあるのだろうと想像しています。意思決定において、誰も姿勢を示さない、ビジョンを示さない中で制度を変えて行こうとすると、こういった形にならざるを得ず、あまりよいものではないと思っています。弊害も大きいでしょう。

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こうしたことは次期改定に向けた大きな課題になりますので、今年はいろいろな動きがあることでしょう。懸念材料も少なくありませんが、引き続き動向を注視してゆきたいと思います。

2018年12月28日

[日経DI]逆風の中でも信念は曲げず

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 私の薬局がある諏訪市には、諏訪湖という大きな湖があります。先日の12月19日、今冬第1弾となる白鳥が飛来したと地元の新聞で話題になっていました。1974年から45季連続の飛来とのことで、地元では「諏訪湖白鳥の会」が組織されており、白鳥のために落ち着いた環境を作るよう呼び掛けているそうです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:逆風の中でも信念は曲げず
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201812/559233.html

2018年12月19日

[日経DI]「初回質問票を書きたくない」と言われて

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日来局した、60代とおぼしき女性。薬局に入ってくるなり「この薬あるかしら」と処方箋を差し出しました。挨拶をしてもニコリともせず、この段階で既に嫌な予感しかしなかったのですが、まずは受け取った処方箋を確認。そこには1剤のみ記載されていました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「初回質問票を書きたくない」と言われて
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201812/559127.html

2018年12月15日

[薬局新聞]薬局薬剤師を次世代に誇れる職業へ

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第93回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL93


 引き続き、田原町薬局(東京都)の小嶋夕希子先生にお話をお伺いいたします。

 独立・開業後、ここで節目を迎えられたとのこと。

「今年の12月1日に開業2周年を迎えることができました。開業当初は、この選択で良かったのだろうか?と考えてしまったり、診療報酬改定があった際にはうちの薬局やってけるだろうか?と不安を感じてしまったり、山あり谷ありの2年間でした。どうしよう!!(涙)と薬局経営者の諸先輩方に泣きついた事も一度や二度ではありません。ですが、私や田原町薬局に出逢えて人生が変わった!と言ってくださるお客様やスタッフ達をみていると立ち止まらずに進み続けて良かったなと心から感じました」

 今後の展望について教えてください。

「弊社理念である『お客様と薬剤師との出逢いを創る』をさらに現実化していきます。処方箋をもらい、薬局へ行く事だけが薬剤師と出逢うきっかけではなく、日常生活の中で“気づいたら薬剤師と出逢ってた”というような自然な形での出逢いを創ることに挑戦します。自分たちの次の世代へ、誇れる職業として薬局薬剤師の未来を手渡したい。そんなふうに考えてます」

 小嶋先生、4回に渡ってありがとうございました。


2018年12月13日

[日経DI]漢方薬の番号と方剤名、幾つ覚えていますか

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日、薬局で働いているという方と話す機会がありました。その方は薬剤師ではなく、受付や入力をする、いわゆる調剤事務の仕事をしています。業務の話題が中心だったのですが、ふと、「うちの先生(薬剤師)はすごいんです!」と優秀であることを力説し始めました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:漢方薬の番号と方剤名、幾つ覚えていますか
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201812/559079.html

2018年12月09日

[薬局新聞]自らの夢・ビジョンをSNSで発信し、出逢えた仲間

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第92回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL92


 引き続き、田原町薬局(東京都)の小嶋夕希子先生にお話をお伺いいたします。

 実際に独立・開局して手応えはいかがでしょうか。

「様々な取り組みをしていますが、田原町薬局が成長を続けてこれた最も大きな理由は、良いスタッフに恵まれてきた事にあると感じています。処方せんを持ってくる患者様以外、例えば薬局の前を通るお客様達からも「ここのスタッフさんたちは本当に楽しそうにお仕事しているから前を通るのが楽しみだわ」と言っていただくことも多いです。とてもうれしいです!初期メンバーの事務員さんや薬剤師さんは一切求人をかけずに集まりました。現在は所属している薬剤師が5名、事務員は3名。社内イベントには、それぞれの家族も参加し毎回大所帯で盛り上がります」

 このような組織作りができたきっかけは何でしょうか。

「振り返ってみると、私自身が創りたい薬局や自分の夢やビジョンについて、常日頃からWEB・SNSやリアルで発信してきたことが大きいと感じています。“何故、起業するのか”“何故、薬局なのか”“何故、私なのか”様々な場所で発信してきました。現在、FacebookやTwitterでつながっている人たちはフォロワー含めると約7000人、毎日発行しているメルマガの購読者は約400人。今も進行形で毎日の発信は欠かさず行っています」

