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2016年08月25日

[薬局新聞]震災で生まれた仲間との絆

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第15回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL15


 今回から、みどり調剤薬局(福島県郡山市)の太田貴之先生にお話をお伺いいたします。

 ご自身でFacebookにも書かれていましたが、人と話をするのが苦手だったとか。

「大袈裟かもしれませんが、薬局に14年間勤務して、ようやく患者さんとの会話に慣れてきた感じです。今でこそたくさんの患者さんと会話していますが、当初は人と話をするのが非常に苦手でした。私ほどではないでしょうけど、同じように患者さんとのコミュニケーションに苦手意識を持っている薬剤師は多いのではないでしょうか」

 そんな太田先生ですが、今では郡山市薬剤師会理事、福島県薬剤師会理事、NPO法人どんぐり未来塾理事など、幅広く活動なさっています、東日本大震災が大きな契機になったとうかがいました。

「ご存知の通り、福島県は震災の直接的な被害もですが、福島第一原子力発電所の水素爆発による放射性物質の飛散により、風評被害などが今もなお進行中です。震災の直後に、電話などの通信手段が全く使用できなかった中で、一番の連絡ツールとなったのがSNSでした。当時見ず知らずの私に、「大丈夫か?しっかりしろ!」と全国から熱いエールが届きました。それまで薬剤師の知り合いなんてほとんどいなかった私が、仲間っていいなぁ、と思った最初の出来事でした」

 次回は太田先生がどのように変わっていったのかお伺いします。


福島第一原発廃炉図鑑

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