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2008年08月25日
[医薬品ネット販売]規制改革会議の暴論
今日のネタは「日薬メールマガジン第102号(2008年8月22日)」より。「医薬品のインターネット販売で日薬がヒヤリングを受ける」というトピックスがありました。
第三類医薬品のみインターネット販売可能とする方針が示されたため、現状よりも規制が強化されるのではないかと危惧を抱いた規制改革会議が日薬にヒアリングを行ったようです。
具体的な内容については言及されていないため検証はできませんが、突っ込みどころ満載の規制改革会議側の発言を2つ、ご紹介します。
この発言の裏には「全国探したら薬剤師が不在の店がいくつかあるんだろう?だったらネットで医薬品を売ったっていいじゃないか!」という主張があると思われます。
一見するとものすごく鋭いところを突いているように感じますが、しかしよくよく考えてみるとかなりの暴論です。別の例えを引き合いにだしてみますと…。
ある人が100km/h制限の高速道路を、120km/hで走行していたとしましょう。それを見て「日本中の高速道路の制限速度を120km/hにしろ!」というのと同じこと…ですよね。
この場合、120km/hで走行している人が悪いんです。悪いことに倣って世の中のルールを決めるでしょうか。答えは火を見るより明らかです。
それからもう一つ。
原点に立ち返ってみますと、リスクに応じて第1類から第3類に分類されたわけです。リスクの高いものを販売できず、リスクの低いものを販売できるというのは、至極当然のことではないでしょうか。
もっと言ってしまえば、第3類医薬品だって可能性は低いとはいえ当然リスクを伴うわけですから、ネットで売るべきではないと考えることもできます。第3類といえども「医薬品」です。
そう考えると、仮にネット販売をすると言うのだったら「第3類(あるいは第2類)医薬品はネットで販売が適当」だというエビデンスを、規制改革会議側が示すべきではないでしょうか。
(関連リンク)
規制改革会議 - Wikipedia
第三類医薬品のみインターネット販売可能とする方針が示されたため、現状よりも規制が強化されるのではないかと危惧を抱いた規制改革会議が日薬にヒアリングを行ったようです。
具体的な内容については言及されていないため検証はできませんが、突っ込みどころ満載の規制改革会議側の発言を2つ、ご紹介します。
「全国の薬局・薬店で薬剤師不在の店は本当に1店舗もないのか」
この発言の裏には「全国探したら薬剤師が不在の店がいくつかあるんだろう?だったらネットで医薬品を売ったっていいじゃないか!」という主張があると思われます。
一見するとものすごく鋭いところを突いているように感じますが、しかしよくよく考えてみるとかなりの暴論です。別の例えを引き合いにだしてみますと…。
ある人が100km/h制限の高速道路を、120km/hで走行していたとしましょう。それを見て「日本中の高速道路の制限速度を120km/hにしろ!」というのと同じこと…ですよね。
この場合、120km/hで走行している人が悪いんです。悪いことに倣って世の中のルールを決めるでしょうか。答えは火を見るより明らかです。
それからもう一つ。
「インターネット販売で第1類と2類がダメで、3類はよいというエビデンスはあるのか」
原点に立ち返ってみますと、リスクに応じて第1類から第3類に分類されたわけです。リスクの高いものを販売できず、リスクの低いものを販売できるというのは、至極当然のことではないでしょうか。
もっと言ってしまえば、第3類医薬品だって可能性は低いとはいえ当然リスクを伴うわけですから、ネットで売るべきではないと考えることもできます。第3類といえども「医薬品」です。
そう考えると、仮にネット販売をすると言うのだったら「第3類(あるいは第2類)医薬品はネットで販売が適当」だというエビデンスを、規制改革会議側が示すべきではないでしょうか。
(関連リンク)
規制改革会議 - Wikipedia
22:45
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こういうことを言い出したら、何故劇薬と毒薬があるのか?実際の服用で人体に影響がないのだから・・・・と言う話も成り立ちます。
逆に言えば、「国会議員」が「厚生労働省」が「国」が、何故決めるのか?ですよ。
開設の許可も、販売の形態も、薬剤師の「責任」においてやらせて欲しいものですね。
市販薬だけでなく「処方せん薬」も取り扱いできるんだし、法律が変わったとき、売ってはいけないものを売って問題になったのではなかったでしょうか?
ネット販売がいけないとはいいませんが、推進したいと言う方達は、販売で問題が起こった時、どう責任(服用した人に)をとるのか明確にすべきですね。
でも、人体に副作用が起きた場合、誰も責任はとれませんよ。
それこそ、自己責任で飲んだものまで、「副作用・・(名前?)」救済の対象にはなりませんし。
なんでも自己責任でやるのであれば、それは「法治国家」ではなくなると思います。
薬店ってどういうものかが分かっていないようで・・・
結局は薬剤師不在時に登録販売者が第1類を今までどおり売らされてしまうのかな〜って感じです。
ウチのような調剤のないドラッグストアで正論を語る薬剤師さんは売上の取れてない店に飛ばされるか退職へと追い込まれているように思えます。
ドラッグストアって薬店ですかね?広い店内でどこかにはいるんだろうが、一度も薬剤師らしき人に関わらずに薬が買えます。
これは買う側からしたら、薬剤師はいないのも同じです。
また、医療事務も含めてレジ打ちくらいならするというスタッフがいて、指名買いだったからとの事で、単純にレジを打って医薬品を買った、ということもあるでしょう。
これも、「実質」薬剤師不在です。
要は法律や実際に居るとか居ないとかではなく、「実感」に置き換えると、そう言われても暴論と一言で片付けられないのではないかと・・・・
高速道路を例に挙げてますが、高速道路は時速100キロ制限ということは何を根拠に決めて、今の時代に即しているか?を考えたときに、道路の性能・車の性能・実際の状況等を考えて法律を訂正していくことも十分まっとうな考えであると思います。
極端ですが覚せい剤や大麻といったものも、国によっては覚せい剤は×だけど、大麻は△(法律では×だけど個人がタバコを吸うようなレベルでは目をつぶる)様なところもあり、少数派ではあるけれども、大麻容認主義なんて運動もあるようです。
薬剤師は法律で守られているわけなので(保険点数で食っていればそういうこと)、突き詰めて何故この点数がもらえるか?ということを常に頭にあるはずなので、この暴言と思えるかもしれない言葉も、もう少し他方からの目で考えてみてはどうかと感じました。
何故この法律(点数も)があるのか?
実情はどのように運用されているのか?
改善の余地はあるのか?
どうしても死守しなければならない内容か?→イエス→実際は遵守されているか・抜け道で運用されていないか・・・・本当に死守か?
薬を販売しているところに、全て最低一人薬剤師が居ますかね?