 次回は、今後の展望についてお伺いいたします。


2018年12月05日

[日経DI]「薬剤師体験イベントは無駄」に物申す

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 秋になると、各地でいわゆる「健康祭り」というイベントが開催されているようですね。最近は地域の薬剤師会や地元の薬局などが、子どもたちを対象に「薬剤師体験」を企画することが増えているようです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「薬剤師体験イベントは無駄」に物申す
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201812/558897.html

2018年11月28日

[日経DI]スタッフは上司の背中を見て育つ

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 私の薬局のスタッフに、Aさんという方がいます。業務的には既にベテランとも言える働きをしてくれて、私も全幅の信頼を置いているのですが、ここのところ患者さん対応で少し気になることが増えてきました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:スタッフは上司の背中を見て育つ
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201811/558806.html

2018年11月24日

[薬局新聞]薬剤師との出逢いは人生を変える

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第91回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL91


 引き続き、田原町薬局(東京都)の小嶋夕希子先生にお話をお伺いいたします。

 薬学部を卒業して2年で独立開業なさったというのは、当初からのプランだったのですか。

「実は、薬剤師国家試験に合格した当初、独立開業しよう!という考えは全くありませんでした。正直、追い風の業界ではありませんし、個人薬局は厳しい時代であることは重々承知の上での決断でした。それでもやろうと立ち上がったのには理由があります。それは自分の人生をかけて“正しい”と証明し、伝えたい『想い』があったから。そして、その手段として自分が天職だと思える薬局経営を選んだのです」

 どういった想いをお持ちだったのでしょうか。

「『薬剤師との出逢いは人生を変える』というものです。私が出逢ってきた薬剤師さん達は『薬剤師』という職業に対する誇りを持ち、命をかけて患者様、お客様と向き合う人たちばかり。私もこんな風になりたい。誰かの力になれる存在になりたい。悩みながらも、様々な先生方やお客様達と関わっていくことで「薬剤師との出逢いは人生を変える」ということが私の中で確信へ変わりました」

 次回は小嶋先生が独立後、どのような形で取り組んでいらっしゃるのかお伺いいたします。


[薬局新聞]お客様をファンに深化させる

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第90回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL90


 今回から、田原町薬局(東京都)の小嶋夕希子先生にお話をお伺いいたします。

 小嶋先生の思い・行動の原点には、お母様との闘病生活がおありとのこと。

「私の周囲には、想いを持って日々努力を重ねながらお客様の前に立ち続けている薬剤師がたくさんいます。それなのに私は、たった1人の家族だった母の闘病・介護・看取りを経験した数年間、1人も記憶に残る薬剤師と出逢う事ができませんでした」

 非常に辛い思いをなされたのですね。

「こうした経験から、『お客様と薬剤師との出逢いを創る』というミッションに行きつき、株式会社FUNmacyを創業しました。@出逢いの場創りのための薬局経営A出逢う人創りのための独立支援B出逢う機会創りのための起業支援、の3本柱をメインとした経営戦略を進め、薬学部卒後2年目の冬には東京浅草にて30年以上の歴史を持つ田原町薬局を承継し開業しました。1年半後には“お客様”が“ファン”に深化させるファンビジネスという手法で業績を伸ばし、現在の売上は承継時の2倍以上へ発展させました」

 次回以降、現在の薬局での取り組みなどについてお伺いいたします。


※ 小嶋夕希子のお名前に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

2018年11月21日

[日経DI]「後発品80%以上」の目標をクリアするには

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 定期的に眼科にかかっている50代の男性患者さん。先日、お薬をお渡しする際に「この目薬にはジェネリック(後発医薬品)はありますか? 健康保険組合からジェネリックへの変更の案内が来たのですが…」という相談を受けました。処方箋に記載されたのは「キサラタン点眼液0.005%」で、変更不可の欄にチェックが入れられています。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「後発品80%以上」の目標をクリアするには
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201811/558743.html

2018年11月15日

[日経DI]車選びの相談で考えた、選ばれる薬剤師の条件

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日、十年来の知人から連絡が入りました。近々、車を買い替えたいので相談に乗ってほしいとのこと。私が以前、自動車ディーラーに勤務していたことを知っての頼みですので、二つ返事で引き受けました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:車選びの相談で考えた、選ばれる薬剤師の条件
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201811/558681.html


2018年11月10日

[薬局新聞]限界まで挑戦しながら海外での薬剤師キャリアを模索

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第89回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL89


