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2017年05月24日

[日経DI]個人薬局のフランチャイズ化には「大反対」

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 厚生労働省保険局長の鈴木康裕氏が、「薬剤師が1人の薬局はフランチャイズのようなかたちも一考に値する」という旨の発言をしたと、複数の業界誌が報道しています。日本保険薬局協会(NPhA)が主催する会で行われた講演ですので、リップサービスがあることも考慮する必要がありますが、今回は薬局のフランチャイズについて少し考えてみたいと思います。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:個人薬局のフランチャイズ化には「大反対」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201705/551371.html

2017年05月17日

[日経DI]「急いでいるんだよ!」と患者さんに言われて

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日のこと、50代の男性が1枚の処方箋を持参しました。処方箋を受け取りレセコンに入力したところ、当薬局を初めて利用する方であることが分かりました。そこで、「初めてのご来局ですので、お手数ですが、こちらにご記入をお願いします」と、その男性に初回質問票を差し出します。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「急いでいるんだよ!」と患者さんに言われて
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201705/551293.html

2017年05月12日

[薬局新聞]人々とのふれあいで関係性をつくる

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第38回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL38


 引き続き、深井ファミリー薬局(大阪府)の金田仁孝先生にお話をお伺いいたします。

 金田先生は薬学部を卒業後、飛び込みで薬局を探し、5年半の研修をなさったと伺いました。

「当時の薬局はOTC販売がメインでしたが、少ないながら処方せん調剤も毎日行い、薬局製剤などの皮膚病相談も研修することができたのは、私の薬剤師人生にとって何物にも代え難い大きな宝物になりました。その後、29歳で深井ファミリー薬局を開局しました」

 開局当初は大変なこともあったようですね。

「大々的にチラシを打った開店セールこそ賑わいましたが、そのあとは閑古鳥が鳴く毎日でした。処方せん調剤も柱の一つにと考えていましたが、しばらくの間は処方せんゼロ枚という日々が続きました。これではどうにもならないと、時折サロンパスなどのOTCを買いに来てくれる地元の人とのふれあいを大切にするようにしていきました。指名された商品をただ売るだけではなく、どういった症状がいつ頃から続いていて、病院にかかったり、何か薬を使っていたのかなどを雑談の中から聞き出して、ラポール(関係性)の形成に注力していきました」

 次回は薬局でのエピソード等についてお話いただきます。


2017年05月09日

[日経DI]クオールは嵐が過ぎ去るのを待っているのか

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 クオールの処方箋付け替え問題ですが、その後も余波が続いていますね。話題になったのは、実務実習に関してで、東京理科大学が同社での実習を辞退したということです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:クオールは嵐が過ぎ去るのを待っているのか
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201705/551222.html

2017年04月27日

[薬局新聞]市民に役立つ薬局目指し開局

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第37回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL37


 今回から、深井ファミリー薬局(大阪府)の金田仁孝先生にお話をお伺いいたします。

 金田先生のご実家は鮮魚卸売業を営んでいらっしゃったそうですが、子供の頃から薬剤師になろうとお考えだったのでしょうか。

「最初から薬剤師と考えていたわけではなく、将来は医師になって無医村で医療をしたいと本気で考えていた時期もあります。また薬学部への進学を考えた際も、研究職に進むこともイメージしていました。しかし、私の父と母が朝早くから夜遅くまで魚を売る様子を見て、知らない間に商人のDNAが刻み込まれていったのではないかと思います」

 すると薬局を開局するのは必然でもあったのですね。

「医者に行く時間もないほどがむしゃらに働いていた両親は自分達の健康は自分で守るしかないという信念を持っていて、かかりつけの薬屋さんにいつも相談に行ってかぜ薬などを買ってきていました。今で言う、「セルフメディケーション」ですね。そんな原体験があったので、研究職ではなく、薬局を自分で開局して市民の役に立ちたいと思っていったのかもしれません」

 次回以降、金田先生の開局にまつわるエピソードや取り組みについてお伺いいたします。


2017年04月25日

[日経DI]財務省の薬価制度の改革資料に驚き

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 財務省の財政制度等審議会財政制度分科会が4月20日に開催され、その資料がウェブサイト上で公開されています。既にご覧になった方も多いのではないかと思います。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:財務省の薬価制度の改革資料に驚き
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201704/551066.html

