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2016年06月09日

[薬局新聞]避難所に薬が行き渡るよう配慮

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第7回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL7


 引き続き、水元由香先生にお話をお伺いいたします。

 震災直後、業務面ではどのような対応をしたのでしょうか。

「当院の患者さんだけでなく全ての患者さんにお薬が行き渡るようにと、長期処方を避けるように医師にお願いをしました。薬が不足して健康を損なう人が一人でもいてはいけないと思って、避難所等にも薬が行きわたるようにとの配慮からです。震災の影響で薬剤の流通が悪くなるのでは?医薬品卸も、営業はしていても熊本に薬が入ってこないのでは?と、とても不安でした。もちろん長期処方を避けると同時に、医薬品が入手できなければ後発医薬品や類似医薬品で対応することも協力を仰ぎました」

 やはり医薬品の流通にはかなり制限があったのでしょうか。

「ところが蓋を開けてみたらほぼ遅配はなかったのです。医薬品卸は自分の会社や家の片付けもそこそこに、薬だけは切らしてはならないと、数多の渋滞や高速の通行止めもある中、駆けずり回ってくれたのでした。本当に頑張ってくれたのだと思います。中には、荒尾から熊本市内に戻る際に、透析に使用するからとポリタンクを探し回ってくれるMSさんもいて。医薬品卸の働きには、本当に助けられました」

 次回は、今後の展望等についてお伺いいたします。


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