納得できるリアルな話ですね(^^;;
まぁ、そこまでは今回の改正が決まった時点で容易に想像できたことなので、今は“その先”が気になるところです。
もう気づいてる方も沢山いるでしょうけど、今後予想される最大のヤマは、インターネットやテレビ電話等を用いた、薬剤師による疑似対面販売が一類医薬品に対して認められるかどうか、ですよね。
これが通ったら、考えるだけでも笑える世の中になりそうです。
<以下未来予想図>
ドラッグストアは勿論、コンビニ、スーパーどこを見ても、一般用医薬品を販売する店頭から薬剤師は姿を消した。
大資本は一か所に薬剤師を集めてコールセンターを作り、24時間全国の自店舗(或いは提携先店舗)の客に対して疑似対面販売することで、効率よく医薬品を販売できるようになった。2類以下ならそもそも登録販売者で良かったことが最大の後押しとなった。
人件費を大幅に減らすことに成功したこれら大資本は、その後熾烈な価格競争を繰り返す。その過程で個人経営の薬局はもとより、小・中規模ドラッグチェーンすらバタバタ潰れ、薬剤師の働き口から一般用医薬品市場は(コールセンターを除いて)消えてしまった。
一方、6年制を修めた薬剤師が社会に現れ始め、薬剤師の供給過剰は加速。薬剤師間で苛烈を極める淘汰が始まり、ワーキングプアーと呼ばれる人種も出現しはじめた。
今や薬剤師にとって残された道は、市場原理に従って(コールセンターの薬剤師を除いて)薬剤師が一般用医薬品を販売するのはきっぱり諦めるか、登録販売者並みの賃金で働くことも辞さない覚悟で一般用医薬品販売にしがみつき、登録販売者と競合し、それらの資格が社会的に抹殺されるまで排除活動を続けるしかなかったのであった―
<了>
とかw
まぁ、冗談8割ですけど、こんなことになったら登録販売者は良い迷惑ですよねぇ…
ま、そもそもの発端は薬剤師(会)の脇の甘さ(=先見性、政治力のなさ)にあったわけですが、いずれにせよ失ったものは大きいということですかね。
一体誰が得をしたのか。それが問題だ。
C-news(8月29日)
http://c-news.jp/c-web/ShowArticle.do?did=01&aid=00011232
大衆薬のネット販売に「規制すべき」とした人は47%で、「すべきではない」の28%を上回ったそうです。
ネットユーザーを対象としたと調査にもかかわらず、実際にネットで大衆薬を購入しているのは3%だったそうです。
消費者の方が、冷静にこの問題を考えているようですね。
8月29日付の日経産業新聞にも掲載されているそうです。
ご指摘はごもっともの部分もあると感じます。ただその流れで考えますと「やった者勝ち」で「正直者が馬鹿を見る」状況にはなりませんか?
高速道路の例えを引っ張って申し訳ありませんが、
> 道路の性能・車の性能・実際の状況等を考えて法律を訂正していくことも十分まっとうな考え
というのは十分同意できます。それならばいいのですが現状はそういった手順を踏まず、「みんな120キロで走っているからそうしてしまえ!」という状況ですよね。
Alice様がおっしゃる「暴論が正論に思える環境」とは、正にそういうことではないでしょうか。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的な発想ですよね。
確かに一面的な見方ではあるかもしれませんが「悪いことは悪い」とはっきり示していく必要があると思います。
何をもって悪いことというのかについて、よく考えたいという意味で意見させていただきました。
高速の120キロは法律上「悪」です。間違いありません。
その走っている者たちについて「善」としているわけではなく、そもそもの100キロ制限に対して議論するにあたり「悪」だけれどもその議論を空想だけの机上だけのものにしないためにはとても重要な現実であると思うという意味です。
医薬品のネットでの販売については、100キロ制限よりもどちらかといえばあいまい
そのような法解釈をする中で、「本当に薬剤師は居るのか?」といわれることは、議論を机上の空論としないためにもとても大切だと思うし、「暴論」と捉えるよりは、自分達現場のものとの認識にそれほどのズレがあり、それはどちらかといえば反省すべきことと捉えるべきではないでしょうか?
例えば
@必ず店頭で薬剤師を介してという現行の法律上で起きている現状
・ドラッグストア等では薬剤師は居るが、厳密的に機能しているとは言いがたい(法律を十種するために居るのでは?レベル)
Aじゃあネットで販売したら
・薬剤師を介していないから、厳密に国民の健康は守れないよ!
と言われても、どっちも良くないように思います。でも薬剤師をやられている方にとっては、現状の@をなるべくみようとせずに、厳密に国民の健康を守りたいから!という僕にとってみれば「ムリのある正論」をかましがちにならないでしょうか?
そういう意味で、他の視点で見たら決して「暴論」ではなく、それをまっとうな意見として捉えたほうがより現実と向き合えると思うのです。
Aに関しては利権もあるし単純ではないし、「善」と言い切れません。
しかしながら@でも厳密に「善」と言い切れないわけだし、現行の法律の解釈の範囲内で、できることを模索することは重要で、その模索自体を「法の解釈では×、厳密に国民の健康を考えると×」といって、その一歩を踏み出さずに(踏み出させずに)つぶしてしまうことは、その可能性をなくしてしまいかねないと思います(当然完全悪なことについては踏み出してはいけませんが)。
さつきさんが冗談でコメントしたコールセンターみたいなところで働く薬剤師だって、そのコメントでは薬剤師が尻すぼみになっていくストーリーでしたが、そこでの活躍のパターンだって創造できないことではないと思います(大分苦しいですが・・・)。
今はあたりまえの分業自体だって、一昔前の先生方には考えられなかった実績となっているわけだし・・・
昨日の敵は今日の友
今日の友は明日の敵
何が悪で何が善か?今日悪であったものが明日には善に変わる、法律なんてそんな面もあります(規制緩和なんてそんなもんでないかい?)。
何事も決め付けずに、よくよく吟味して、時代の波に乗っていくことが必要なのではないでしょうか?
調剤薬局での薬剤師さんの活躍ぶりには大変関心(下手な
医者より知識豊富)している一方で、一般薬店での薬剤師
さんの存在意義については疑問に感じています。
何故ならば処方箋の要らないお薬にはパッケージに二重三重
の説明書きがされており、さらに説明書も封入されています。
薬剤師さんの行う服薬指導や注意喚起はすべて説明に書かれて
いる内容だからです。これすら読まないような人はいくら
薬剤師さんが指導したところで聞く耳を持たないでしょう
し、ちゃんと読む人にとっては煩わしい指導だと思います。
なので規制緩和(コンビニやネット販売)には大賛成です。
ただし、1回の会計につき同一の医薬品は1個までといった
販売数量の規制などは必要でしょうね。麻薬や毒薬に悪用す
る人がいますので・・・。
余談ですが
大手ドラッグストア(黄色い看板が目印)は医薬品はレジ
の裏の棚に陳列してあり、薬剤師さんに症状を言わないと
買えないシステムになっています。薬剤師さんが出して来る
お薬は似た様なお薬の中で一番高いお薬です(笑)
一方他のドラッグストアでは化粧品や一般雑貨・食品と同じ
ように医薬品が陳列されており、自由に手に取る事が出来ま
す。薬剤師さんは店内のどこかに居るようですが、レジに
居るとは限りませんし、滅多に見掛けません。
コメントありがとうございます。
ご指摘のようにそうした現状が薬事法の改正、登録販売者の誕生につながったものと思われます。責任の一端は、OTC医薬品をないがしろにしてきた薬剤師にあります。
危惧すべきは来年4月以降ですね。医薬品によっては健康被害が生じ、カラーコンタクトのように規制強化に動く、といった事態も十分に考えられます。
大衆薬のネット通販、範囲明確化へ(医療介護CBニュース9月12日)
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18186.html
これで、ネット販売業者の声に押されて、検討会の報告書案から大きく後退する可能性が出てきました。
販売の範囲を検討するのも結構ですが、外箱表示、添付文書以外の情報を認めないなど、サイトにおける情報掲載のガイドラインについても省令で示すことが必要ではないのでしょうか?
