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2006年10月13日

フェルナビオンを使ってみました

大原薬品工業から発売されているフェルナビオンという貼付剤があります。位置づけとしてはセルタッチの後発品ということになりますが「温感タイプ」で、その名の通り温かくなります。

セルタッチ添付文書
薬価 : 28.8円/枚
薬価コード : 2649731S1020

フェルナビオン添付文書
薬価 : 17.5円/枚
薬価コード : 2649731S1119

0610131.JPG
フェルナビオン製剤見本

メーカーMR氏は「後発医薬品への変更に基づき、セルタッチからの変更が可能です」と仰っていましたが、どうなんでしょう。薬価コード上は問題なくても単に変更するとなるとちょっと問題もありそうです。

しかしながら製剤としては面白いのではないでしょうか。医療用の温かいシップと言えば温シップくらいですので、そういう意味ではいいところに目をつけたのではないかと思います。

位置づけはセルタッチの後発でも、いっそのことその肩書き?を外したほうがいいのではないでしょうか?>メーカー殿

肝心のシップはこんな感じです。

0610133.JPG
袋から取り出したところ

ライナーを外すのが非常に容易でした。こんな構造になっています。

0610134.JPG 0610135.JPG
ライナーは中央で互い違いになっている

貼り付きについては申し分ないといったところでしょうか。割と頻繁に動く部位(手首)に4時間ちょっと貼ってみたのですが、別途テープなどの使用なしでも剥がれてくる感じはありませんでした。

製造元は岡山大鵬とのことなので、シップに関しての技術力もそれなりにしっかりしているのでしょう。

「温感」という部分についてですが、実感としては「貼付後、30-40分程経過した頃にジワジワと温かくなっているのを感じる」といった具合です。

シップの入った袋の裏側に、貼り方についての説明があるのもよいのではないかと思います。これは見本だけってわけじゃないですよね?

0610132.JPG
切り込みの入れ方など図説

個人的に一つ失敗だったのが、入浴直前まで貼付していたこと。温感を出すためのトウガラシエキスが入っていますので、熱いお湯と相まってしばらくはヒリヒリでした。

普段温シップをお渡しする際は「入浴する30分前には剥がしてくださいね」とお伝えしているのに、自分はこの有り様です。身をもって体験したことで、今後はリアリティあるお話ができるってことでよしとしましょうか。
13:41 | Comment(10) | ウラ

この記事へのコメント
お世話になってます。
後発ではありませんがラクティオンパップやフルルバンも温感ですね。ラクティオンやフェルナビオンのように「オン」の記載があれば温感だとわかるのですが、フルルバンは患者さんに言われるまで気付きませんでした(^^;
Posted by 一路 at 2006年10月13日 18:41
はじめまして^^
某外用薬メーカにて品質保証をやっていたことのある薬局薬剤師です。

第2世代のパップ剤いわゆる経皮吸収型のパップ剤は、合剤が確か認められていなかったと思います。
温感の主体となるトウガラシエキスを成分にしてしまうと・・・合剤になってしまうので、添付文書上、トウガラシエキスは、香料扱いになっています。(もちろん香料程度しか配合されていないはずです。組成はトップシークレットだと思うので・・・まぁ香料の上限値まで入れてある?)

第一世代のMS温シップのように、製品名に「温」という文字が入れれないのは、そういう理由からだと思います。

ですが・・・・あくまで香料として入れた「トウガラシエキス」の効果として(この場合はSEまたはADRというべき??)温感があるために

「温感タイプ」と・・・・・苦肉の策!?


余談ですが・・・・品質保証のときにずっとトウガラシエキスの定量分析法を研究していて・・・・
香料程度のエキス含量でどの程度の温感が得られるの?と思っていましたけど・・・・
ラクティオンを貼付してみてびっくりしました!!思った以上の温感を得ることにびっくり!!

トウガラシエキス(カプサイシン)の実験をした後・・・トイレに行くのが怖かったなぁ。
気がつかないうちに・・・手にカプサイシンが・・・言いたいことは。。。ご想像にお任せします^^
Posted by 鉄腕下条アトム at 2006年10月13日 21:53
カプサイシン・・・あれは凶器になりえます!

