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2008年09月04日
[薬局新聞]週刊トラックバックNEWS60
薬局新聞連載の「週刊トラックバックNEWS」第60回です。
「クロネコヤマト」でおなじみヤマトグループが、傘下のヤマトロジスティクス主導でジェネリック医薬品の流通に参入するという。「ヤマトメディカルダイレクト」と名づけられたそのサービスは、一部地域を除くものの「全国翌日お届け」を掲げている。
発注したところ「入荷は翌週」などというケースは筆者も経験しているが、ジェネリック医薬品の流通に悩まされてきた現場にとっては朗報となろう。受注受付から配送、更には代金回収まですべてお任せできるとなれば、メーカー側のメリットも大きいに違いない。
しかし医療業界の商習慣を考えるに、原因のすべてではないにしろ、メーカーの「顔」が見えないためにジェネリック医薬品の使用促進が進まなかった部分もある。このシステムの最大のメリットが最大の落とし穴になりかねないリスクも内包している。
また、これまで流通を担ってきた卸や販社にとって物流、金融、ITを集結した合理的なシステムは確かに脅威となるだろうが、顔の見える関係を維持し、「情報」とそして「安心」を届けることが、生き残っていく道になるのかもしれない。
薬局新聞社ONLINE
http://www.yakkyoku-shimbun.co.jp/
「クロネコヤマト」でおなじみヤマトグループが、傘下のヤマトロジスティクス主導でジェネリック医薬品の流通に参入するという。「ヤマトメディカルダイレクト」と名づけられたそのサービスは、一部地域を除くものの「全国翌日お届け」を掲げている。
発注したところ「入荷は翌週」などというケースは筆者も経験しているが、ジェネリック医薬品の流通に悩まされてきた現場にとっては朗報となろう。受注受付から配送、更には代金回収まですべてお任せできるとなれば、メーカー側のメリットも大きいに違いない。
しかし医療業界の商習慣を考えるに、原因のすべてではないにしろ、メーカーの「顔」が見えないためにジェネリック医薬品の使用促進が進まなかった部分もある。このシステムの最大のメリットが最大の落とし穴になりかねないリスクも内包している。
また、これまで流通を担ってきた卸や販社にとって物流、金融、ITを集結した合理的なシステムは確かに脅威となるだろうが、顔の見える関係を維持し、「情報」とそして「安心」を届けることが、生き残っていく道になるのかもしれない。
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| 週刊トラックバックNEWS(連載終了)
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