パブリックコメントが始まったら、自分としての意見を出すつもりです。
情報ありがとうございます。ネット販売のパブコメがあるのですね。
ちょっと話は違いますが、薬事法改正前だからと、第1類医薬品がネットで販売されている現状はなんとかならないものでしょうかね。
改正薬事法施行日になって「今日から売れません」ってはとても説得力がありません。法律ってものはそういうものなのかもしれませんが…。
マスコミ戦術がうまい、からでしょうけど、辞めた元総理が未だに人気があるのが解せません。
後期高齢者医療、その他もろもろ。
庶民を苦しめ、一部のお金持ちがよりお金持ちになり、アメリカにいいように国を変えてるのに。
またお叱りを受けるような発言かもしれませんが、今回の「事故米」。
これも構造改革で米の販売を「届け出」制にしてからの話です。
「誰でも」「自由」に。
これは一見個々にとってすばらしい言葉に聞こえますが、全ての責任も「個」で負わないといけないんですよね。
薬剤師がいて、買い難い、それも「薬のうち」って私は思います。それが資格の重みだと。
自分で勝手に買っても何もないから「要らない」ってのは極端な話で。
それなら憲法も刑法もその他もろもろも不要になりますね。
薬害、おこるでしょう。そして、行政は「死亡例」が出ないと、ほったらかしです。
変な国になったものです。
> 薬剤師がいて、買い難い、それも「薬のうち」
という言葉、共感を覚えます。何度か書いたかもしれませんが、そもそも医薬品って安売りをしてたくさん売るもの、消費者が安易に購入すべきものではありません。
ぱんたさん、くまさんの意見に賛成です。
医療費削減の名の下、規制緩和を声高に叫べば市販薬の販売自由化に行き着くことは想像に難くありません。
ただ、もし今後の日本の進む方向を「思慮深い成熟した国」としたい、医療にもその観点で望みたいというのならば(この願望の主体が国民なのか政治家なのか薬剤師なのかはわかりませんが)、衝撃的なタミフルの副作用には過敏になる一方、その後のタミフル検討の際に判明したインフル治療の際のずさんな薬剤選択にはフォーカスがあたらないというような、薬剤師の存在感のなさ(薬物治療の稚拙さ)は嘆くべき問題だと思います。
風邪薬が1類ではないのは、売れ筋商品だからであって安全性が高いからではありません。
第一世代の抗ヒスタミン剤の鎮静作用はウィスキー3杯程度との理由から飲酒運転と同様の規制をしている国もあります。
売りっぱなしではなく、その後の患者とのコミュニケーションをしっかり取っていれば(薬剤師としての当然の業務を行っていれば)、服薬後の緑内障発作や腸閉塞などの発生を経験しているはずです。
「薬事法施行規則等の一部を改正する省令案」に関する意見の募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495080137&OBJCD=100495&GROUP=
ネット販売(省令案では「郵便その他の方法による医薬品の販売等」として規定)についての取り扱いは、下記のようになっています。
薬局開設者又は店舗販売業者は、その薬局又は店舗以外の場所にいる者に、郵便その他の方法による医薬品の販売又は授与(以下「郵便等販売」という。)を行う場合、次の1〜3に掲げるところにより行わなければならない。
1.第三類医薬品以外の医薬品を販売し、又は授与しないこと。
2.当該薬局又は店舗に貯蔵し、又は陳列している医薬品を送付すること。
3.当該薬局又は店舗が郵便等販売を行うことについて広告をするときは、当該広告に薬局において掲示しなければならない事項と同じ情報を表示すること。
ネット販売団体から即日コメントが発表されています。
日本オンラインドラッグ協会、『薬事法施行の一部を改正する省令案』 に対するコメントを発表
(NPO法人 日本オンラインドラッグ協会 9月17日)
http://www.online-drug.jp/2008/09/post_20.html
一応、検討会の報告書通りの省令案が出ましたが、予断を許さないでしょう。
消費者は自由に。
このギャップは何なんでしょう?
そんなに薬剤師って何もしてないでしょうか?
行政にNoと言える薬剤師!
口下手で地味なのがわざわいしてますが、考えないといけないんじゃないでしょうか?
下手に意見を言うと「調剤」が締め付けれられると何も言わない業界団体に疑問は感じますがって、今更・・・・ですが。
改正薬事法の中、「調剤された薬剤を購入」とありました。
病院(院内)でもらう薬に「購入」って言葉使います????
薬局=商売
医者=医療
薬局も医療提供施設と言いつつ行政は最初から色眼鏡ですね。
こんなだから、薬局で調剤した薬をもらうとなんで「技術料が?」って言われるんですね。
いつも思うこと、薬剤師として法律を遵守するにはまず職業権限の適正化。
「調剤」は「医師自ら」
「処方せん薬」はカルテ調剤は法律違反です。
注射もしかり。
すみません、怒ってるからか段々取り止めがなくなってきました。
薬事法における調剤は自費調剤等も含めた調剤なので、「薬剤を購入」でも多分問題ないんじゃないかと思います。
保険調剤に対して同じ文言を使うとしたら大変な問題発言ですけど。
とはいえ、実際問題、国民のなかの相当数が保険調剤においても「薬を買う」という感覚でいるのが本質的な問題だったりするんですけどね(苦笑)
これって、個々の薬剤師の力でどうこうできる問題じゃないですよ。
何度も言ってますが、義務教育課程からの保険(医療)を含めた社会保障制度の教育を強く望みます。
そうですね。
薬局の場合、医科と違って「自費」と「保険」があるんですよね。申し訳ありませんでした。
いくら言っても仕方がないと思いつつ。
何かがね。。。。
でも、調剤も看護師がして当然!って言い分を聞いてると。
法律違反を堂々とやってきて、それを認めろって・・・・何かね・・・・
堂々巡り、(笑)、すみません。
まあ、地道な努力しかないですね。
情報ありがとうございます。
まだまだ時間があるから…と斜め読みしかしていませんが、じっくり読んでみようと思っています。
> こういう突っ込みどころ満載の発言に対し
> て、「突っ込みどころ」という観点で捉え
> ることは、薬剤師の苦しい現実を感じると
> 共に、単純に一方方向からの見方でよいの
> かな?と疑問を感じました。
ヒアリングの議事概要が公表されています。ここでは、規制改革会議の指摘が暴論とされているようですが、日薬のこの問題への対応にも問題があるのではないかと思いました。(やりとりをみると正直恥ずかしいです。)
医薬品のインターネット販売に係る環境整備に関するヒアリング
(規制改革会議医療タスクフォース(平成20年8月14日)
議事概要
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/minutes/wg/2008/0814_02/summary0814.pdf
資料
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/minutes/wg/2008/0814_02/agenda.html
ヒアリングでは、対面販売の原則についての法的論拠や対面販売についてのメリットについての質問が行われた一方で、
「今まで薬剤師が不在の状態で対面による販売を行ってこなかったのに、何を論拠に今さら必要性を主張するのか」
「会員が実際にOTCのネット販売を行っているのに、会としてそれを止めさせるようにしてきたか」
「ネット販売を会として反対と言っているが、ネット販売についてきちんと実態調査を行ったうえで意見なのか」
といった趣旨の厳しい指摘もありました。
規制改革会議の論理の中には確かに首をかしげたくなる部分もありますが、OTC薬の販売の実態(セルフ販売・ネット販売)に目を向けず、職能団体として取り得るべき対応を日薬が何ら行ってきてこなかったツケが今、回ってきているのではないかと思いました。
委員からの「薬剤師会は親睦団体ではないでしょう。」という言葉は胸に刺さります。
何か「勉強だけ」して「法律を守れば」いい薬剤師だって感じ。
何か人間味が段々なくなってきて、患者さん、消費者の感覚と段々かけ離れていきますよね。
薬局のおんちゃんではダメだ!
