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2009年09月23日
長妻昭厚生労働大臣でどう変わるか
8月の総選挙を経て政権交代が行われ、厚生労働大臣に長妻昭氏が就任しました。
政府インターネットテレビ:鳩山内閣閣僚記者会見「長妻昭大臣」
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2761.html
既に何点か方針を示したり、これまでの見直しが示唆されていますが、主なものをリンクでご紹介します。
【長妻厚労相】後期高齢者医療制度は廃止へ(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry16577.html
日刊薬業:長妻新厚労相 まずは「新型インフル」対策、厚労省改革も
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/gyosei/article/1226551823727.html?pageKind=outline
朝日新聞:障害者自立支援法「廃止する」 長妻厚労相が明言
http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY200909190234.html
特に後期高齢者医療制度の廃止については民主党のマニフェストにも記載されており、党としての重要度も高いと思われますが、
めどは早急に付けたいが、まずは現状把握とそれらの検討の結果を見ていきたい
と述べています(以下のリンク参照)。
CB news:長妻厚労相、「まず現状把握」
https://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=24376
You Tube:【キャリアブレイン】長妻厚労相 記者会見
http://www.youtube.com/watch?v=hjQYcAJdIjI
また、この10月1日に中央社会保険医療協議会(中医協)の診療側委員7人中6人がに改選されるということで、その人事がどのようになるのかも注目されています。
ロハス・メディカル:中医協 日医出身3委員の留任なるか 長妻路線の試金石
http://lohasmedical.jp/news/2009/09/22142816.php
日医は明確に、日薬ははっきりしないながらも?自民党支持を打ち出していました。
自公政権時代に与党支持を明言してきた日本医師会や日本薬剤師会を出身母体とする委員たちがスンナリ再選されるのか、長妻昭厚労相の判断に注目が集まっている
更にこちらの記事。
ロハス・メディカル:中医協、今こそ大胆な改革を
http://lohasmedical.jp/news/2009/09/23062608.php
日医執行部の委員を解任すべき
団体推薦制の廃止を徹底すべき
といった言葉が並べられています。
よい悪いは別にして、今後二大政党制が定着するならば衆議院選挙(場合によっては別の選挙でも)の都度、政権交代が起こる可能性があります。それは施策が見直され、制度ががらりと変わることにもつながります。
私たちの業務はその影響をかなり大きく受けますので、現状の問題点や制度が変わることによる影響など、「現場の感覚」で常に物事を考えていかねばならないでしょう。
また日本薬剤師会に目を向けてみますと、これまであまり明確な意思表示はせず、厚生労働省が示す施策に従順で、「政権交代が行われることのない与党」に乗っかってきた印象が強くはないでしょうか。
しかし今後もそれでよいのかと言えば、考えねばならない時期にきているでしょう。もちろん「勝ち馬に乗ること」が目的ではなく、薬剤師や薬剤師会の理念や考えを実現できるよう、政党や議員に対して正面から向き合わねばなりません。
(関連記事)
2009/09/11 次期厚生労働大臣は誰か?
http://blog.kumagaip.jp/article/32061527.html
10:00
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| オモテ
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例えば、後期高齢者医療制度も廃止を打ち出してはいますが、廃止すればしたで保険料のアップが予想されるので、代替制度が明示されていない以上、4年以内(次の総選挙まで)の廃止自体できるのかどうかと思います。
つまりこの布陣であれば、逆に医療政策について現場の視点で直接提案ができるチャンスではないかと思います。日医はその方向に動いているようにも思われます。
くま☆さんが指摘されるように、薬剤師会の理念や考えを実現できるよう、政党や議員に対して正面から向き合うことは必要と思いますが、まずは、可能性も含めて、薬剤師の将来像をきちんと議論し、できるだけ早く明確化することも必要ではないでしょうか。
不安はありますよね。ただきちんとした意見は聞いてくれそうなので桝添さんと違って。
桝添さんって、強く意見を言う人間に翻弄されてそうな印象があって。
地味でこつこつやる人間は無視しそうな印象でしたが・・・・
そう言えば、長妻さんって日経(ビジネス)の記者さんだったんですよね?
薬剤師会に多くを望んでも期待薄いし・・・日医の動きに注目ですね。後期高齢者などなど、廃止して、どの方向に持っていくのか。
財務省はすばやく小沢シフト人事(政務次官とか)らしいですが・・・長妻さんではそれも無理だろうし。
何にしても、介護保険もしかり、ですが・・・
患者さんに優しい医療であってほしい。
マニュアルやガイドラインや規則も重要ですが、患者さんをそれでは治せませんよ。
自由にお金使って医療をしてたら国も破綻しますし、どこでバランスを取るかですよね。
高度医療も重要でしょうけど、今はごく一部の人にはものすごく手厚い医療で、手厚い医療は都市部さらに東京近郊に比例していきそうで。
ヘリもこれない、ネット環境も整備されていない(遠隔地医療もISDNがかろうじてってとこでは無理だし)、地方のさらに郡部へ行けば行くほど姥捨てですから。
コメントありがとうございます。
アポネット様仰るように、まずは「明確化」というのは何より大切ですね。日薬がその辺り、リーダーシップを発揮できるのかどうか…。
ぽんた様の書き込みで思い出しましたが、厚生労働省は年金問題で長妻氏とだいぶやり合い、職員は「指示待ちに徹する」といった記事もどこかで目にしました。
財務省は鳩山家が関わった歴史もありますので特別な部分はあるにしても、厚生労働省は…確かに厳しいかもしれませんね。
また、幸い(?)三井・逢坂両氏とも北海道出身であり、当該地区薬剤師連盟と両者は、それぞれ初当選以来緊密な関係をたもっているので、突破口はそこでしょうし、北海道4区は現首相の選挙区で、これからは、北海道からめを離せませんぞ!
コメントありがとうございます。かなりお詳しいのですね!
薬剤師連盟は民主党の薬剤師議員とはそれなりの(もちろん悪い意味でない)付き合いをしてきたということですね。今後どのような形が生まれるのか、注目したいところです。