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2016年06月23日

[薬局新聞]方向性は納得もその方法に懸念

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第9回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL9


 今回から、栃木県足利市で平成元年から開局している小嶋慎二先生にお話をお伺いいたします。

 小嶋先生は栃木県両毛地区での薬剤師有志の集まり「アポネットR研究会」の世話人をしており、同研究会のホームページにおいても情報発信を続けています。小嶋先生にはかかりつけ薬剤師など、薬剤師を取り巻く医療制度についてご意見をお伺いいたします。

 4月に新設された「かかりつけ薬剤師」について、どうお感じでしょうか。

「今回のかかりつけ薬剤師の方向性について異論はありません。しかしその要件のあいまいさや求められる知識の習得が不十分なままに、今春、保険医療におけるかかりつけ薬剤師指導料の新設や、健康サポート薬局の制度化が一気に行われたことに、多くの懸念を持っています」

 具体的に、どのような点でしょうか。

「かかりつけ薬剤師という概念は以前からなかったわけではありませんが、今回出てきた『かかりつけ薬剤師』は、規制改革会議や中医協で突如出てきた、いわゆる「かかりつけ医」に対応した概念にすぎません。となれば、まず「かかりつけ薬剤師」は何ぞやという議論が必要なのですが、これまでの地域薬局を取り巻く状況やそこで働く地域薬剤師の業務のあり方がきちんと検証されず、一部の人たちがまとめた報告書や事例のみが土台になっていることに、不十分さを感じざるを得ません」

 次回以降も、様々な角度からお伺いしてゆきます。


新版 薬の相互作用としくみ

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