医療提供施設になったんだから!って。
知人Drに、薬剤師ってアカデミィックに叫んでるだけの集まりだって言われて、なるほどなあって思ってしまいました。
昔の薬局のおんちゃんの方が、病気をしって、患者さんの痛みを知ってましたけどね。
知識も広範囲だし。
古きよき時代にならないよう、薬剤師会のあり方も考えないといけないんですよね。
調剤やっても、OTCを置くようにって、それをきちんと薬剤師会が指導してこなかったのが問題ですね。
商売と医療をうまくやってくのは確かに難しいですが。
それすらも医師へのOTCの説明不足では?
結局薬剤師って世間とのコミュニケーションが不足してるのでは?って思ってしまいます。
>ぽんた様
コメントありがとうございます。
確かにお二人がおっしゃるように、日薬の「だらしなさ(言葉は悪いですが)」にはもどかしい思いをすることも少なくありません。
これまでの対応を見るに、医療において薬剤師がdecision-makerとなれないことの象徴のような気がします。
特に医師会や看護協会との違いというのは非常に大きいのではないでしょうか。
そういう私も日薬の会員ですので、批判ばかりはしていられませんが…。
法律にはそういう記載は無いんです・・・。あったら教えてください。それに検討会という物にも法的根拠はないのにそれの通りにほぼ決まりそうですし(審議会、部会、委員会は法的根拠はあります。)、省令というのは政令や法律からの委任が無ければ本来その項目以外に関しては一切決定できないんですが・・・。
スピード違反云々の例を挙げられていますが、「法律をきちんと見て考えると」相当矛盾点が出ていませんか?それにセルフメディケーションという言葉もありますが、販売する手段なんて物はないですよ。
コメントありがとうございます。
> 対面販売の原則、担保という言葉はどなたが決めたのですしょうか?
> 法律にはそういう記載は無いんです・・・
あまり法律に詳しくはないので誤った理解に基づくコメントになるかもしれません。もしそうであればご教示ください。
法律というのは子細に規定されるものではなく、「趣旨」が書かれているものと考えられます。ですので運用や解釈次第で変わる余地があると思われます。
私は現時点では、医薬品のネット販売には反対の立場ですが、「薬事法の趣旨」を考えますと、現行のネット販売には適さない、ということがベースにあります。
個人的には「法律に書いてないから売りますよ」ということには大変違和感を覚えます。規定されていなければ何でもありなのでしょうか?
それからセルフメディケーションについてですが、手段云々ではなく「専門家による適切な情報提供」があって始めて成立するものと考えています。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
http://blog.kumagaip.jp/article/871912.html
>第2類は説明努力ですよね。
これはあくまで文書による情報提供に関する項目ではなかったでしょうか。
ちょっと情報不足ではっきりしたことは言えないのが申し訳ないのですが、検討会が提起した「対面販売の原則」の根拠には、薬事法の以下の条文が関わっているのではないでしょうか。(というか、正直薬事法においては、それ以外では根拠となるような条文が探せない、というのが正直なところではありますが(汗))
-------------------------------------------
薬事法第77条の3 第4項
薬局開設者、医薬品の販売業者又は医療機器の
販売業者、賃貸業者若しくは修理業者は、医薬
品又は医療機器を一般に購入し、又は使用する
者に対し、医薬品又は医療機器の適正な使用の
ために必要な情報を提供するよう努めなければ
ならない。
-------------------------------------------
曖昧な条文ではありますが、アルテマ様は法にお詳しいようですので、勿論この程度の曖昧な条文にも一定の解釈が成立することはご承知のことかと存じます。
上記の条文中の“医薬品の適正な使用のために必要な情報を提供する”に関してですが、これが意味するものを突き詰めると、薬剤師としての個人的見解としましては、結論から言って、これを達成するためには現状(あくまで現状です)対面販売以外はあり得ない、と言うしかありません。
というのも、医薬品販売の現場においては、顧客(患者)から得られる文章や会話等の言語的情報だけでなく、顧客自身の顔色や所作、その他諸々の視覚的情報が、医薬品を購入せず医師の診療を促すケースも含めた、医薬品の適正使用に必要な情報提供を行う上での重要なファクターになることがしばしばあるからです。
テレビ電話等、インフラの発達によって対面販売のアドバンテージが今後無くなることを否定するつもりは全くありませんが、少なくとも現状ではまだそこに至ってはいないと言えるのではないでしょうか。
まぁ、ぶっちゃけ対面販売を原則とせず医薬品のインターネット販売を全面的に許すのならば、1類から3類まで、薬剤師監修の文書を添付した上でのオーバーザカウンター販売が、コンビニだろうがスーパーだろうが許されるべきだろう、ってことになるんだろうと思いますけどね。
1類に関しては、医薬品卸のように一ヵ所の配送センターに医薬品の管理責任者(=薬剤師)を置き、各店舗でのオーダリングシステムを構築し、2,3類は各店舗に登録販売者を置いて対応すればかなり広域をカバーできることになりますから。
ま、先日の新型インフルの専門家会議で提案され、厚労省に了承された、パンデミック時の電話問診&FAX処方によるタミフルの処方が認められてしまったことを考えると、なんだかもう薬事法とかどうでも良いんじゃねって感がありますんで今日はこの辺にしときますw
コメントありがとうございます。
私も同じようなことを考えていたのですが、それを的確に文章にしてしまうあたりがさすがです。重ねてお礼申し上げます。
や〜め〜て〜(T−T)
いや、ホント、いつも好き勝手に書いててすいません(苦笑)
「対面販売の原則」を言うからには、言った側にはもちろん責任が伴うでしょう。日薬をはじめとした「ネット販売反対」を主張する団体は対面販売をどのように徹底するのか、大変興味深く今後を見守ってゆきたいと思います。
さつきさんの
>パンデミック時の電話問診&FAX処方によるタミフルの処方が認められてしまったことを考えると、なんだかもう薬事法とかどうでも良いんじゃねって感がありますんで・・・
をみて笑ってしまいました。
私達薬剤師は「法律」にこだわり過ぎではないでしょうか?
