新着記事
10/11
10/03
10/01
09/21
09/17
09/10
08/29
08/23
08/12
08/05
07/26
07/17
07/16
07/09
07/02
06/25
06/18
06/07
05/30
05/28

2009年11月27日

後発品数量ベース エンシュアは除外?

中医協において急ピッチで議論が進められている、来春の調剤報酬改定ですが、後発医薬品調剤率が処方せんベースから数量ベースになることがほぼ確実な情勢です。

当ブログでも以前、何度か話題にしました。

2009/10/15 後発品利用は沖縄に学べ?
http://blog.kumagaip.jp/article/32921343.html

2009/06/29 後発医薬品「数量ベース」の考え方とは?
http://blog.kumagaip.jp/article/30181086.html

そもそも数量ベースの考え方は?という部分からあまり明瞭になっていなかったこともありましたが、数量ベースとは「薬剤の種類数」ではなく、

薬価基準告示上の規格単位ごとに数えた数量


を根拠とするようです。

そうなると以前、kense様ご指摘のように、エンシュアリキッド等を調剤した場合の30%達成というのが、大変厳しくなるわけです。

中医協の議論においてもそのような指摘がなされているようで、その対策として厚生労働省は、規格単位を変更するのではなく、

実際の販売数量と規格単位が異なっている医薬品を、後発品の数量ベースの調剤率を計算する際の除外品目とすることを考慮する


と書かれています。ラコールなんかもそうなるのでしょうね。その他にも検討されている品目はあるのでしょうか?

DI online:後発品調剤率は来春から「数量ベース」に変更へ
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/200911/513295.html

また、加算の算定を一律30%とするのではなく、20%、25%、30%と段階的に設定する案も検討されているようです。

その他、「ハイリスク薬を調剤した際の薬剤管理指導料」や「調剤基本料18点」についても俎上に上がっているようですね。

この記事へのコメント
新薬メーカーも覚悟決めなくてはいけないですね。日本中の新薬メーカーは、リストラ、合併、後発品にスイッチなど経費節減で、新薬開発なんて出来なくなるでしょう。数年後は外資メーカーに吸収されて、名前は残らないでしょうね。
Posted by L at 2009年11月27日 11:19
>L様
コメントありがとうございます。
製薬メーカーにとっては大きな転機となること間違いないですね。同時に卸や薬局においても、意識や組織の改革が必要になりそうです。
Posted by くま☆ at 2009年11月27日 22:33
 外用剤はどうなるんでしょうね。

 MS温シップとか、g単位ですけど。
栄養剤もそうですけど、水剤も大きいのありますよねぇ・・・。イソバイドとか。アルGとか。

 処方箋ベースでも問題点があるのは確かです。
例えば、門前薬局が、医療機関に「1種類だけ」後発品使うようお願いしたりとか。


 
Posted by kitten at 2009年11月29日 02:44
>kitten様
コメントありがとうございます。
今回の話は恐らく内服に関してですので、外用剤は対象外ではないでしょうか。

でも例に挙げていただいた水剤とか、それから漢方は?という話をしてゆくと、どこで線引きをするのでしょうね…。
Posted by くま☆ at 2009年11月29日 23:35
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス(非公開):

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL(承認後の表示となります)
http://blog.sakura.ne.jp/tb/33880406


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...