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2009年07月07日
カデュエット配合錠 規格はやっぱり「1番」〜「4番」
ファイザーは、アムロジピン(ノルバスク)とアトルバスタチン(リピトール)の配合剤、「カデュエット配合錠」の製造販売承認を取得したということです。メーカー発表はこちらから。
ファイザー:高血圧症と高コレステロール血症の治療を一錠で可能にした世界初の異なる疾患の配合剤「カデュエット配合錠」の製造販売承認を取得
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_07_07.html
一時、継続審議になったと報道されたこともあり承認に遅れが出るのでは?と言われていましたが、7月に無事承認となったようです。
特性を引用いたしますと、
といったことがあげられています。
注目?の規格ですが、以前当ブログでも話題にしましたが「1番」「2番」「3番」「4番」となるようですね。
この「番」という規格表記、スマートさには欠けますがアルファベット2文字よりはまだいいでしょうか。
予想薬価ですが、有用性加算等がつかないという前提で計算しますと以下のようになります。
カデュエット配合錠1番 40.8 + 72.5 → 113.3
カデュエット配合錠2番 40.8 + 138.4 → 179.2
カデュエット配合錠3番 75.6 + 72.5 → 148.1
カデュエット配合錠4番 75.6 + 138.4 → 214.0
ノルバスク錠、リピトール錠の頻用規格から考えるに「カデュエット配合錠4番」がメインとなりそうでしょうか。
(関連リンク)
CADUET Official Site
http://www.caduet.com/
(関連記事)
2009/04/29 カデュエット配合錠の規格表示は「1番」〜「4番」?
http://blog.kumagaip.jp/article/28772643.html
2007/01/23 ノルバスクとリピトールの配合剤「カデュエット」
http://blog.kumagaip.jp/article/3148324.html
ファイザー:高血圧症と高コレステロール血症の治療を一錠で可能にした世界初の異なる疾患の配合剤「カデュエット配合錠」の製造販売承認を取得
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_07_07.html
一時、継続審議になったと報道されたこともあり承認に遅れが出るのでは?と言われていましたが、7月に無事承認となったようです。
特性を引用いたしますと、
1)世界初の持続性Ca拮抗薬/HMG-CoA還元酵素阻害剤の配合錠
世界初の異なる適応症に対する薬剤の配合錠です。
2)高血圧症と高コレステロール血症に優れた臨床効果。
脳・心血管疾患のリスクファクターである高血圧症と高コレステロール血症の両方に効果を発揮します。
3)1日1回、1錠投与が可能
1日1回、1錠投与と簡便であり、アドヒアランスの向上が期待できます。
といったことがあげられています。
注目?の規格ですが、以前当ブログでも話題にしましたが「1番」「2番」「3番」「4番」となるようですね。
カデュエット配合錠1番
(アムロジピン2.5mg /アトルバスタチン 5mg)
カデュエット配合錠2番
(アムロジピン2.5mg /アトルバスタチン10mg)
カデュエット配合錠3番
(アムロジピン 5mg /アトルバスタチン 5mg)
カデュエット配合錠4番
(アムロジピン 5mg /アトルバスタチン10mg)
この「番」という規格表記、スマートさには欠けますがアルファベット2文字よりはまだいいでしょうか。
予想薬価ですが、有用性加算等がつかないという前提で計算しますと以下のようになります。
カデュエット配合錠1番 40.8 + 72.5 → 113.3
カデュエット配合錠2番 40.8 + 138.4 → 179.2
カデュエット配合錠3番 75.6 + 72.5 → 148.1
カデュエット配合錠4番 75.6 + 138.4 → 214.0
ノルバスク錠、リピトール錠の頻用規格から考えるに「カデュエット配合錠4番」がメインとなりそうでしょうか。
(関連リンク)
CADUET Official Site
http://www.caduet.com/
(関連記事)
2009/04/29 カデュエット配合錠の規格表示は「1番」〜「4番」?
