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2018年09月02日
[review]誰も教えてくれなかった実践薬歴
心待ちにしていたという方も少なくないでしょう。山本雄一郎氏執筆の第2弾「誰も教えてくれなかった実践薬歴」がいよいよ発売されました。ちなみに第1弾はご存知「薬局で使える実践薬学」、当ブログでもご紹介しました。
薬局のオモテとウラ: [review]薬局で使える実践薬学
http://blog.kumagaip.jp/article/178985295.html
その際に山本氏本人から「“薬局薬学のエディター”堂々と名乗ることにします」というコメントが寄せられましたが、その言葉通り、「誰も教えてくれなかった実践薬歴」の冒頭では、
こんにちは、“薬局薬学のエディター”こと山本雄一郎です
と、名乗っています。氏の功績は、(非常に幅広い)薬学を「薬局薬学」に個別最適化し、現場に即した形で提供していることだと個人的には思っており、その肩書として「エディター」というのはまさにぴったりハマります。
肝心のこの本の中身ですが、山本氏の講演等を聞いたことがある人ならば、どこかで耳にしている内容も少なくないでしょう。書籍化されたことでそれらが体系的にまとめられているのと、手元において繰り返し記憶に留めることができるのが大きなメリットです。
Twitterでこの本を手にした人があげている感想がありましたのでいくつかご紹介します。
私も去年薬局に転職してからしばらくは、先輩の薬歴を真似して書いていました笑
— ふぁるめど@新米管理薬剤師 (@NewFarmacist) 2018年9月1日
そして運良く?新規個別指導にあたり薬歴とはなんたるか、を厚生局の方に教えていただきました。
薬歴ってきちんと教えてもらえることって少ないのでぜひおすすめです!
実践薬歴@kumamotoPh https://t.co/xxUl7MNlRq https://t.co/A3lPXSUQDB
少しずつ、#実践薬歴 でみたようにそれっぽく書き始めてる。全員は書ききれなくて「これは!書けそう!」と思った人を1日数人。注意される日が来たらやめるけど(笑)
— ヒヨミノトリ (@wankomo8) 2018年8月31日
それにしても私患者さんと話しすぎなのかもしれん。でも患者さんよく話してくれるし笑ってくれるから嬉しくて。笑顔は魔法だとも思う
あっ今度は実践薬「歴」なんだ。実践薬学はすごく面白かった。新人教育の資材にも使えた秀逸な書籍だったから2冊目も楽しみだ
— うめざき胖的(ぱんだ) (@umezakipanda) 2018年8月29日
保険調剤薬局の世界を離れて今は中医学の世界だけど読んで損はないよね️ https://t.co/grhg7y4Kvr
#実践薬学 は鈍器といわれてましたが、こちらの #実践薬歴 は薄くて、利器です!山本雄一郎先生節が聞いてて、先生の文章や作品が好きな人は楽しめますよ!! https://t.co/m69uQt6BVi
— ヒヨミノトリ (@wankomo8) 2018年8月26日
ということで、前作は通称“鈍器”と呼ばれていましたが、「誰も教えてくれなかった実践薬歴」は“利器”に決定しました(そこかよ)。
私が個人的に好きなのは、チャプター3「薬歴は薬学を通して患者を理解するためのツールである」の中の「すぐに答える、そこにアセスメントはあるのか」の部分です(P.92)。導入に出てくる電話対応、それから患者対応も、表面的なやりとりで終わらない、患者さんが抱えているものをいかに見抜くかが肝要ですよね。
ちょっと話がずれましたが、つまりこの本は薬歴のテクニックとか小手先の内容で終わるような内容ではないということです(やや強引にまとめました…苦笑)。読み手によっていろいろな理解や解釈ができるというのもこの本のよさでしょうね。
11:54
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| 本
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そうです。このコメント欄で、“薬局薬学のエディター”堂々と名乗ることにしたんでした。
これからもエディターとしてがんばっていきます('◇')ゞ
利器はどうなるでしょうか(笑)
この度は出版おめでとうございます。
素晴らしい作品、私も手元において勉強させてもらいます。
右手に利器、左手に鈍器の「二刀流」で(笑)
左手が疲れちゃいそうですね(笑)