2017年04月18日

[日経DI]クオールの処方箋付け替え問題を耳にして

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 報道から知る情報のみですが、大手調剤薬局チェーンのクオールが秋田県において、処方箋の付け替えを行ったそうです。付け替えというのは簡単に言えば、ある患者がA薬局に持ち込んだ処方箋を、実際には調剤していないB薬局で保険請求を行うことです。これによりA薬局とB薬局の処方箋集中率が変動するので、調剤基本料などが変わり、薬局の収入に大きく影響する可能性があります。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:クオールの処方箋付け替え問題を耳にして
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201704/551003.html

2017年04月15日

[薬局新聞]「かかりつけ薬剤師」への様々な意見

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第36回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL36


 中医協において、平成30年の調剤報酬改定に向けた議論が活発になってきています。中でも注目は、平成28年の改定で新設された「かかりつけ薬剤師」について。ネット上でも様々な意見が飛び交っています。

 かかりつけ薬剤師に対して、中医協では支払い側、診療側の双方から批判の声が上がっていますが、「制度が設定してあるのに「点数を取りすぎだ」は乱暴な意見」と。また、1年しか経過していない段階で「どう評価するかを設定せずにお金を取りすぎだからダメというのは、拙い議論」だとの指摘もあります。

 大手チェーンが槍玉に上がっていることについては、「ジェネリックのノルマは歓迎、かかりつけ取得の拡大は攻撃、と都合が良すぎる」とバッサリ。国が薬剤師に方向性を示して点数をつけているのに「大手がやると、点数をとるためだけの薬剤師と揶揄される」のはおかしいというのは、たしかに一理あります。

 一方、実際に大手チェーン勤務の人からは「かかりつけ薬剤師の同意を患者全員から取るように上司から言われますが、モチベーションを保てない」という声も。働いている薬剤師も、悩みを抱えていそうです。

 引き続き、中医協での議論を注視してゆきたいと思います。


2017年04月11日

[日経DI]薬剤師・薬局に実績が求められる時代に

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 薬局業界でしばらく前から、「KPI」というちょっと聞き慣れない言葉がちらほらと話題になっています。私たちも日常的に、CYP(薬物代謝酵素チトクローム450)とかBUN(尿素窒素)といったようにアルファベット3文字の言葉を頻用していますが、KPIとは一体何なのでしょうか。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:薬剤師・薬局に実績が求められる時代に
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201704/550935.html

2017年04月06日

[薬局新聞]笑顔の数を増やす薬局へ

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第35回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL35


 引き続き、ヒルマ薬局(東京都)の比留間康二郎先生にお話をお伺いいたします。

 ドリームマップをどのように活かしているのでしょうか。

「夢が叶うと人はハッピーになり、ハッピーになると幸せホルモンが出て元気になります。すると周りの人や社会も元気になり、その元気が自分にまた帰ってくる。夢の実現はこの繰り返しだと思うのです。医療の最終的な目標は目の前のお客様を笑顔にすることだと思います。お客様が最期をどのように迎えたいのか、どういう人生を歩みたいのか。私たち薬剤師は薬だけでなく人の想いもしっかりと乗せてお薬を渡していかなければなりません」

 比留間先生には野望がおありだとか。

「はい、お客様といっしょに作る夢を薬局の壁いっぱいに敷き詰めることです。それを見て『みんな夢かなえているかな?』と思いをはせるのが楽しくてたまりません。お客様も自分の夢の確認をするために薬局に薬をもらいに来る。その夢は子供へと受け継がれていく。それがやがて道行く人にも伝播して、地域にも広がり、日本、そして世界に広がり、皆の夢が叶っていく!笑顔の数が増え、世の中自体が幸せになっていく。私はそんな薬局を作っていきます」

 比留間先生、4回に渡ってありがとうございました。


2017年04月05日

[日経DI]現場の良心や自律を頼りにできない悲しい現実

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 来年4月の2018年度調剤報酬改定に向けて、中央社会保険医療協議会(中医協)での議論が活発になってきました。中でも、「かかりつけ薬剤師」については、診療側からも支払い側からも、非常に厳しい声が上がっていると報道されています。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:現場の良心や自律を頼りにできない悲しい現実
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201704/550786.html

2017年03月28日

[日経DI]医療従事者の不適切な行動を防ぐ手立ては?