「無法」は全く話にならないですが、こだわりすぎも考えものです。
「国民のためにも、大原則は死守しないと!」って思って頑張っていたら、「そんなのイラネ」と急になったりして・・
さらに、法の解釈に基づいて患者さんを(いい意味で)教育しないと!って思い過ぎですよね〜
確かに法律にこだわりすぎている部分があるのかもしれません。自分にもそういう部分があると省みる次第です。
法律は大原則かもしれませんが、解釈・運用に一定の幅が生まれるのも事実。「我々が普段行っている業務を法に反映させるんだ」という、いい意味での開き直りみたいなものが必要なのかもしれませんね。
はっきりいいますと、あの試験では確実に薬害でるな?と思います。
自分もまだまだ勉強不足ではありますが、店頭にたっていて、よく聞かれることは、医療用医薬品との併用の事をよくきかれます。
その相談は本来なら薬剤師の職務なのだと思いますが、私は薬剤師ではないので、そうのご相談にはお答えしかねます・・・。
とは患者様にはいえません・・・。
そのためいままで必死に姉(薬剤師)・兄(薬剤師)・妹(看護師)に聞いたり、分からないことは自分で今日の治療薬をはじめとする医薬品の専門書を開き、調べ勉強をしてきました。
しかし、医薬品というものは調べれば調べるほどおくが深く、複雑・難解なものだというのも痛感しております。横道にそれましたが、
今回の改正薬事法であたらしく医薬品登録販売者という資格ができましたが、その合格者があまりにもお粗末なのに驚きを隠せません。
一般用医薬品についても程々しかしらないような者が現に多数合格しているのです。
OTC薬を販売するのだから、OTC薬については、薬剤師よりも詳しくなくてはならない。医療用医薬品については、薬剤師の知識には勝てないが、患者様に聞かれた事は、必ず答えられる知識をもっておかなくてはならない。
これが私の考えです。
しかしながら、現状は、アスピリンをピリン系薬剤だと勘違いしているような者が合格しているのです。失笑ですよ・・・・。
こんなので本当にいいのでしょうか?
薬害でますよ
話はとびとびでごめんなさい。
店頭で相談を受けていると、よく医療用医薬品との併用の質問を受けることが最近多々あります。
よくあるのは、Ca拮抗薬・α・βブロッカー・降圧利尿薬・アンジオテンシン2受容体拮抗薬・ACE阻害薬をはじめとする、高血圧の薬です。
私は6月までは医薬品登録販売者として、販売はできないのですが、夜間どうしても管理者が夕方に帰宅する関係上、相談に応じなければなりません・・・・。
なので、自分でよければ・・・・という断りをいれ患者様に説明させてもらってます。
たとえばノルバスク錠を飲んでいるのだけど、風邪薬は一緒に服用しても大丈夫ですか?
など本当に風邪シーズンはよく聞かれました。
禁忌ではないですが、併用は好ましくありません。降圧薬とはまったく逆の働きをする成分が入っているので好ましくないのですよ。併用しても差し支えのない薬剤をお勧めしてきました。
ノルバスク錠だった場合グレープフルーツもだめですよ?とそえて。
約60%の薬物代謝に関与する薬物代謝酵素チトクロームP450の働きを〜〜ここまで詳しくはお話しませんが、患者様に分かりやすい言葉で簡潔に説明しております。
これは薬業界に従事する人間として義務だと思っております。
しかしながら自分の周りに合格者は・・・・。
なんで、この程度の事もしらないのに、試験に合格したんだろう・・・。君責任はとれるの?といいたくなるような合格者であふれかえっております。
6月以降薬害が出ないことを祈るしかありません。
薬剤師の皆様どう思われますか?
しかし、ノルバスクとグレープフルーツジュースは併用に問題ありません。
http://www.ctinkuma.com/norubasuku.html
をご参照下さい。
一生懸命さには感服しますし、何か熱意に水をさすようで申し訳ない気持ちもありますが、やはり専門的なことは薬剤師か医師に相談するようにお願いしたいと思います。
勉強はしていらっしゃると思いますが、やはりアバウトな知識で個々の薬剤のことまでは知識がないと思います。
立場上つらいでしょうけど、必ずお店の薬剤師に相談して下さい。
たとえ帰ってしまっても「管理薬剤師」である以上夜中でも何でも責任とらなければいけません。
それが国家資格、というものです。
大変申し訳ないですが分を超えていると思います。われわれ薬剤師は医療用医薬品を調剤しています。しかし処方権限は医師にあります。
絶対超えてはいけないものです。
看護師と医師もそうです。
それと同じように薬剤師と登録販売者にもあるのではないでしょうか。
分際をわきまえない行動でした・・。
http://www.idrugstore.com/details/detail.asp?B=5&M=50&PID=340
上記を見てくださいませ。
自分は、過去に薬種商試験を受ける時に、講義を受けました。
その時点ではノルバスクとグレープフルーツは併用禁忌と習いました。
大学名は伏せますが、●●大学薬剤部准教授にそうならったもので、それが正しい内容だと思っておりました。またチトクロームP450は約60%の薬物の代謝に関与しているともならった記憶も御座います。
ですので、Ca拮抗薬以外にも注意しなければならないとならいました。
Ca拮抗薬などの高血圧の薬にのみ注意を向ける傾向があるが、それは降圧が持続また増強されることによる危険が他の薬剤に対して、リスクが高いからであると習いました。
今日の治療薬2009年度版にも併用禁忌ででておりますがいかがなのでしょうか?
私は分を超えて薬剤師の領域を侵すつもりは毛頭御座いません。
ただ、患者様のためにその気持ちにつきるのです。
ご回答よろしくお願いいたします。
上記に服用方法の欄をご覧下さい
ちなみに今日の治療薬にも併用禁忌で記載されております。
ご回答よろしくお願いいたします。
こちらもごらん下さい
登録販売者が2類以下とはいえ、業として医薬品の販売に携わる資格であり、医薬品を求める消費者の視点からみれば、現実的には求める医薬品が1類だろうがそれ以外だろうが大差ないことを踏まえるならば、医薬品の適正使用のために、「消費者のために」登録販売者が消費者に対して医薬品の服用および相互作用等の、医薬品の服用に付随する事項についてアドバイスをすることは避けられないし避けるべきでもないのだろうと思います。
ですから、個人的に応援してます。
とにかく勉強して、経験を積むことです。
断言できますが、はじめから医薬品の服用に関する全ての知識を有して業務にあたることのできる薬剤師なんてあり得ません。
皆、多かれ少なかれ経験を積むことで無数の情報の中から取捨選択できるようになり、個々の患者や消費者毎に適切な情報を提供すべく日々精進しているはずです。
その過程においては、誰だってはじめは失敗するでしょう。
勘違いや勉強不足から、事実と違うことを患者に伝えてしまい、あわてて電話をかけて訂正した経験が私にはありました。当たり前のように自分の後輩にもありました。ま、自分たちがダメ薬剤師なだけかもしれませんが(笑)
ただ、一方で、そういうことがあって、「ヒヤっとする」からこそ、扱う情報の重要性が骨身に沁み、情報提供に際しては慎重に言葉を選ぶというスキルを身につけていくのだろうと思います。
繰り返しますが、とにかく勉強あるのみ!
