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2009年09月07日
[タミフル]使用期限延長他、変更点
中外製薬は2006年7月にタミフルドライシロップ3%を国内製造に切り替えてゆくと発表していましたが、それが実現したようです。メーカー発表はこちら。
中外製薬:【医療向情報】タミフルカプセル75、ドライシロップ3% 添加物変更並びに使用期限延長のご案内
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/di/displayTemplates/displayNewTopics.jsp?documentId=doc_15516
中外製薬:【医療向情報】タミフルカプセル75、ドライシロップ3% 添付文書改訂のご案内
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/di/displayTemplates/displayNewTopics.jsp?documentId=doc_15524&_requestid=533866
当時の発表によりますと、「2009-2010年シーズンからの供給を目標に」と書かれていますので、ほぼ予定通りということになるでしょうか。
タミフルドライシロップ3%の変更点は、「貯法」「添加物」「使用期限」の3点です。
貯法が「室温保存」になりました。これはかなり大きいのではないでしょうか。

添加物は大幅変更です。ソルビトールが使用されなくなったため、添付文書「遺伝性果糖不耐症の患者に投与する場合には注意すること」の部分は削除されました。

使用期限は3年に延長されました。これまでひどいケースだと納入された時点で残りの使用期限が1年を切っており、翌シーズンに持ち越しができないこともありましたが、そういった問題は解消されそうです。

