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2006年10月30日

[後発品]数値目標が必要なのか

【厚労省経済課】後発薬促進でヒアリング‐NPhAは1年後に28%目標(薬事日報)

日薬の曖昧な言い方

「決して反対の立場ではなく、協力するスタンス」


というのも決して褒められたものではないでしょうが、NPhAが数値目標を設定することには大きな違和感を感じます。

NPhAは、会員薬局が月間1%「上乗せ」を努力することにより、概ね1年後には28〜29%の後発医薬品使用を達成させたいと、具体的な目標値を打ち出した


「日薬は職能団体、NPhAは企業団体」と言った人がいますが、それを如実に表していますね。こうやって数値目標を定め、それを達成していくという考え方は正に企業的な考え方に基づいていると言えます。

誤解のないように申し上げますと「経営的な考え方が悪い」と言っているのではありません。私はむしろ、薬局に経営的な考え方をもっと導入すべきだと思っています。

いわゆる大企業でない、街の薬局の開設者−特にそれが薬剤師であれば尚更−は経営に関して無関心なことが多く、「儲けることは悪」といった認識を持っている人すらいますので。

もっと効率よく業務をし適正な利益を上げてそれを患者さんに還元していくことは、非常に大切なことです。そういった意味で「導入すべき」と言っているのです。

ただ、それを後発医薬品変更率へあてはめることはすべきではないでしょう。数値を追うことが優先になって中身が伴なわない恐れがあります。「服薬指導加算」「お薬手帳」についても同様です。

「まず数字ありき」のこの姿勢、患者さんの方を向いてすべき私たちの仕事とは到底相容れないものです。

この記事へのコメント
朝出社して、いつものように薬事日報を見て固まりましたよ、さすがに。これは釣りですか?(汗)
言いたいことを全部言おうと思ったら、小一時間あったも足りないくらいですが、単直に言うと、「ダイジョブか、NPhA?」。

設立の経緯等を考えれば、薬剤師会との差別化を図りたい気持ちは分かります。
そりゃぁ、この記事で言うような成果が上がったら、面目躍如でしょうし、以後の薬事行政に対する発言権も増すでしょう。

薬事に対する行政の目下の興味が「薬剤費の縮小」という数字だけの問題であるだけに、確かに企業団体であるNPhAの方が、個々の薬剤師の集合体である薬剤師会よりもその処理には向いているかもしれません。

ただ、今回の発言は、後発品変更に対しての責任の所在が、企業(薬局)ではなく、個々の薬剤師にあるということを認識した上での発言ですかね?

私も薬局チェーンに勤務する薬剤師ですが、後発品変更に関してトップダウンで数値目標を出されところで相手にしませんが。
当たり前のことですが、薬剤師として業務にあたる以上、私は常に薬剤師免許を掛け、全力で仕事しているつもりです。
だからこそ、常に起こったことに対して責任を取る気構えもあります。
逆に、自分が納得できない仕事をさせられた挙句、責任を取ることなんてできるわけないじゃないですか、とNPhAの構成員である社長さん達に言いたいですわ。
てか、あんたらホントに薬剤師なの?
Posted by さつき at 2006年10月30日 16:01
あ、それと、行政に対して言わせてもらうと、後発品への変更率を目標に掲げても全く意味がないので、薬剤費の実質削減額に目標設定してください。

で、現場での対応なんかじゃ、後発品への移行は遅々として進まないし、新薬の特許が切れる度に問題が起こるんだから、ここはひとつ大鉈揮って制度改革すべき。

たとえば、
(1)特許期間終了時点で、先発品の薬価は各社の後発品の申請薬価のうち最も低い(高いor平均など)ものに合わせ強制的に下げる。以後、薬価改定は従来どおり。

あるいは
(2)後発品の選定は、1成分1メーカーとし、先発メーカーも含めた競争入札制にて行うただし、後発品は以後の薬価改定の対象としない。

ただし、いずれにせよ特許期間を適正に見直し、先発メーカー新薬開発に対するモチベーションを維持できるものにすること。

とか。(1)は現実的。(2)は暴論。でも、医療が公共事業であることを考えれば、入札制は決して不自然じゃない。

ていうか、これくらいの案なら私でさえ1分もあれば文書化できるわけ。いくらでも。もっとまじめにやってくださいよ。
確実に薬剤費削減できる方法なんて、他にもいろいろ考えられるでしょ、多方面のしがらみに縛られてばかりだから、一々回りくどいことになるんですよ。

あなた方の立てるプランの結果で左右されるのは、エクセル上の数字でも、霞ヶ関におけるあなた方のポジションでもなくて、国民の財布ですよ。
Posted by さつき at 2006年10月30日 17:24
 この数値目標、なんだか現実的でないような気がします。なぜならば、私が処方されている4種類の薬のうち、後発品があるのは2種類だけです。しかも先発品薬価が安いものばかり。

 数値目標は現実に最初の推移を見計らってからではないと設定できないのではないかと超ド素人の私でも考えてしまいます。
Posted by さんまん at 2006年10月30日 20:04
>さつき様
現状は変更率に注目が集まっていますが、仰るように「薬剤費がどれだけ減るか」ということが一番の問題なんですよね。

「何でもかんでも後発品」ではなく、経済性を言うのであればその辺りは十分に考慮に入れるべきでしょう。何のための「後発医薬品への変更」なのか。

「数値目標達成」ではなく、いかに患者さんにメリットを提供できるかという観点で評価されるべきものですので。

>さんまん様
もしご存知でしたら大変失礼に当たりますがご容赦ください。

ここでいう後発医薬品変更率とは、「4種類のうち2種類を変えたから50%の変更率」ということではなく、「処方せん500枚のうち50枚を変えたから10%」という方法に基づいて算出されます。

しかしながらさつき様が仰るように、薬剤の削減が最終的な目標であって、変更率というのは目標に掲げるどころか、それ自体あまり意味を持たない数字と言えるかもしれません。
Posted by くま☆ at 2006年10月31日 21:24
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Excerpt:  厚生労働省医政局経済課は、「後発医薬品の使用促進」を主要テーマとして、日本薬剤師会、日本保険薬局協会(NPhA)と相次いで会合を持ち、後発品の使用に関する両団体のスタンスを確認するなど、現状と今..
Weblog: 薬のことなら薬事日報ウェブサイト
Tracked: 2006-10-30 15:15


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