医薬品を購入するということが、一般の商品を購入することとは意味が全く違うということを全ての国民に理解して貰えるよう、一緒に頑張っていきましょう!(^−^)
特に楽○の三○谷さんとかにっ!(笑)
ところで、ノルバスクに関してですが。
ぽんたさんに回答を求めていらっしゃるようでしたが、ついでなんでお答えさせてください。
ノルバスクとグレープフルーツの相互作用に関してですが、結論から言えば、「併用に問題なし」ですね。
というか、ノルバスクには併用禁忌に該当するものがありません。
『今日の治療薬』にどのように記述されているのか、そもそも私は今日の治療薬を使っていませんのでわかりかねますが、もしそのような記述があったとしても、その記述が誤りです。
今後、業務を続けていれば、今回のような患者さんからの相談を受けることも多々あることでしょう。
もちろん、薬剤師がいれば薬剤師に丸投げしちゃって構わないと思いますけど、正確な知識は持っていて誰の害にもなりませんからね。
僭越ながら、以下に情報収集の方法を書きますね。
医療用医薬品に関する情報は、「添付文書」と「インタビューフォーム」が基本です(これらはメーカーHPで各医薬品毎に必ず入手できます)。
例えば相互作用に関してだと、インタビューフォームに記載があれば、それが情報の全てです。
例えばノルバスク(一般名:アムロジピン)とグレープフルーツジュースの相互作用に関しての検討結果は、インタビューフォーム内に明記されており、その上で公式に「影響なし」という見解が示されておりますので、これに従うべきですね。
一方、一般論として、インタビューフォームに記載がない場合でも、最新の知見として相互作用が認められている場合も無いとはいえないので、一応ネットで検索してみるとよろしいでしょう。
学会や権威のある機関が発表しているデータがあるならそちらが最新の知見として正しい可能性が高いですが、個人の医師や研究者が言っている程度なら頭の片隅に置いて置く程度でよろしいでしょうね。
こんなかんじですかね。
あ、そうそう。
医薬品を扱う者として、「個人輸入代行」などという法の抜け道を使って、海外の医薬品(偽薬の可能性もある)を消費者に販売している業者なんかを相手にしないでください。
ましてや、情報のソースにしないでください。
LITEさんがリンクされた業者がまさにそれです。
彼らは医薬品を販売している責任なんて感じていませんし、法的にも負いません。
あくまで「輸入代行」なんで。
要は医療行政の敵で、国民の敵です。
LITE 様のご提示いただいたものでは、学術的、というものではありませんね。
添付文書やインタビューフォームをまず参考にしていただきたいですね。
今日の治療薬 P587 禁:妊婦、ジヒドロピリジン系薬物過敏症 相:↑(太)↑降圧薬、↑(太)リトナビル
ちなみにアダラートや同じページのサプレタなどは相にグレープフルーツジュース、とあります。
禁忌にはならないですね。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200905052120
という記事を思い出しました。
情報の取捨選択、これがプロとの違いと思います。
新人薬剤師が通るのと同じ道かもしれませんが。
お忙しいところ恐れ入ります。
私はまだまだ勉強不足なのだと思います。
ありがとう御座いました。
今から経験をつみ、いずれは薬局開設者としてがんばっていこうと思っていますんで、勉強しまくります。
主に医療用医薬品を。
本当にありがとう御座います
ここはいい情報交換の場だと認識しておりますので、度々来させてください。
以後よろしくお願いいたします。
販売者に差があるのは快くは思いませんが、制度は決まり、施行されます。
その絶対的なものを変えれない以上、年月をかけて人材を育て、熟成していくしかないのだと思います。
Ca拮抗薬とグレープフルーツの相互作用って「ちょっと聞きかじった人」が陥りやすい間違いですよね。後、よくあるのが「なんとかファリンっていう血液をサラサラにする薬と納豆は良くないって聞いたから、バファリン飲んでいるから納豆は食べないようにしている」とか。
間違った情報を更にネット上のあやふやな情報で補完してしまうという怖い例ですね…
日経DIクイズの特集記事に、グレープフルーツとCa拮抗薬との相互作用についてわかりやすく書かれた物があったと思います。検索した所、日経DIクイズの第3集なんですが、ちょっと原本が今手元に無くて引用できませんが、ノルバスクは問題無しでした。むしろ、降圧剤として使うことの無いワソランの方が影響が大きくて、「降圧剤だけを注意すればいいわけじゃ無いんだ」と気持ちを新たにした記憶があります。
ネットの情報収集はお金も掛からないものが多いし、迅速で手軽ですが、ぽんたさんのおっしゃる通り「嘘を嘘と見抜けない人」には諸刃の剣ですよね。突き詰めて言うと、ここのコメント欄に書かれてる事だって嘘じゃないっていう保証は全く無いわけですし。
患者さんに時々「薬の情報はインターネットで見るから説明しなくて良いよ」って言われる人が居ます。情報が玉石混淆で溢れかえってる状態だからこそ、無秩序にインターネット販売することの危険性が高まってると思います。
http://www.idrugstore.com/details/detail.asp?B=5&M=50&PID=340
を見て
高血圧、狭心症、扁桃炎(胸の痛み)の治療に用いられます。orz
せっかく勉強するのなら正しい勉強のやり方で行って下さい。
少なくとも販売サイトの内容を鵜呑みにしてはいけません。
ありがとう御座います。
自分の間違いを改めて実感できました。
これから医薬品業界でやってゆく過程で間違った知識を正解だと思うこともあるかもしれません。
ただその間違いを間違いのまま終わらせず、なにが理解できなかったのか、どこが間違っていたのか究明し、理解し、患者様のためにがんばっていこうと思っております
適切な返答誠にありがとう御座いました
kenseさん>
失礼を承知で書かせてください
間違いを肯定するつもりもさらさらないですが、ただ人間完璧な人間も存在しません。
間違え、恥をかいた分だけ人間は成長できるものだとおもっております。
kenseさんは今まで医薬品の知識について間違いたことはないのでしょうか?(極論ですが)
今回のことで、自分はまだまだだということを認識でき、そして成長できたと思います。
コメントありがとうございます。
患者、利用者からの相談には医薬品のリスク分類と違って明確な区別があるわけではありません。
そのような「状況」とまた一方で「制度」という、ある意味相反する中でどのように問題を解決するかということは、今後考えていかねばならないでしょう。
また情報、知識についてですが、現有の知識で必ずしも対応できるとは限りません。未知のケースにどういった行動を取るのか。
ネットにおいても文献においてもそうなのですが、情報を探すことと同時に「それが信用できるものなのかどうか」という判断こそが専門家に求められるのかもしれません。
そのとおりだと今回の一件で私も再度実感できました。
おしえてくれた方が大学の准教授であろうと、薬剤師であろうと、薬種商であろうと、医薬品登録販売者であろうと、それを鵜呑みにすることは恐ろしいことだということが・・・。
そして、その教えていただいた情報を再度自分で消化し、吸収していかなければならないことも・・・。
私も医薬品登録販売者として、今からスタートするわけですので、スタートラインで道を踏み間違えないよう日々きをつけてまいりたいと思っております。
薬剤師の皆様本当に感謝しております。
ありがとう御座いました。
毎日来ます!
