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2006年10月27日

[後発医薬品]薬局が使用促進の足を引っ張る?

武田経済課長 後発品の使用促進、薬局は「足を引っ張るな」(RISFAX)

当ブログ10月24日の記事「後発医薬品が調剤されたのは全処方せんの2%」でもご紹介いたしましたが、薬局で後発医薬品の調剤が少ないという調査結果を受け、

「業界全体としてきちっと(後発遺品の普及に)取り組んで、足を引っ張らないでほしい」


と述べられたとのことです。

これは現場に対して、あまりに理解のない発言ではないでしょうか。

そもそも見切り発車的な感の強い処方せん様式変更に加え、先発品との効能・効果の違いの放置など、厚生労働省としてやるべきこともやらずにこういった発言ばかり耳に入ってくるのは非常に心外ですね。

個人的なことを言わせてもらうならば「後発医薬品使用促進」云々は別にしても、患者さんの選択権ということを念頭に置き、「参加型医療」に少しでも近づけるべく認知・アナウンスをしているつもりです。

それを数字だけ見て「薬局での調剤があまりに少ない」と評価されてしまったのでは、腹立たしさも、悲しさも通り越して、本当に哀れになってきます。

このやり場のない思い、どこに持っていったらいいんでしょうか…。



とはいえ、日本のこの保険医療制度の下において厚生労働省は言ってみれば「神様」的な位置にいるんですよね、制度をコントロールできるという点においては。

「薬局の後発品使用が少ないですよ」と言われれば、後発品を利用するか、もしくは退場するか。

遠からず決断を迫られる日が来るのでしょうか。

この記事へのコメント
関係各所が総合的に使用促進しないといけないのに、薬局のみを批判するのは筋違いですね。

薬局として出来ることは、変更可能処方箋において、「ジェネリックに変更することも出来ますがいかがなさいますか」と薬局側から患者さんに確認することでしょうか。
もちろん患者さんは「ジェネリックでも大丈夫でしょうか」と聞き返すので、そこにスマートに答えることが絶対に必要になりますが。
(患者さんが処方箋の「変更可」の文字まで意識して見ているか疑問ですので、確認する意味でも聞いてみるべきかと)
Posted by @DRK at 2006年10月27日 20:02
開いた口がふさがりませんでした
厚労省よ やることやらないで薬局にのみ押しつけしたところでなにもかわりませんよ。

いえ フィーを上げろとはいってません。せめて厚労省でやることやってから言ってください。
医療費が下ればそれでいいんですか?提供される医療の質は問題ではありませんか?

といった感じですね。
これをみた薬剤師はますますジェネリックシフトを懸念するかもしれませんね。
Posted by かえぱぱ at 2006年10月28日 00:33
この武田さんという方、なぁんて官僚らしい素敵な思考の持ち主様でしょう (´▽`)ウットリ

ひとまず

「ウチの薬局に来て、1週間待合室にぼけっと座って様子みてろ!(-_-#)」

そしたら誰が悪いかハッキリ解るから。


薬剤費抑制の主軸として、自分達が (机上の理論で) 完璧に練り上げ、いくつかの (小手先の) 制度改正を伴って (十分な準備期間を置かず) 鳴り物入りで実行に移したはずの ” (穴だらけの) 後発品使用促進プラン” だったのに、現時点で後発品への変更率は当初の目標値に遥かに及ばない。

自分達の打ち出した制度には不備があるはずがない (と言わないと責任問題だし) ので、 (いつものように) 現場に責任があるのだ (ということにしよっと♪) 。

という論法でしょ、どうせ。
※注:()内は読み飛ばして下さい (´ー`)

更に突っ込み入れると、医師サイドに責任被せると医師会が何かと煩いし、医師会敵に回したところで立場上得することなんてないから、敵に回しても全く害のない薬局サイドをターゲットロックオン、というところでしょ。ぐれいと。

んじゃまぁ、とりあえず、あなたの一族縁者全員、今後は後発品に変えられる薬は全部変えてくださいよ、ドクターに自ら申し出て。
少なくとも私は邪魔しないですし。
あ、後発品は銘柄指定でいいですよ。
「後発品への変更」に関して責任取りたくないですから。少なくともあなた方が動かし始めた制度の下では。
ただし、モノが納品されるまでは大人しくお待ちください。
Posted by さつき at 2006年10月28日 00:51
 うむ、後発品に変えるには勇気がいる私です。

 薬の服用をほんのちょっと怠っただけでけいれんを起こして救急車に乗ってしまった輩だけになおさらです。

 公の方に言います。十分な広報がありません。十分な資料がありません。整備されていません。ただ医療費が下がるというだけでは説得力がありません。

 予算削減ありき、でこの物事を推進しようとしているのではないかと思ってしまう私です。

 後発医薬品の予算削減効果を示す資料を見たことがありません。つまり全員が後発医薬品を望んだ場合の節税効果はどれくらいか、計算していないでこんな発言はないでしょう。

 闇雲にあせらないで動向を見守る姿勢が欲しいと思い今日この頃です。
Posted by さんまん at 2006年10月28日 06:21
後発品の使用は薬局−薬剤師の最良が大幅に加わるいい機会だったのでは??