併せてタミフルカプセル75mgの変更点もありました。使用期限が5年から7年に延長されています。

本日付でタミフルの供給計画についても発表されています。
中外製薬:抗インフルエンザウイルス剤「タミフル®」 今後の供給計画について
http://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp?documentId=doc_15525&lang=ja
備蓄用「赤タミフル」はどういう扱いになるのでしょう。有効期限が切れそうになったら、再度延長…になるのでしょうか。
備蓄は必要なことですし「使わなくてよかったね」と言えるような状況であればそれがベストですが、多くの資源を無駄にしないためにも有効活用を考えてゆく時期に来ているのではないでしょうか。
(関連記事)
2009/05/20 備蓄用「赤タミフル」はやっぱり赤かった
http://blog.kumagaip.jp/article/29269892.html
23:30
| Comment(21)
| 医薬品情報(医療用)
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うちの薬局は備蓄しとけって医師から支持がでてたっぷり購入した直後ですわ〜〜〜
何かはめられた感じもしなくもないですがw
特にドライシロップについては早速言っておこう・・・
助かりましたm(_ _)m
期限が短いほうの製品が残っても困るので、「期限の長いのを先に」と言ってもなかなか入ってきませんかね…。
新規輸入分あるいは新規製造分と順次入れ替えていって、古いものは流通分にまわすシステムにはできないものなのでしょうか?
厚労省が主導で進めれば、なんてことなく出来そうなものですが。
税金を使ってるんですからできるだけ無駄にならないよう臨機応変にしてほしいものです。
ただドライシロップはちょっと古いのが何十本も入ってたので確認していくらか返品をお願いしてきました
10月入ってからちょこちょこ発注かけなおしかな・・・
>>のりぞーさん
メーカーは政治家に尋常じゃない大金を渡してます
癒着です
だからそれは絶対に実現しないと思います
道路工事が繰り返されるのと同じ理由ですね
悲しいことですが・・・
せめて廃棄じゃなくて安いところに投げて再精製すればいいはずなんですけどね
包装どおりの遮光瓶だったら大丈夫だったのかな?
反応で色のついたものから色が消えるのは反応の進行のサインになるけど、色が変わる場合はあてにならないって学生実習で習いませんでした?
分包したら1週間もすれば水和物だらけだと思うし光でも分解するから1年もほっとけば色もつくだろうなぁ・・・
案外化合物は簡単に壊れますよ室温遮光でもね
だから薬局の適当な扱い方込みの使用期限だったりするわけですw
コメントありがとうございます。
薬局にとって使用期限は切実な問題ですね。いつになっても頭の痛い問題です。
タミフルの黄色については、期限内でも結構黄色がかったものにお目にかかったこともあります。原薬なのか添加物なのか分かりませんが、今回の国内製造切り替えで色調の変化もありますかね。
医師会がインフルエンザの本を出すそうです。
http://www.med.or.jp/kansen/swine/h1n1guide.html
長野県は先進的に行政と医療機関の地域連携をされてるようですね。
FAX等による処方せんの扱いは2ページさかれているみたいですが・・・・
目次だけなので詳細不明。
でも一応載ってる以上は買って読まないと・・・・
買って読む頃には、流行ってたら嫌だなあ。
http://scienceportal.jp/highlight/2009/090828.html
アジュバントも悪者扱いですが、三種混合ワクチンにはアルミゲルがアジュバントとして使用されていませんでしたっけ?海外ワクチンもいろいろありますからその辺も踏まえてメディアには論じてほしいですね。GSK,ノバルティス、バクスター辺りがたぶん採用されるのでしょうか。ただ鳥インフルエンザを想定すると、技術はあっても設備のない日本ではアジュバントの使用は避けられないでしょう。その前に人工呼吸器の輸入が間に合うのかどうかが心配です。
記事の最後に国内外で開発中の主な新型インフルエンザワクチンの表があります。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200909/512100_2.html
ノバルティス、治験するそうですね。
情報ありがとうございます。我々が手に入れられるのは10月半ば…となると、流行っている可能性も否定できませんね。
>ステマグ様
ありがとうございます。
情報が限られる中ですともどかしい思いもありますが、早まったり不安をかきたてるようなことがあってはなりませんね。
と、言ってたら翌日には学校閉鎖。
ローカルな大騒ぎかもしれませんが。
特老も医療機関も敏感で、すごいことになってます。入り口での手洗いうがい場所設けたリ。
発熱ある人は中へ入らず風防内でインターフォンで対応したり・・・
薬剤師会・・・だけ?冷静?
でも、周りがおかしくても、世間が敏感だと何もしないと言われるし・・・・
風評ですが、新型は待合室にいる間に急変したり・・・細かい?んですか?
気道粘膜で留まらず肺へ到達?
簡易キットでの反応が季節型より速いそうです(これは・・・・主観的?)。
ワクチンもさることながら、受診抑制時のFAXでの対応など・・・薬剤師会からは何も聞こえませんが・・・
台風の目の真ん中で、逆に静かすぎるような感じです。
薬剤師会も地域レベルで対応マニュアル等作成しているところもあるようです。…が、まだあまり本腰を入れているところは少ないでしょうか。
対策の作成は、季節性インフル流行前の今しかないですよね。民間では、今夏インフル対策セミナー真っ盛りでした。
>ぽんた様
うちの会社では、家族に感染者が出た場合には完治後1週間まで自宅待機です。周りの工場では出社時の体温チェックをするところもありますから笑えませんが、手洗い後の殺菌は一ヶ月以上前からやってます。まあ工場の場合、製造ラインが動かないと話になりませんから過敏に反応しますね。季節性インフルエンザの肺炎は二次感染による細菌性肺炎がほとんどらしいですが、新型の場合は肺でも増殖できるため(季節性は気管支)ウイルス性肺炎を引き起こしやすいようです。ウィルス性肺炎は、電撃性肺炎といわれるように発症から3日後に亡くなる方もいるほど急速に進行するようです。待合室での患者の急変例については記事がありましたので、コピペします(日経メディカルより)。
□■新型インフルエンザの患児が診察を待つ30分間で急変■□
思いもよらないほど急激に悪化した新型インフルエンザの患児の症例を、
森こどもクリニック(東京都文京区)院長の森蘭子氏に報告していただきました。森氏は、今年6月からこれまでに、疑い例を含む20人以上の新型インフルエンザの症例を経験。その中で、軽度の喘息のある10歳男児の経過に、にヒヤリとさせられたそうです。
その患児は、インフルエンザ迅速検査を実施するときは、問題なく受け答えができていたのに、約30分後、迅速検査の結果が出て再び診察しようとしたところ、呼吸不全状態になっており、急いで救急車を呼び、近隣の病院に搬送。搬送先では人工呼吸管理をするほど重症ではなかったものの、「急性期の症状の進行の速さは、今までの季節性のインフルエンザにはないものだった」と森氏は振り返ります。この症例から森氏は、
(1)インフルエンザで来院した患児には、診察を待つ間に酸素飽和度を測定して呼吸状態の評価を行う。
(2)容態の急変に速やかに対応できるように留意しておく。
(3)診断が確定していないものの新型インフルエンザの疑いがある患児を帰宅させる際は、保護者に、急変の可能性があることを伝えておく、
の3点に留意すべきと述べています。
都内の小児科医が20人ほど集まったアレルギーの勉強会で、森氏がこの症例を報告したところ、複数の参加者から「同様に容態が急変した症例を経験している」との発言があったそうです。
ありがとうございます。
学校をはじめとする公共機関の対応を見ていますと「やりすぎでは?」という声も上がっているようですが、やはり新型、油断は禁物ですね。
身近で「やりすぎ」って思っていても、そういう反応のとこがあると、やっぱり、何かしなくていいのか・・・?って思ってしまいますよね。
マクロライドが有効かもと書いてた方もいました。年寄りには以前夏に流行ったマイコプラズマ肺炎と重なります。子供に多く、急変しました。
何にしても、マニュアル作って騒ぐだけ、パンデミック時のために消毒剤などの買占め?をする厚労省に、具体的な生産ラインの確保と、物の振り分け。
また薬剤師会も、いざという時に備えた対応をきちんと会員に示して欲しいものです。
うちの県は、ワクチンもFAX対応もパンデミックの時だけだから、今は何もしないって。
パンデミックは徐々にはならないって思いますけど。
こんな状況では、感染が増えてきた・・・・って思ったら一気に拡大ってなると思います。
しかし、インフルエンザ対策が爆発的流行をもたらしている、と書いてた方がいました。
現状はまさしくそれですけど。
インフルエンザ陰性の証明のために、子供がわんさか診察にくると。
例の医師会の本、知人Drに付録がきたら見せて下さいって頼んだら、ダウンロードしたのをメールに添付してくれたので見たんですけど・・・でもページ数多いので本が出たら改めて買います。
で。
中には、感染が拡大した中での医療の継続って章もあるし、電話相談があった場合の職員の訓練とかも書いてあります。
いざと言うときのために、きちんと考えています。やっぱ医師会はすごいって思ってしまいました。
薬局?、それとも薬剤師(会)はどうものんびりなところがあるよな感じを受けますね。