コメントありがとうございます。
情報において明らかな間違いはある程度見抜くことができますが、そうでないことの方が多いのが話を一層ややこしくしますね。
例えばその准教授にしても、もちろん嘘を教えようと思ったわけではないでしょうし。
そのとおりです。
大学の薬剤部准教授の意見だということで自分もそれが正しいものだと思っておりました。
しかし、違っていたのだと思います・・。
情報を見極める能力というもの必要なのだと実感いたしました。
テレビ等のマスコミでは、ネット販売規制に反対の意見ばかりが報道されているように感じるのですが、医薬品をネットで販売することで起こりうる危険性など、なぜ規制をするのかという説明がきちんと報道されていないことに苛立ちを感じています。
ネット販売規制に反対の意見をテレビ等のマスコミや自社ネット上で訴えている方は、本当に消費者の立場に立って反対しているのでしょうか?その方の反対意見を聴けば聴くほど不快感を感じます。
規制に反対するこのような意見を聞いた一般の方は、それを正当な意見と思い込み、「なんだかよく分からないけどテレビで反対って言っているから」と、ネット上の反対署名を気軽にクリックしている方も多いのではないでしょうか。
もちろんネット販売規制の内容には改善する点もあるかと思いますが、まず第一類医薬品は明らかにネット販売不可となるべきです。
「薬を買いにいっても何の説明もなく、しかも薬剤師ではなく資格のない店員が売っている。だからネット販売だって同じではないか」
という意見を報道番組等で述べているのを耳にしますが、これにも私は苛立ちます。
私は一般医薬品販売店で管理薬剤師をやっておりますが(以前は病院薬剤師でした)、医薬品販売の際は、お客様の通院・服薬状況などを聞き、併用や成分重複などに注意をして販売しています。また、会話の中から服薬に際しての注意点などの追加情報もアドバイスしています。
この「会話の中から」というのが非常に重要なのが、現場で実際に働いているとわかります。
お客様に服薬状況を聞いた時に、言い忘れていることや、これはきっと関係ないからと言わなかった事もあったり。。。実は、この言っていないことの中に併用できないものや、重複成分があったりすることが多かったりします。
特にカゼ薬と鎮痛消炎剤を販売する時にこのような事が多いです。(主に第二類医薬品ですね)
このようなこともあり、私は医薬品は対面販売にこだわります。大衆薬は「OTC(オーバー ザ カウンター)」の通り、対面販売が大原則だと思います。
消費者が医薬品を安全に適切に服用できるよう指導するのが薬剤師の役目です。私も店頭ではそのことを最重要に考え販売しています。
ですが一方で、薬剤師、もしくは登録販売者ではない店員が医薬品を販売する店舗が多いことも事実ではあります。
特にドラッグストアなどではよくあるようです。
しっかり商品の説明をして販売している店舗とそうでない店舗、薬剤師・登録販売者が対応する店舗とそうでない店舗。
この問題こそしっかりと国が指導していくべきだと思います。
それでなければ、私のように店頭でしっかり説明して販売している薬剤師もいるというのに、そうでない薬剤師のほうが多いように世間で言われるのは侵害です!
スミマセン。言いたいことがたくさんありすぎて、話がゴチャゴチャと入り乱れて書き込んでしまいました。。。
コメントありがとうございます。
> この「会話の中から」というのが非常に重要なのが、現場で実際に働いているとわかります
という部分、大変共感を覚えます。会話の流れの中で医薬品の選択に変化があったり、場合によっては販売をしないケースも出てきますよね。
勤務する予定です。
私も実際店舗にて、生活者のお話をお聞きしていると、服薬指導のための、服用中の有無、アレルギーの有無、病歴をお聞きすると結構驚かれるケースが実際多いです。
初めて、こんな聞かれました。
とか、ここまで詳しくおしえていただいたのは始めてです。
またきます
といって帰られます。
聞いてみると、私の勤務する店舗の近所の薬店・DS等では、服薬指導は実施されていない。
または服薬指導していても、そこまで認知されていないのだと分かりました、
薬業界で医薬品の販売に従事するものとしては服薬指導は当たり前のことなのに、それをおろそかにいままでしてきた結果、生活者は、医薬品もその他の食品等と混同し、副作用の危険性を忘れてしまったのではないかと思います。
OTC医薬品であっても、医薬品であり、人体の構造・または機能に影響を及ぼすものと規定されているように、影響を及ぼすとは有益な作用と引き換えに、意図しない有害な作用もあるわけです。
医薬品ネット販売の賛否は別にしても、医薬品に対する認識の低さには驚かされることが少なくありません。
ご指摘いただいていますように我々も含めた「販売する側」にもその原因があるのは、重く受け止めねばならない事実ですね。
返事が遅くなりまして申し訳ありません。
>kenseさんは今まで医薬品の知識について間違いたことはないのでしょうか?(極論ですが)
もちろん多々あります。
知らないこともたくさんあります。
だからこそ正しい勉強方法で行ってください。
誤った知識は何も知らないより劣ります。
>間違え、恥をかいた分だけ人間は成長できるものだとおもっております。
確かにその通りです。ただ、これからは患者さん、お客さんに対する責任が生じることだけは認識して頂きたいです。
これからも頑張って下さい。
>誤った知識は何も知らないより劣ります
確かにそのとおりです。
私がいいたいのは間違いを責めるのではなく
二度と同じ過ちを犯さないように努力するべきだといいたかったわけです。
あなたの発言は明らかに間違いをせめているように感じ取れます
間違いを肯定するつもりはないことを付け加えておきます
お二人のやりとり、大変重要な問題と思います。
しかしながら文字だけのコミュニケーションですので、時に行き違いが生じることもあります。
有益な議論にしていただけますよう、お願い申し上げます。
確かに間違いは悪です。
しかし、そもそも人間とは間違えのない人間は存在しないし、間違えるから成長する。
そして二度と同じ間違えをしない。これに尽きるのではないかと思います。
あなたは自分のことを棚上げし、他人の間違いをせめている、そのように感じ取れます。
もし不愉快に思われたら申し訳御座いませんが
あなたがこの発言で不愉快に思うということは、私は、それ以前にあなたの発言で不愉快に思っているのですよ。
間違ったのは私のミスですが・・・・。
以上です。
くまさん>このような公共の場で不愉快な発言誠に申しわけ御座いませんでした。
ただ、私も人間です。kenseさんの発言には正直不愉快極まりない感情を抱きました。
私にも間違えも御座いますし、感情もあります。
このような発言は今後差し控えるようにいたします。
誠に申し訳御座いませんでした。
皆様申し訳御座いませんでした。
皆様お久しぶりです
LITEです。
あさってよりいよいよ改正薬事法が施行されます。
大変ですががんばっていこうと思っております。
とまぁそれは薬剤師の長年の命題でもあるわけですので、むしろ医薬品に対する消費者の意識の底上げのために、一緒に頑張っていきましょう(^−^)
結局一人薬剤師のところは、外出するのであれば店を閉めろ、と。
なんだか・・・そういうところを全く薬剤師会は守ってくれず・・・・つくづく脱力感です。
どんどん小規模薬局は店を閉めないといけないんですね。
コメントありがとうございます。
いよいよ改正薬事法施行ですね。何がどう変わるのか?時間をかけてゆっくり変わっていくことにも注意してゆきたいと、個人的には思っています。
どんな動きがあるのか、またご教示いただければ幸いです。
http://blog.kumagaip.jp/article/29498481.html
個人の薬局には個人の薬局の強みがありますよ?