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 今後の展望についてお聞かせください。

「カナダは、各々の薬剤師の経験と知識、責任感などによって、与えられる薬物療法の内容が変わってきます。例えば、条件が揃えばACE Inhibitorやスタチン系薬剤のクラス変更も認められています。カナダの薬剤師に与えられている権限を最大限使えるように勉学に励んでいきたいですね。また海外で働く薬剤師のキャリアをもっと模索したいですね。カナダ卒の薬剤師でさえ難関であるこちらの病院薬剤師とか、新興国の国際協力の分野にも関わってみたいですね。一度きりの人生ですし、自分にどこまでできるか限界まで挑戦していきたいです」

 そのバイタリティに敬服します。

「日本の若い世代の薬剤師が挑戦できるように裾野を広げてゆくこともしたいですね。短期の海外留学はよくありますが、海外で薬剤師になるというのはまだまだハードルが高いイメージが先行していますからね。別に英語が得意でなくても、はっきりとした目的意識がなくてもいいんです。海外の薬剤師ってかっこいいなっていうぐらいで目指してみてもいいと私は思うんですよ、私も最初はそうでしたし」

 青山先生、6回に渡ってありがとうございました。


2018年11月08日

[日経DI]患者さんから学ぶ「老い」との付き合い方

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 唐突な話ですが、私自身、アラフォーと呼ぶにはちょっと厳しい年齢に差し掛かってきて、日々“老い”を実感することが増えてきました。例えば、昔は平気で徹マン(徹夜で麻雀)できていたのが、このところ夜遅くまで起きていられないとか、夜更かしした次の日は朝から辛いとか。あるいは、お昼ご飯をたくさん食べると夕飯が食べられなかったり、夜遅くに食事をすると翌朝胸焼けしたり。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:患者さんから学ぶ「老い」との付き合い方
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201811/558539.html

2018年11月01日

[日経DI]現場に何のメリットが? 不可解な「共同販売」

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 医薬品業界には、非常に複雑な仕組みがあるようです。同じ成分を含みながら、複数の会社が異なる名前で先発医薬品として販売するいわゆる「一物二名称」の問題は以前にも話題にしましたが、今回また違ったややこしい話に直面しました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:現場に何のメリットが? 不可解な「共同販売」
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201811/558482.html

2018年10月26日

[薬局新聞]権限を行使することで患者に貢献するカナダの薬剤師

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第88回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL88


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 同じ“薬剤師”でも、カナダと日本の間に大きな違いがありますね。

「特に薬剤師の権限の違いが大きいですね。第2回の紙面でも触れましたが、ずっと飲んでいる薬があと数日分しかなく、でも病院の予約がとれたのが来週で、それまでの薬が足りないような場合。薬剤師が妥当だと判断だとすれば、薬を調剤することが可能です。もちろん状況把握した上で行いますが、患者の困った状況を薬剤師の力で打開することができます。こういう時って薬剤師として患者に貢献できているなと感じますし、患者からしたら便利で楽だし、権限っていいなと思いますね」

 ちょっと日本では考えられないですね。

「一方で、権限は重いなと感じることも多々あります。多くの場合、薬局にいる薬剤師は私一人なので、いつも一人で判断しなくてはいけません。一緒に働くアシスタントからは、『カウンセリング!』とか『ドクターから電話です』『インフルエンザの注射お願いします』『相互作用のアラートです』など、ただでさえ忙しい中、あっちで呼ばれこっちで呼ばれます。もうそんなに呼ばないでよ、ってたまに思います(笑)。カナダでの薬剤師の仕事は大変なことが多い一方、自分の知識を最大限利用し、行使するための権限もあるため、非常にやりがいのある面白い仕事だと思います」

 次回は今後の展望についてお伺いします。


[薬局新聞]自主性が求められたカナダでのインターン

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第87回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL87


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 今回は、移民の国であるカナダで働くということがどういうことなのか教えてください。

「カナダでとても驚いたのが、薬局でインターンをしていた時ですね。とにかく、放任主義なんですよ。日本ですと、まずはオリエンテーションがあって、見学、それからゆっくり実務を学んでいく。服薬指導も隣についてもらって、内容が間違っていないかしっかり確認してもらいますよね。それを想像していたのですが実際は、初日から『はい、服薬指導やって』『ぼーっとしてないで、電話に出てもらえる?』と、何も教わることなく始まります。この日ほど薬局の業務が嫌いになったことはなかったですね(笑)」

 ものすごく大きなギャップですね。

「これがいわゆる“カルチャーショック”でした。日本育ちであれば、ヒエラルキー(上下関係)の強い環境で育っています。上司の言うことを聞く『従順性』が比較的必要とされるのかなと。逆にカナダは、言われる前に自分から行動する『自主性』が求められるので、何もせずに待っていると、怒られるわけです。カナダは人口の2-3割が移民で占められているので、薬局の職場も国籍は様々です。他の国の文化や考え方を理解することはとても重要だと毎回、痛感しています」