えぇ、なりますとも・・・orz 
Posted by さつき at 2006年10月13日 22:46
漢方温泉、とかいうところに入った時、トウガラシエキスたっぷりだったことがあります。
添付文書にも本剤を使用した後に粘膜に触れることを警告しているのも頷けますね。

本当にすごいですよ・・・
Posted by @DRK at 2006年10月13日 23:52
セルタッチは本当かどうかは知りませんが無臭性であり「刺激が少ない」とMRさんらはいいます。
でもその後発品が、全く反対の温感タイプとは・・・・
これこそ、「話が違う!」って感じです。。
皮膚に触れるものであり、すぐにわかってしまいますよね。
これこそ、「ジェネリックは同じ成分・効能」というのが非現実的なことを示しているような・・
JAROに言いつけたくなりますね。。
Posted by Miya at 2006年10月14日 16:41
>一路様
いつもお世話になります。
お恥ずかしながら知りませんでした>「オン」の記載があれば温感。フルルバンの袋が赤いのはそのためですね。

>鉄腕下条アトム様
はじめまして、コメントいただきありがとうございます。なかなか聞けない貴重な情報、感謝いたします。

フェルナビオンについてもやはり「香料(トウガラシエキス、l-メントール)」という表現になっていました。そういった理由があるのですね。
それでもフェルナビオンはそれなりの温感が得られました。

しかしカプサイシンの付いた手でトイレ、想像しただけでも…。
何か経験がおありですか?(笑>さつき様

>@DRK様
トウガラシエキスの温泉なんていうのがあるんですか!?粘膜はもちろん気をつけなければでしょうが、体は平気なんですかね。

>Miya様
個人的にはこの場合、単に「後発医薬品への変更可」はやはり難しいと考えます。製品がいいものでしたら、なにも「セルタッチの後発品」として売る必要はないと思うのですが…。
Posted by くま☆ at 2006年10月14日 17:58
昔MRとしてフルルバンを売っていました。
フルルバンは最初後発みたいな感じで別メーカーが売っていたのですが(後発品ではないです)、
途中から基材にノニル酸ワリニルアミドというカプサイシンに近いものを添加して
フルルビプロフェン3社で再発売となりました。
文書上では(微)温感タイプと理解するのは難しいですね。
実際フルルバンは暖かくとまではなりませんが、肌の弱い人は真っ赤になるみたいです。

ただ、MS温シップでも実際の肌の温度は下がっているというデータがありました。
Posted by kense at 2006年10月14日 20:38
フェルナビオンとセルタッチを同時に足首に貼って比べてみましたが、個人的にはフェルナビオンのほうが冷たい!?という印象でした。これで温シップと言っていいのかな。。。 トウガラシエキスの影響で剥がして1時間後くらいに運動をしたらヒリヒリしましたね。温シップと共食いをしないことを祈っています(笑)
Posted by レッド at 2006年10月14日 20:55
ノニル酸ワリニルアミドは、合成カプサイシンです^^
ちなみに・・・・カプサイシンは、トリテルペンですし、構造がバニリンに似ていますから「バニラ様」の匂いがします^^

SIGMAの試薬のカプサイシンの匂いを嗅いでいて・・・おもいっきり吸い込んでしまい!!
鼻血がどば〜〜〜〜と!!痛い経験ばかりのカプサイシンです。
Posted by 鉄腕下条アトム at 2006年10月15日 15:54
>kense様
フルルバンはそういった経緯があるのですね。ノニル酸ワニリルアミドはGSプラスターHやハリホットなどにも入っていますよね。それが温感の元となるわけですね。

>レッド様
なるほど、セルタッチと両方同時に貼ってみれば違いはよく分かりますね。しかしフェルナビオンの方が冷たく感じたとは…。
温シップとは値段的にもいい勝負なので食い合いになる可能性はあるかもしれませんね。

>鉄腕下条アトム様
それで納得です>合成カプサイシン
しかし香りがバニラ様とは何とも意外な感じもします。鼻血が出るくらいですので口に入れたら大変なことになるのでしょうね。
Posted by くま☆ at 2006年10月16日 18:50
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