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 3月半ば、広島県福山市の福山友愛病院で薬剤の不適切な投与があったという新聞報道がありました。念のために概要を紹介すると、2016年11〜12月に、パーキンソン病治療薬のレキップ(一般名ロピニロール塩酸塩)を本来は必要がない統合失調症などの患者6人に投与したというものです。同病院の法人の理事を務める医師(既に退職済み)が、同薬の使用期限が迫っていることを知り、在庫処分のために不必要な投与を行ったことが理由の1つだったと報道されています。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:医療従事者の不適切な行動を防ぐ手立ては?
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201703/550704.html

2017年03月25日

[薬局新聞]4つの視点をもつ"ドリームマップ"

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第34回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL34


 引き続き、ヒルマ薬局(東京都)の比留間康二郎先生にお話をお伺いいたします。

 「お客様の夢」が大切だと、前回お伺いしました。

「確かにエビデンスが大事な医療の世界です。でもそれだけでは語れない奇跡がたくさん起きているのも現実です。お客様が「生きる目標」を見つけたとき、薬は最大の力を発揮し、その人をより健康の道へといざなってくれると思うのです。この生きる目標が「お客様の夢」だと私は確信しています」

 その「お客様の夢」を、ヒルマ薬局ではドリームマップと名付けていらっしゃるのですよね。

「文字通り「夢の地図」です。ただ、自分の夢を見つけるだけでなく、自分の現在地を認識し、最終的な人生の目的を見つけ出し、そこに行くための階段を昇っていくための手筈がドリームマップにはあります。そして、自利利他の精神を大事にしていて自分の夢が叶った時に人を悲しませることをOKとしないのがドリームマップのすごさです。ドリームマップには、「自分のかなえたい夢」・「その時の自分の心の持ちよう」・「他者に対してどう関わっているか」・「地域・社会・世界に対してどう関わっているか」の4つの視点があります」

 次回もドリームマップのお話をお伺いいたします。


2017年03月22日

[日経DI]門前の食事処にて、ふと門前薬局を考える



DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先週末、卒業式が済んだ小学生の息子を連れて、旅行に行ってきました。息子の強い希望があり、場所は岩手県の平泉、目的は世界遺産にもなっている中尊寺金色堂を参拝することです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:門前の食事処にて、ふと門前薬局を考える
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201703/550634.html

2017年03月16日

[薬局新聞]相手に寄り添う服薬指導

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第33回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL33


 引き続き、ヒルマ薬局(東京都)の比留間康二郎先生にお話をお伺いいたします。

 比留間先生は、常々疑問に思っていることがおありだとうかがいました。

「私が薬を渡している中で、『この人には本当にこんなに薬が必要なのか?』と思うことがしばしばあります。ポリファーマーシーなんて言葉が最近よく聞かれますが、薬の専門家としての知識は私にはまだまだです。わからないこともたくさんあります。そんな中でも服薬指導をしていてよく感じることが『自分は本当にお客様に寄り添った服薬指導ができているのか?』という事です。医療者が思う「治る」とお客様が思う「治る」にはかけ離れた思いがあると感じているからです」

 相手に寄り添った服薬指導を模索しているのですね。

「ヒントとなったのが「お客様の夢」でした。医療において最後のゲートキーパーである私たち薬剤師は、今まさに「お客様の夢を見つけること」が求められているのではないかと思います。かかりつけ薬剤師とは「薬」だけを見ていればいいわけではありません。『その人がその人らしく生きるよう尊重して関わる』ことが大事だと考えています」

 次回も引き続き、比留間先生の関わりについてお伺いいたします。


2017年03月09日

[日経DI]「これ以上はやっていけません」と言えるか

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 ヤマト運輸が今秋をめどに全面的な値上げを目指すなど、抜本的な見直しに着手するという話がニュースになっています。その理由として、人手不足が挙げられていますが、その背景には構造的な問題があるようです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「これ以上はやっていけません」と言えるか
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201703/550520.html

