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2018年01月04日

[薬局新聞]「立てよ薬剤師プロジェクト」座談会

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第60回です。今回は新春スペシャル企画で、「立てよ薬剤師プロジェクト」発起人の方々にご参集いただきました。

かかりつけ薬剤師PERSONAL2018新春SP


るるーしゅ(@ph_lelouch):『黒の薬剤師会』運営
みやQ(@miyaq55):『「くすりや」の「現場」』運営
Fizz(@Fizz_DI):『お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜』運営
熊谷信(@kumagaip):『薬局のオモテとウラ』運営

 薬剤師ブロガーが共同でWEB検索情報の最適化に働きかける『立てよ薬剤師プロジェクト』。今回は新年号スペシャルとしてその発起人の方々にご参集いただき、活動意図や今後の展開などについてお話いただきました。

○ アフィリエイターとの対立構造を避ける

@kumagaip 今回のプロジェクトで記事をアップするにあたり、どのような点に配慮したのでしょうか。

@ph_lelouch アフィリエイトサイトを作成している人たちと対立構造にしないことでしたね。そこは私たちが望むところではありませんから。

@Fizz_DI アフィリエイターも善かれと思って商品紹介しているかもしれないですしね。その紹介自体を糾弾しないように、あくまで「バイアスの多い情報を判断基準にする」ことを懸念する見解に留めました。

@miyaq55 当ブログ「くすり屋の現場にて。」はもとより、一般の方にもわかるような記載になるよう配慮しています。今回の記事「インターネットで医療情報を検索するとえらいことになった」は、図解も含めてわかりやすく一般の方がまっとうな情報にたどり着けるように工夫しました。

@Fizz_DI 各自が多様な切り口で記事が書けたのは良かったですね。テーマをあまり具体的に絞り込まなかったことも大きいと思います。個々の薬剤師のポリシーを守った上で発信できたのではないでしょうか。

○ 記事の同時アップで多彩な反応

@kumagaip 記事アップ後の反応で印象的なものはありますか。

@ph_lelouch 記事を見て、これを機にブログ始めてくれた方もいましたので、取り組みのはじめとしては上々かと思っております。

@Fizz_DI 確かに、一人で記事をアップした場合とは明らかに異なる反応、話題性がありました。「ブログ等で情報発信をしてみよう」と挑戦してくれる薬剤師が増えたこともそうですし、また薬剤師に限らず、医師や看護師など他職種の方からも賛同・応援して頂けました。

@miyaq55 私のところもアクセス件数が1周間程度は増えました。Twitterの新規フォロワーに薬剤師関係の人が増えたような気がします。

○ 情報発信の際の留意点

@kumagaip 薬剤師が情報発信する際に、どのようなことに気をつけたらよいでしょう。

@ph_lelouch 我々が情報発信する際は、参考資料を載せることですかね。「何に基づいてこの情報を発信しているのか」を、読者が気になったら調べられるようになっているのが理想です。読まれることを優先すべきかどうかというのは、悩ましいところと感じています。

@miyaq55 重要性についてはおそらく論をまたないと思いますが、嘘は書かない、法に触れない、汚い言葉は使わない、頭ごなしに決めつけない等々。まっとうなコトを伝えるのはいいのですが、真正面から突きつけると、一般の方は怒られているのではないかと思って萎縮してしまいます。

@Fizz_DI 間違った情報を見つけても、その発信者に対する個人攻撃はしないことも大切ですね。「情報の正しさ」は、医学の進歩や情報を受け取る側の状況によって変わり得る、という自覚も必要です。また、とても憂慮すべきことなのですが、ワクチン等については、正確な情報発信をしても一部の反対派から執拗な人格攻撃や嫌がらせを受ける恐れがあるのも事実です。

○ 信頼できる医療者を

@kumagaip 一方、患者が携えるべきリテラシーもあると思います。

@miyaq55 なかなか難しいのですが、「人は信じたいものを信じる」ことを常に意識することが大切です。また自分の情報リテラシーを過信しないことですね。わからない場合は専門家に任せるなど、もっと医療者を利用してほしいと思います。

@Fizz_DI ネット上には、「あなたのため」に書かれた情報はないということです。情報収集をすることは良いことですが、ネットの情報だけで判断せず、何かを判断する際には、必ずいつもお世話になっている医師・薬剤師に相談をしてほしいと思います。そのためには、何か不安になった際に相談できる医師・薬剤師を、普段から見つけておくことが大切ですね。

○ ネットとリアルの融合も必要

@kumagaip 今後はどのようなことをお考えでしょうか。

@miyaq55ネットだけでなく、地域でも個人的に相談会などを開いてみたいですね。薬局のカウンター業務も大切ですが、病気には縁がない世代の人への啓蒙も大切です。若い人はSNSなどでも効果がありますが、中高年以上は対面での説明がやはり効果的です。

@Fizz_DI デタラメな情報に踊らされる人を一人でも減らしたいと思っています。医療デマは後を絶たず、個別に対応していてもキリがないように感じていますし、時に人格攻撃にまで発展します。どんなデマに対しても常に対応できる、反論の余地がないセーフティーネットとして、「何かを見て不安になった時は、いつもお世話になっている医師・薬剤師に相談するように」 という、まともな医療従事者へのアクセスを促す呼びかけを、皆で行っていきたいですね。

@ph_lelouch 今後、薬剤師複数による「忍者薬局」(https://www.ninja-pharmacy.work ) というサイト運営を考えています。 論文要約や事例共有など、薬剤師に向けた内容を発信して、情報の充実を図ってゆければと考えています。

 今回のこうした取り組み、web上で非常にゆるやかにつながりつつも、各自がしっかりポリシーを持って情報発信を行っていることはとても素晴らしいことだと思います。今後より多くの薬剤師が集い、こうした輪がますます広がれば、大げさではなく、薬剤師法の第一条にありますように、国民の健康な生活に寄与できるのではないでしょうか。



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