http://blog.kumagaip.jp/article/28772643.html
2007/01/23 ノルバスクとリピトールの配合剤「カデュエット」
http://blog.kumagaip.jp/article/3148324.html
21:40
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2505、2510、0505、0510とかしてくれたほうがわかりやすいのではないかと思うのですが、4桁もあると面倒ですかね。
調剤ミスを減らすということから、いろいろどうでもいいような薬の名称がかわったりしているなか、このあたりの薬の名称のつけ方には疑問を感じてしまいます。
また、薬自体にも、メリットがあるのかどうか、わかりません。どのくらい動くでしょうか、注目です。
ノルバスクは1×Mで用いる例が多いでしょうし、リピトールは1×Aもしくはvdsか。
「一応」それぞれもっともらしい理由(詳細は略します)をくっつけて服用タイミングについて患者に指導してきてましたが、このカデュエットはぶち壊してくれましたと思いませんか?
(ローコールやリバロなら問題ですが)
ただ、このネーミングがそのまま通るってのが・・・
私個人としてはLL、HL、LH、HHとかの方がまだ分かりやすかった。
ただHL、LHだとどちらが高用量、低用量か分かりにくいのでカデュエットの名前をノルリピトに変更、とか
コメントありがとうございます。
この「○番」という規格表記、アルファベットよりは多少いいかな?というだけで、これが特段優れているわけではないのは皆様のご指摘どおりです。
複合剤の規格表記に関しては、本当にややこしい。実際問題、今はまだ見てるだけですが、調剤室に医薬品が置かれ調剤するとなったらどうなるのか、ちょっと恐ろしい気もします。
規格はもとより、配合剤はその存在意義についても疑問符が付けられることが多いだけに、うわべやきれいごとだけでなく、現場の人間が納得するだけの説明が欲しいですね。
調剤過誤が頻発して名称変更になればいいと思います。
ローコールとリバロは朝と夕で効果が変わるのでしょうか?
教えてくださいm(__)m
配合錠を認める厚労省ってジェネリック推進機関なのに・・・本当、意味がわかりませんね。。
○番だけだと混乱するから、PTPシートに成分量も表記してほしいですね。
「アムロジピン5mg アトルバスタチン10mg」みたいな。
あと、○番のとこを沢井のPTPシートのようにわかりやすく色分けとかもしてほしいです。
・・・メーカーはそこまで考えてくれないですかね〜(-_-;)
うちでは馬鹿医者が名前覚えれないってエカードしか出てなくて助かってますがw
個人的には一般名と商品名がある時点で気に入らないんですが・・・
なんとか命名法くらい統一してもらえないもんでしょうかね
>simoさん
当然ご存知かと思いますが,HMG-CoA還元酵素阻害剤はコレステロールの生合成の亢進が夜間に活発化するため夕投与が望ましいです
リピトールも例外ではなく,臨床試験でも差が出ていたと思いますが・・・
Tmaxの差でおっしゃってるのかな
「用量等の記載で製剤を区別した場合、『処方ミスを誘発する』『覚えられない』可能性があることがわかりました。(臨床の先生方130名に行ったアンケートより)」
とありましたよ。
なーんか言い訳くさくて笑ってしまいました。
同じ130名に、「LD、HDで区別した場合には処方ミスを誘発する可能性がありますか?覚えやすいですか?」ってアンケートはしてないのかな(笑)
コメントありがとうございます。
コレステロール生合成の話は承知しておりますが・・・
「MEGA STUDY」にてメバロチンは1回なら朝も夕も変わらない効果って結果にならなかったでしたっけ?
リピトールも朝でも夕でも・・・って結果がなにかであったような。。。
と、思ってました。
ローコールは夕の方が良さそうですが、リバロの理由がわからなくて・・・
コメントありがとうございます。
スタチンの服用時点と効果についてですが、「夜間〜」の話はもちろんあるのですが、効果は服用時点に依存しないという話も聞きます。
また添付文書を見ますとローコールとリバロについては「夕食後」の記載がありますが、メバロチン、リピトールについては回数の記載に留まります。
合剤に切り替えたことで服用時点の変更があった場合、実際の効果についてももちろん気にしなければならないのですが、言い方は悪いですが「これまでの理屈」との整合性という面で、戸惑う部分も出てくる可能性はありますね。