2017年03月04日

[review]薬局で使える実践薬学



3月2日に発売になりました「薬局で使える実践薬学」。SNSなどでは既に多くの方が入手している報告があるようですが、当ブログでもご紹介いたしましょう。何と言っても、山本雄一郎氏の著書ですからスルーする訳にはいきません(笑)

ご存知のように、山本氏は日経DIで「薬局にソクラテスがやってきた」というコラムを連載しています。今回の書籍はその連載の内容をベースに、大幅加筆、そして書き下ろしをした内容となっています。

ですので、内容的にはものすごく充実しています。ネットで予約をすると気が付きませんが、書籍の厚さはかなりのもの。3cmに迫ろうというその厚さは、その重さとも相まって「鈍器」と呼ぶ人も出ているほどです。ご参考までに厚さはこんな感じです。

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2017年03月02日

[薬局新聞]心のよりどころとなる薬剤師に

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第32回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL32


 今回から、ヒルマ薬局(東京都)の比留間康二郎先生にお話をお伺いいたします。

 比留間先生は非常に幅広い活動をなさっていらっしゃるのですよね。

「私は92年続くヒルマ薬局の4代目、「小豆沢店の若旦那」なんて呼んでくださる方もいらっしゃいます。薬局で働く傍ら、板橋区薬剤師会の理事や母校である東京薬科大学の講師としても、お仕事をさせていただいています。小学生とその親御さん向けに薬の講演を行ったり、また東日本大震災、熊本地震でのボランティア活動にも取り組んでいます」

 比留間先生は93歳のご祖母様と一緒に働いていることを、非常に誇りに思っていらっしゃるのですよね。

「私は薬師如来になることを目標にしています。薬師如来を感じに京都のお寺に行ったり、写真集を買って毎日眺めたりもしています(笑)でも、仏像は何も答えてくれない……。そんな時ふと、この身近にいる祖母こそが、私の目指す薬師如来なのだということに気が付きました。お客様から愛され続け、薬剤師という仕事をずっと続けている祖母は、薬局のコンセプトでもある「心のよりどころ」そのものでした。薬剤師があるべき姿を私に教えてくれる存在です。ヒルマ薬局に産まれてきたことを私は誇りに思っています」

 次回以降、具体的な取り組みについてお伺いいたします。


2017年03月01日

[日経DI]「鑑査システム」とかけて「レジ打ち」と解く

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 昨年(2016年)8月の話になりますが、私の薬局に医薬品の調剤鑑査システムを導入しました。既に多くの薬局で導入されているでしょうから、周回遅れの話題になってしまうかもしれませんが、半年間使ってみての感想などをご紹介したいと思います。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「鑑査システム」とかけて「レジ打ち」と解く
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201703/550347.html

2017年02月25日

[薬局新聞]ハーボニー偽薬問題への指摘と現状

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第31回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL31


 先月、ハーボニーの偽造医薬品が出回った事件がありました。非常に衝撃的であり、ネット上でもいろいろな声が聞かれましたので、ご紹介します。

 これまで偽造医薬品の心配がなかった日本で起こったことについては、「まさか日本で起こるとは思わなかった」「日本の医薬品業界にも偽薬が出回るようになってきたのか」と驚きの声があがっている一方、「ネット通販では割とあること」「食品に比べればまだまだ安全」という冷静な声も。

 当該薬局や卸に対しては、「箱と添付文書がなくて購入することがおかしい」との指摘があり、更に「患者さんが気づく前に何故薬局で気付けなかったのか」という厳しい声も。医薬品の流通ルートに対する疑問が指摘されています。

 その一方、「ハーボニー偽薬問題はあってはならないけど、現場の薬局は死活問題。キレイゴト言っても一円でも安く仕入れたいというのが本音」という現場の切実な声も。

「薬局の業務は対物業務があっての対人業務だということ」という全体を俯瞰する意見もありましたが、今回の事件については「トカゲのしっぽ切りで終わりそうだ」という懸念も指摘されています。

