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2009年12月12日
日薬が「ハイリスク薬の業務ガイドライン」策定
日本薬剤師会が、「薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン」(第1版)を策定しています。
薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン」(第1版)(pdfファイル)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/pdf/091209_3.pdf
このガイドラインは、今年10月に日本病院薬剤師会薬剤業務委員会が作成した「ハイリスク薬の薬剤管理指導に関する業務ガイドライン(Ver.1)」を参考にしているということです。
日本病院薬剤師会:「ハイリスク薬の薬剤管理指導に関する業務ガイドライン(Ver.1)」について
http://www.jshp.or.jp/cont/091021.html
「じゃあ、ハイリスク薬って何よ?」と思われるかもしれませんが、このガイドラインにおいて「ハイリスク薬」は、以下のように定義されるということです。
I.厚生労働科学研究「医薬品の安全使用のための業務手順書」作成マニュアルにおいて「ハイリスク薬」とされているもの。
II.投与時に特に注意が必要と考えられる以下の治療領域の薬剤
III.投与時に特に注意が必要と考えられる以下の性質をもつ医薬品
ここに挙げられた「ハイリスク薬」、具体的な製品名こそ書かれていませんが、見ていますと「適正使用」のためには、確かに説明や情報提供が必要と思われます。
ただ、これだけ範囲を広げてしまうと、かなり多くの医薬品が「ハイリスク薬」となり、そこから外れる医薬品の方が少なくないですかね?
となると、敢えて「ハイリスク薬」という言葉を使わなくても…という話になってしまうかもしれませんが。
次回改定では「ハイリスク薬」の薬歴管理についての話題も出ていると聞きます。そういった部分とリンクしてくるのかもしれませんね。
ハイリスク治療薬2010 High-Risk Drug Information

薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン」(第1版)(pdfファイル)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/pdf/091209_3.pdf
このガイドラインは、今年10月に日本病院薬剤師会薬剤業務委員会が作成した「ハイリスク薬の薬剤管理指導に関する業務ガイドライン(Ver.1)」を参考にしているということです。
日本病院薬剤師会:「ハイリスク薬の薬剤管理指導に関する業務ガイドライン(Ver.1)」について
http://www.jshp.or.jp/cont/091021.html
「じゃあ、ハイリスク薬って何よ?」と思われるかもしれませんが、このガイドラインにおいて「ハイリスク薬」は、以下のように定義されるということです。
I.厚生労働科学研究「医薬品の安全使用のための業務手順書」作成マニュアルにおいて「ハイリスク薬」とされているもの。
1.投与量等に注意が必要な医薬品
2.休薬期間の設けられている医薬品や服用期間の管理が必要な医薬品
3.併用禁忌や多くの薬剤との相互作用に注意を要する医薬品
4.特定の疾病や妊婦等に禁忌である医薬品
5.重要な副作用回避のために、定期的な検査が必要な医薬品
6.心停止等に注意が必要な医薬品
7.投与量が単位(Unit)で設定されている注射剤
II.投与時に特に注意が必要と考えられる以下の治療領域の薬剤
1.抗悪性腫瘍剤
2.不整脈用剤
3.抗てんかん剤
4.血液凝固阻止剤
5.ジギタリス製剤
6.テオフィリン製剤
7.精神神経用剤(SSRI、SNRI、抗パーキンソン薬を含む)
8.糖尿病用薬
9.すい臓ホルモン剤
10.免疫抑制剤
11.抗HIV薬
III.投与時に特に注意が必要と考えられる以下の性質をもつ医薬品
1.治療有効域の狭い医薬品
2.中毒域と有効域が接近し、投与方法・投与量の管理が難しい医薬品
3.体内動態に個人差が大きい医薬品
4.生理的要因(肝障害、腎障害、高齢者、小児等)で個人差が大きい医薬品
5.不適切な使用によって患者に重大な害をもたらす可能性がある医薬品
6.医療事故やインシデントが多数報告されている医薬品
7.その他、適正使用が強く求められる医薬品
ここに挙げられた「ハイリスク薬」、具体的な製品名こそ書かれていませんが、見ていますと「適正使用」のためには、確かに説明や情報提供が必要と思われます。
ただ、これだけ範囲を広げてしまうと、かなり多くの医薬品が「ハイリスク薬」となり、そこから外れる医薬品の方が少なくないですかね?
となると、敢えて「ハイリスク薬」という言葉を使わなくても…という話になってしまうかもしれませんが。
次回改定では「ハイリスク薬」の薬歴管理についての話題も出ていると聞きます。そういった部分とリンクしてくるのかもしれませんね。
ハイリスク治療薬2010 High-Risk Drug Information

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| ウラ
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ハイリスクって名称には、その頃から違和感を覚えました。
薬薬連携で、このような点数が出てきたことには、久々に日薬を評価したいですね。
調剤の点数は「指導」に対する評価が低すぎます。今後は「作る」から「指導」へ点数をシフトして欲しいと思いますね。
しかし、特殊に「作る」はちゃんと評価して欲しいですけど(笑)
薬剤師にしたら特殊=手間がかかる・・・かな。
さすがにスキが無い感じです。
これとは別に超ハイリスク薬として具体的に製品名をまとめるなんてことは難しいのですね?
具体的だと実践的ですよねー!すべては国民のために。
コメントありがとうございます。
来年の改定は「ハイリスク薬加算」みたいなものがつくのでしょうかね?カテゴリで区切るというのは確かに方法の一つですが、「リストに載っているからOKで、載ってないからNG」という流れにならないか、ちょっと心配ですね。
私は52歳のあと定年まで7年位までのいっかいの調剤薬剤師なのですが、SOAPのハイリスク薬の記載方法について教えて戴けませんか?SOAPのAに記載してEPでそれの内容の記載の仕方についておわかりの方おられれば
詳細に教えて下さい。宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
日薬のガイドライン等はご覧になりましたか?その辺りもかなりヒントになるのではないかと思います。
こちらも記事も少しお役に立てるかもしれません。
http://blog.kumagaip.jp/article/36315683.html
病院薬剤師の方などで、これまでやってこられた方法などありましたらお教えいただけると嬉しいです。