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2017年02月25日

[薬局新聞]ハーボニー偽薬問題への指摘と現状

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第31回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL31


 先月、ハーボニーの偽造医薬品が出回った事件がありました。非常に衝撃的であり、ネット上でもいろいろな声が聞かれましたので、ご紹介します。

 これまで偽造医薬品の心配がなかった日本で起こったことについては、「まさか日本で起こるとは思わなかった」「日本の医薬品業界にも偽薬が出回るようになってきたのか」と驚きの声があがっている一方、「ネット通販では割とあること」「食品に比べればまだまだ安全」という冷静な声も。

 当該薬局や卸に対しては、「箱と添付文書がなくて購入することがおかしい」との指摘があり、更に「患者さんが気づく前に何故薬局で気付けなかったのか」という厳しい声も。医薬品の流通ルートに対する疑問が指摘されています。

 その一方、「ハーボニー偽薬問題はあってはならないけど、現場の薬局は死活問題。キレイゴト言っても一円でも安く仕入れたいというのが本音」という現場の切実な声も。

「薬局の業務は対物業務があっての対人業務だということ」という全体を俯瞰する意見もありましたが、今回の事件については「トカゲのしっぽ切りで終わりそうだ」という懸念も指摘されています。

 今後の行政の対応や処分等が注目されます。



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