 今後の行政の対応や処分等が注目されます。


2017年02月22日

[日経DI]オーソライズド・ジェネリックへの釈然としない思いの正体

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先週のある日、卸MS氏に案内してもらったのをきっかけに知ったのですが、第一三共エスファがオーソライズド・ジェネリック(AG)の販売を強化するとのこと。同社のホームページにもその旨のアナウンスが掲載されています。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:オーソライズド・ジェネリックへの釈然としない思いの正体
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201702/550257.html

2017年02月16日

[日経DI]ハーボニー偽造品問題、日薬の対応に疑問

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先月、C型肝炎治療薬のハーボニー(一般名レジパスビルアセトン付加物・ソホスブビル)の偽造物が出回り世間を騒がせました。事件の全容を知るにはまだ至りませんが、報道などから断片的にいろいろな情報が入ってきて、ぼんやりと全体像が見えてきた感じです。ただ、最近、厚生労働省や製薬企業などから追加の注意喚起やアナウンスはなく、現場としてははっきりしない状況で、このまま忘れ去られてしまうのではないかと少し心配です。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:ハーボニー偽造品問題、日薬の対応に疑問
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201702/550160.html

2017年02月09日

[薬局新聞]正確な情報発信と対面サポート

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第30回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL30


 引き続き、ファイン薬局住道店(大阪府)の田村かおり先生にお話をお伺いいたします。

 ネット上にある医療情報に対して、危惧していることがおありだと。

「昨年、医療情報のキュレーションサイト「WELQ問題」がありました。インターネット上の医療情報は玉石混交です。一般の人が検索しても正確な情報にたどり着くのは難しいです。薬剤師である私が検索しても最初に出てくるのは怪しげな情報サイトです。国民が情報を理解し自ら生活・体調管理ができるようになってもらうことが 国民と医療従事者共に健やかでいられると思います」

 どのような形がよいとお考えでしょうか。

「ネット記事と対面による患者応需は相互補完関係になるのが理想だと考えます。どうしても直接対面する患者さんの数が多すぎて、ひとりひとりに対応する時間が取れない。まっとうな情報を理解できる患者さんは医療従事者が責任を持って発信する情報を読み、それでも理解できない部分を対面で対応する。そのためには生活に即したまっとうな情報が広い範囲で数多く必要です。私もブログを書いていますが、薬剤師全体がもっと情報発信することが肝要です」

 田村先生、4回に渡ってありがとうございました。


「くすりや」の「現場」
http://miyaq.hatenablog.com/

2017年02月07日

[日経DI]薬剤師と警察官に共通する仕事の特徴とは

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 警察官が巡回で私の薬局を、だいたい2〜3カ月に1回のペースで訪れます。いえ、もちろん、私が決して悪いことをしたとか、人相が悪いのでマークされているだとかではありません(笑)。答えは、私の薬局では毒物劇物を扱っているため、その販売状況の確認に訪れる、というものです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:薬剤師と警察官に共通する仕事の特徴とは
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201702/550079.html

2017年02月03日

[薬局新聞]SNSや人の輪を活かして情報収集

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第29回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL29


 引き続き、ファイン薬局住道店(大阪府)の田村かおり先生にお話をお伺いいたします。

 田村先生は主にTwitterやFB(Facebook)で情報収集を行っているのですよね。

「SNS上には、医薬品の回収情報や副作用情報などを情報提供してくれる人がいます。メーカーのサイトやPMDAに掲載されるより前に情報を得ることもあります。Twitterならば複数のアカウントを持つことも可能なので、医療情報を集めるためのアカウントを作ることを提案します。SNSは業務が忙しく、なかなか時間が取れない場合にも有用なツールとなります」

 ネットでの情報収集はもはや薬剤師の必須スキルと言ってもいいかもしれません。

「薬剤師会は何もしてくれない、行政は周知してくれないというけれども、専門職なら自分で取りに行く姿勢が必要です。もちろん、情報を収集するだけでなく、厚生労働省やPMDA、各メーカーのサイトや出典を調べる等、裏取りは必要です。またネット上だけでなく、近隣の薬局の人と仲良くなったり、大学や元職場の人の関係で人の輪を作るのも十分価値があります。研修会で知り合った他の薬剤師や、講師の方と名刺交換をしてFBでつながるのもいい方法です。他の薬剤師のやり方を見る機会がぐんと増えます」

 次回は、情報発信についてもお伺いいたします。


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