 引き続き、青山先生のお話をお伺いします。


2018年10月24日

[日経DI]医療機関のクチコミ情報は信頼できるか

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 インターネットが広く普及して、世の中大きく変わったなと思います。ネット上の「クチコミ」はその代表例の1つでしょう。私自身も、飲食店やお店を選ぶときによく利用しますし、特に初めて利用するお店は、訪れる前からその「クチコミ」でかなり印象が左右されます。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:医療機関のクチコミ情報は信頼できるか
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201810/558351.html

2018年10月18日

[日経DI]生活保護の後発品原則化に思う「悪意なき悪意」

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日も話題にしましたが、今月(2018年10月)から生活保護を受給している患者さんの処方は、後発医薬品での調剤が原則とされましたね。読者の皆様の薬局ではどんな様子でしょうか。幸い、私の薬局では大きなトラブルは生じていませんが、ネットでこの件に関連して不快な思いをした人の声が大きな反響を呼んでいました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:生活保護の後発品原則化に思う「悪意なき悪意」
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201810/558221.html

2018年10月16日

[薬局新聞]どの薬が何日分必要ですか?

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第86回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL86


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 青山先生は日本でも薬剤師として働いた経験がおありですが、カナダとの違いはお感じですか。

「カナダでも日本でも薬剤師のやることは基本変わらないのですが、あえて1つ違いを言えば、カナダの薬剤師は、疾患からその薬物療法そのものを見直す機会が多いですね。保険医療制度の違いもありますが、1) 控除額に到達するまでは完全に患者負担 (保険適用になるのは一部) 2) 処方箋に記載された薬から患者が欲しい薬だけを選ぶことができる、という背景から、患者は本当に必要な薬を最小限もらいたい、と考えているんですよ」

 日本は処方箋に記載のすべてのお薬を渡すことが前提ですので、大きな違いですね。

「ですから患者が処方箋を持ってきた時に、最初に交わす会話は、『今日はどの薬が何日分必要ですか?』なんです。そこで、今日は気管支炎と言われた、腰痛がひどい等々、色々話してくれるわけです。処方された薬が高価だと、他に安価な処方箋薬はないか、OTCで代替できないかなど更に話し合いをすることになります。こういう話をするためには、各疾患の標準治療をNon-prescription therapyからPrescription Therapyまで精通していないといけないので、薬剤師の能力を存分に発揮できる面白さを感じています」

 次回も引き続き、青山先生にお話をお伺いします。


2018年10月12日

[日経DI]「おくすりカウンター」経営破綻を耳にして

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 「スマホで受け付け、駅で受け取り」をコンセプトとした調剤薬局、「おくすりカウンター」の運営会社が、9月末に経営破綻したことがニュースになっています。規模は違いますが、私も過去に薬局を畳んだ経験がありますので、非常に心が痛むとともに、この会社の経営者や従業員の方の気持ちが少し分かるような気がします。おこがましいとは思いつつ、「おくすりカウンター」がうまくいかなかった原因について、私なりに考えてみたいと思います。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「おくすりカウンター」経営破綻を耳にして
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201810/558156.html

2018年10月09日

[薬局新聞]患者の治療へ積極的に関われるカナダの薬剤師

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第85回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL85


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 青山先生は日本でも薬剤師として働いた経験をお持ちですが、カナダと日本との間に違いはお感じですか。

「カナダで薬剤師として働いてみて良かったと感じたことは、やろうと思えば幾らでも患者の治療に積極的に関わることができることです。 Professional Judgementという言葉をこちらでは良く使いますが、薬学的な知識や経験に基づいた薬剤師による状況判断をいいます」

 例えば、どんな事があるのでしょうか。

「毎日飲み続けている薬がなくなってしまった。次の受診日まで1週間分の薬が足りない。カナダの薬剤師は処方箋の延長やエマージェンシーリフィルができるので、薬剤師の権限で薬を渡すケースもあれば、病院で処方箋をもらってきてと言うこともできる。薬剤師一人一人によって対応が違うし、状況によって判断が異なってくるのです」

 日本ではなかなか考えられないことですね。

「海外の薬剤師というと、ワクチン接種や処方権など表面的な部分に目が行きがちですが、実はその時々の判断力が必要とされる職種であると私は考えています。権限を行使できることは責任があって大変ですが、薬剤師の仕事にやりがいをもっている人には最高の場所だと思っています」

 引き続き、青山先生の取り組みについてお伺いいたします。


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