小回りもきくし、融通もききます。
第一類医薬品もとりあつかえるので、そういっためんで、薬剤師の個人薬局はつよいとおもいますよ?
医薬品登録販売者がいくらがんばったところで、薬剤師にはかないませんし・・・。
ここではお話しませんが、今まで誰もしたことのない業態を考えればいいと思います、
自分も近い将来調剤保険薬局を開業しようとおもっています。今までの門前薬局ではおそらくきびしい時代がやってくるとおもいます。
なので、そことは違う業態を今構想中であります。
それがうまくいけば、チェーン展開していければとおもっております。
今までにだれもしなかったことを考える、実行することで、個人薬局の強みもあるのです
と思います。
激励ありがとう御座います。
そうですね!医薬品の使用方法の認知度を一般生活者に提示するのもわれわれの仕事だと思いますのでこれからは、薬剤師・医薬品登録販売者は協力して、がんばっていかなければならないのだと再認識いたしました
共にがんばっていきましょう!!
個人経営の薬局と一人薬剤師薬局を混同されてるのかな?と思います。
私も一人薬剤師薬局の経験がありますが、残念ながら淘汰されようとしていると感じます。まず、(県にもよりますが)一人薬剤師の場合は開設の許可がおりません。「あなたが病気になった場合はどうするんですか?」と聞かれます。
うちの辺りでは薬剤師会は守ってくれないどころか、平日の真っ昼間に例会を開く始末(笑)
腹立たしいとは思いますが、販売者の法規制を厳格化する為にはしょうがない事なのかとも思います。
>(県にもよりますが)一人薬剤師の場合は開設の許可がおりません。「あなたが病気になった場合はどうするんですか?」と聞かれます。
ほ、ホントですかっ!?Σ( ̄□ ̄;)
「基本病気になっても店に出ますし、出れなければ店開けませんが」って答えてもダメなんですか!?(^^;;
許可を出さない根拠が全くないですね。
ケンコーコムじゃないけど、それこそ営業の自由を侵害する重大な違憲行為のような気がしますが…
勘違いでした@@:
ちなみにうちの兄も薬科大学の大学院までいったのですが、大学院は途中でやめましたが、その後、薬局で勤務してたみたいですが、やはり一人薬剤師だったとのことです。
へたしたら他の薬局の応援までたまにいかされたこともあるといってました。
じゃぁ兄貴が働いている薬局は、兄貴がいない間どうなってるの?ってきいたら暇な時間帯をみて、他店の応援に借り出され、通常勤務している薬局は薬剤師不在もあったといっていたようなきがします。
えっ?処方箋どうしてたの?ってきいたら、薬剤師ではない調剤助手がしていたようなことをいっていたようなきがします。
うる覚えなので、気がする程度の話ですが、いかがでしょうか?
ちなみに兄貴にいた薬局は、OTCのない個人経営の保険薬局でした・・・・。
私の場合は、私が休まなければダメな時は別の店舗から1時間半かけて別の人が来るという事で登録をしたので、「出なければ開けません」と言った場合はどうなるかわかりません。もしかしたら保健所のその方個人の判断かもしれません。以前も書いたかもしれませんが、「小さい子供が居ないか、介護が必要な家族が居ないか」も聞かれました。突発的に薬局をあける事が無いかという確認でしょう。男性に同じ事を聞くのかはわかりませんが。(この辺り、ちょっとムカツキます。)
>LITEさん
もし、LITEさんが仰る営業形態が本当ならそれは薬事法違反ですよ。
一人薬剤師ということはお兄様が管理薬剤師をされてたんだと思いますが、管理薬剤師は(学校薬剤師以外は)兼業が認められて無いので、他の店舗では調剤できません。当然、調剤助手の方の調剤も違法です。というか、「調剤助手」っていう資格は無いんだから只の無資格調剤ですよね。その状態でどうしても応援に行かないとダメな場合は、調剤助手の方に行って貰うべきでしょう。もちろん、応援に行った先で調剤行為をすることはできませんが。
新しい業態で調剤薬局を開局しようというお気持ちがあるようですから、ある程度は薬事法規を把握しておいた方が良いですよ。私もかな〜り昔に国試で勉強しただけですが…
あと、ちょっと気になるんですが「うる覚え」って最近ネットでよく見ますが、「うろ覚え(疎覚え)」の誤記ですよね。何か元ネタがあるのかしら?ただ単に言葉をうろ覚えしてただけなのかしら…
だから、それ薬事法違反だよ。
って兄にいったのを覚えております。
そしたら兄もそのくらい知っているといっておりました。
保健所って、たま〜に勘違いした方とかいますからねぇ(^^;;
最近ウチの地区はとても穏やかな方が続いておりますので、とても助かっております(笑)
それはそれとして、今日たまたま患者さんから「排卵検査薬」の販売を依頼されたのですが、ウチは勿論、近隣の薬局もなくて困りました。
妊娠検査薬は2類の医薬品扱いですが、排卵検査薬は、不妊症の治療に直結するためか、薬局医薬品(非処方せん医薬品)扱いなんですね。
はじめて扱ったので、とても勉強になりました。
だって、メーカーのカスタマーセンターの方ですら、当該製品のカテゴリーを知らないんだから仕方ないですよね!(笑)
んで、最初よくわからなかったのでネットで検索掛けてみたところこんなの引っかかりました。
やっぱりあるんですねぇ(苦笑)
https://www.mimaki-family.com/item/item_3239.html
(上記サイトの管理者の方〜、勘違いだと思いますけど、お気をつけあそばせ〜!)
ちなみに、卸に発注掛けたら金曜日納品可能とのこと。
これだと、ネットで発注掛けても届く日は同じですね。
今回はネットの優位性はないということで(笑)
あくまでこの商品に関してですけど。