それを「足をひっぱる」ということは薬剤師は後発品使用に否定的と言いたいのだろうか。。

実際どうなんです??薬剤師さん方は。。
Posted by よのなか3 at 2006年10月28日 13:47
こういう話聞いてて哀しくなるんですが、医療をどうこうとかじゃなくて単に数字上の「ジェネリックの比率をあげる」「医療費を減らす」しか考えてないんでしょう・・きっと。
それが自分の評価になるんでしょうね。

責任転嫁する前に、なぜジェネリックが予想以上に普及しないのか、それをまず自分の頭で考えるのが先ではないかと思います。「足をひっぱる」とはすごい台詞です。だったら、街頭で声はりあげて宣伝したらどうなの?っていいたくなるし、お役所関係者への処方は全部ジェネリックしか認めないとかしたらいいのにって思います。

実際、病院にしても薬局にしても「儲けが減るのが嫌で」ジェネリックにしない訳ではないだろうし、別にジェネリックだって使ってますよね。今までのくすりにだってジェネリックはたくさんあるんだから。

まだ後発品変更可のシステムになって半年ですよ。
そんなにどんどん普及するほうがおかしいですよ。

それとちょっと気になってるんでけど「ジェネリック薬品」の定義は日本と海外って一緒なんですかねぇ?


Posted by Miya at 2006年10月28日 14:44
>@DRK様
個々の薬局・薬剤師によって後発医薬品へのスタンスは異なっても、仰るように「薬局側から患者さんに確認すること」が最初のステップだと思います。

処方せん様式の変更がきちんとなされていますと、サインがなくとも欄がありますので、話もしやすい環境にはなってきています。


>かえぱぱ様
現状の原因をきちんと分析せず(これから聞き取りなどするようですが)薬局に責任を押し付けることの無責任さには、返す言葉がありません。


>さつき様
ウットリしてるかと思ったら、ちゃんと落とすところで落としてくれました(笑

「○○%は行くだろう」という読みとは、恐らくかなりの隔たりがあるのでしょうね。正に「机上の空論」でしょう。この先、薬局にどんな飴?鞭?を持ってくるのでしょうか。


>さんまん様
国は医療費削減策として後発医薬品促進を打ち出しています。それなりの試算はしているのでしょうね。
ある程度時間がかかりそうなものなのですが、早く結果が欲しいのでしょうね。


>よのなか3様
後発医薬品に対して薬剤師がどうなのか、というのはいろいろなスタンスがあるので一口には表現しにくいですね。
しかしこの状況ですので、個人の主義主張とは別に「使っていかざるを得ない状況」というのが生まれてくるのかもしれません。


>Miya様
デッドストックのことなどを考えないと言えば嘘になりますが、そういった提供側の都合は二の次というところが多いですよね。

ジェネリック医薬品の定義は日本と海外では少し違っているのではないでしょうか。

日本:ジェネリック医薬品=後発医薬品

海外:ジェネリック医薬品=ノンブランド(一般名=generic name)

といった感じだと思います。
Posted by くま☆ at 2006年10月28日 17:56
ですよね、東和薬品のHPやWikiをみてもそういう風に書かれてます。
となると、今の「一般名処方が普及してない」状態で%を比べても仕方がないと思うんですけどねぇ・・・・
頭の固いお役人にはわからないのかな・・・
でも後発医薬品ってメチコバールとかもそうですよね。
結構使ってると思うし、しっかりしたメーカーがしっかりサポートして出してくれれば十分普及すると思いますけどねぇ。。。
Posted by Miya at 2006年10月28日 19:26
>Miya様
全く仰るとおりです。制度や生活習慣、もっと言えば宗教や政治などの考え方も全然違うのに比較することはナンセンスですよね。
薬局など現場の尻を叩く事よりも先に、もっと大切なことがあると思います。
Posted by くま☆ at 2006年10月30日 14:07
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