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2014年12月02日
レボフロキサシンOD錠「トーワ」の大きさに驚愕!
12月の後発医薬品収載。レボフロキサシンは30社以上から発売されるとも言われていますが、その中でOD錠(口腔内崩壊錠)が東和薬品から出てくるとのこと。製剤見本をいただきました。
こちらがレボフロキサシンOD錠500r「トーワ」。

そしてこちらがレボフロキサシンOD錠250r「トーワ」です。

製剤見本のパッケージにもOD錠(口腔内崩壊錠)であることがしっかりと記載されています。

開けてみますと、いやはやその大きさに驚きました。まずは500rの方から。
1錠でさえ、この圧倒的存在感。

直径はなんと16.0mm、そして厚さが6.9mm、重さは1400rです。OD錠というのは、製剤的に普通錠より大きくなることは必然なのでしょうが、それにしてもデカい!
どーん!!

裏面はこんな感じ。しかし1列に収まらず、PTPに2列になっているあたり、大きさを実感しますね。

レボフロキサシン錠500r「トーワ」(普通錠)と並べてみます。

左から、クラビット錠500r、レボフロキサシン錠500r「トーワ」、レボフロキサシンOD錠500r「トーワ」の順です。東和薬品の普通錠は、クラビット錠よりも薄くてエッジがマイルドですね。

続いて、レボフロキサシンOD錠250r「トーワ」。こちらはまだ許容範囲(?)でしょうか。

500r1錠よりも、250rを2錠服用する方が、大きさの面では、心理的な抵抗も少ないかもしれません。

PTPの裏面です。

レボフロキサシンOD錠「トーワ」の250r(左)と500r(右)。うーむ……。

レボフロキサシン錠「トーワ」のOD錠250r(左)と普通錠500r(真ん中)、そしてOD錠500r(右)。

普通錠の発売が多い中、東和薬品からODが出るということでやや期待もしていました(東和はODを得意としていますし)。ただこの大きさ、やはり躊躇しますね。
もちろんそのまま飲み込まなくても服用は可能ですが、この圧倒的な大きさを前にしますと、正直……。患者さんが目にした時の反応が、容易に目に浮かびます(苦笑)
服用感などはまだ試していませんので、機会がありましたらレポートしたいと思います。
▽ 初めの一歩は絵で学ぶ 薬理学

21:41
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| 医薬品情報(医療用)
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とはいえ東和薬品はOD錠の他に内用液も発売します。動画でも紹介された持田製薬の『GEMTAB』など先発品にない剤形や独自技術を積極的に発売するメーカーは好感がもてます。
後日、「様々な方々から、ご指摘、ご批判をいただいています。製剤担当者へも伝え、改善につとめます」という返答がありました。
開発段階で誰もそういう指摘をしなかったのか?
コメントありがとうございます。
そういえばRACTABってありましたね!
剤形の選択肢が増えることは患者さんにとってはメリットも大きいので、私たち現場の人間がうまく提案できるといいですよね。
>誠実な薬剤師様
コメントありがとうございます。
やはりこの大きさになると唾液だけでは厳しいものがあるのですね。私のところの担当者は、「250rを2錠がいいかもしれません」と、誠実に(笑)提案をしてくれました。