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2016年03月06日
[review]市販薬は成分表示だけ見ればいい
「市販薬は成分表示だけ見ればいい」というちょっと刺激的なタイトルではありますが、内容は非常に丁寧に作られていると感じます。
内容に触れる前にこのタイトルですが、現代の医薬品選択に対する警鐘と取ることもできます。CMを見てそのイメージで「なんとなく効きそう」と医薬品を選択してしまっていることに対して、です。
そういう意味では、成分をしっかり見て選びましょうという提案は至極もっともであります。そのための理解を助けるのがこの本の意図するところなのかもしれません。
第1章は各論に入る前の話なのですが、「市販薬をめぐる7つの真実」と題して、結構刺激的な内容です。いわゆる「中の人」が感じていることが書かれていて、個人的には「あるある!」と読んでしまう部分も(笑)
各論については成分についてだけではなく、どのように薬が効くのか、また症状による使い分けなども書かれています。専門用語も結構使われていますが注釈が付いており、割と読みやすい印象。
後半には漢方薬徹底ガイドもあり、「証」の分類についても解説されているなど、なかなか読ませます。本書の言葉にある「まあまあ勉強をしている白衣の人レベル」の知識が得られるというのも、あながち間違っていないかも。
購入者をターゲットとして書かれたものでしょうが、販売サイドの人が読んでもいいのではないでしょうかね。
▽ 市販薬は成分表示だけ見ればいい: プロが教える CMだけではわからない“もっと効く”薬の選び方

16:28
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