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2015年03月05日

[薬局新聞]被災地でのお薬手帳の有用性実感

薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第111回です。

ソーシャルPメンター&ニュース111


 引き続き、会営石巻医薬品センター薬局薬局長の丹野佳郎先生にお話をお伺いします。

 東日本大震災の際、お薬手帳が大変役に立ったと聞きます。

「山田南小学校の仮設診療所では、地元の医師の診察と薬剤師による投薬が震災直後から行われました。お薬手帳があるのとないのでは診察にかかる時間が大きく違ったと感じます。薬の在庫の関係もあり短期で処方され、同効薬への変更が頻繁に行われ、前回と何が変わったのかの確認手段は、お薬手帳しかありませんでした」。

 電子化されたものではなく、紙のお薬手帳が有用だったということですね。

「医療従事者はお薬手帳をカルテ兼薬歴といった位置づけで認識していました。血圧などの変化も記録され、単純に薬剤の記録帳としてではなく、総合的な医療情報共有ツールとして活用されていました。また、統合・閉鎖や環境問題などで避難所を移る人も少なくありませんが、そうした方への投薬の際は、処方の変化を把握することが容易にでき、非常に有用だったと思います」。

 次回は震災を通じて先生が感じたことについてお話しいただきます。


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