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2009年02月19日
認知症の記事に対する日薬コメントの意図は…
数日前に薬局で認知症のチェックをするという記事が出ました。読売新聞のすっぱ抜きです。
読売新聞:薬局で認知症チェック、「きょう何日」窓口で質問
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090215-OYT8T00266.htm
取り組みとしてはなかなか面白いと思っていましたが、間髪入れずに日薬から釈明コメントが出されています。
であり、
というものです。いくつかのブログでも取り上げられています。
アポネットR研究会:特定高齢者施策で地域薬局が果たす役割
http://www.watarase.ne.jp/aponet/news/090216.html
another side of ”d-inf”:「「薬局で認知症チェック」の訂正コメント」
http://hello.ap.teacup.com/d-inf/1734.html
「せっかくの取り組みなのに、日薬は何をやっているんだ!」という思いは確かにあります。しかしこれ、日薬が消極的ということよりも、医師会との問題にしないためのコメントでは?と考えられます。
この手の話はちょっとこじれると、直ちに医師会からクレームがつきます。「認知症である」という診断の域に触れるかもしれないという微妙なラインだけに、デリケートな問題となりやすいのです。
それを裏付けるかのような文が通知に続いています。
医師会へ話が行くよりも前に、報道されて表に出たことで恐らくこの事業は先がなくなってしまうでしょう。正論だけではうまくいかないことが多いのも世の常、でしょうか。
日本薬剤師会の手腕、また情報管理能力が問われる一件かもしれませんね。
読売新聞:薬局で認知症チェック、「きょう何日」窓口で質問
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090215-OYT8T00266.htm
取り組みとしてはなかなか面白いと思っていましたが、間髪入れずに日薬から釈明コメントが出されています。
「健康介護まちかど相談薬局」事業の一環として一部地域でおこなわれているものの、日本薬剤師会としては本事業を全国で実施することの可否等については、まだ担当役員レベルで検討している段階
であり、
平成21年度当初から本事業を全国的に実施する予定はありません
というものです。いくつかのブログでも取り上げられています。
アポネットR研究会:特定高齢者施策で地域薬局が果たす役割
http://www.watarase.ne.jp/aponet/news/090216.html
another side of ”d-inf”:「「薬局で認知症チェック」の訂正コメント」
http://hello.ap.teacup.com/d-inf/1734.html
「せっかくの取り組みなのに、日薬は何をやっているんだ!」という思いは確かにあります。しかしこれ、日薬が消極的ということよりも、医師会との問題にしないためのコメントでは?と考えられます。
この手の話はちょっとこじれると、直ちに医師会からクレームがつきます。「認知症である」という診断の域に触れるかもしれないという微妙なラインだけに、デリケートな問題となりやすいのです。
それを裏付けるかのような文が通知に続いています。
医師会等からお問い合わせがあった場合には、上記理由をご説明いただければ幸いです
医師会へ話が行くよりも前に、報道されて表に出たことで恐らくこの事業は先がなくなってしまうでしょう。正論だけではうまくいかないことが多いのも世の常、でしょうか。
日本薬剤師会の手腕、また情報管理能力が問われる一件かもしれませんね。
23:30
| Comment(7)
| ウラ
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介護分野の予防の点を強調すればいいのにね。
自分達も医薬品か健康食品か効能効果をうたっているか否かに敏感なわりには、って感じしました。
情報云々よりも私はその辺のポイントも気になりましたね。
なるほど、同意です>効能効果に関して。
それから補足ですが日薬の情報管理について書きましたのは、このニュース、どうやら「意図せずに」情報が外に出てしまった部分があるようで…。詳しいことは私も分からないのですが。
誰かが、薬剤師でこんなことをやるって深く考えず言ったことが大問題に。
こんなご時勢ですから、内輪の話においても、言葉を大切に論じないといけないんでしょうね。そこそこの立場の人たちは。
大変な世の中ではありますが。。。。。。
でも。
せっかく面白そうな話なのに消滅でしょうかね。
コメントありがとうございます。
この話が今後どのようになるのかは分かりませんが、目を摘んでしまうのはもったいないですよね。
一ついえるのは、薬局のあり方を考えるよい機会になったということです。基本をおろそかにしてはいけませんが、留まっていても先は開けてきません。
薬の副作用(認知機能低下)の情報提供に伴う必然的な行為と思います。
おっしゃる通りと思います。我々自身が「これは診断だから薬局では無理」とか「我々の領域外」とあきらめてしまうことは避けたいですね。