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2009年12月14日
だったら薬局から挨拶に行けばいいじゃないか
来年から始まる、6年制薬学部最初の実習に関連する話題が薬事日報の無季言にありました。
「大学からのあいさつ」がないことも(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry17536.html
私が気になった部分を抜粋します。
初めてのことなのでもちろん不安はつきものです。大学側から連絡がないことも、もちろん不安につながります。でもそうであるならば、どうして薬局の方から挨拶に行かないのでしょう。
「大学側から挨拶にくるのを待っているのではなくて、だったら薬局側から挨拶に行けばいいじゃないか!」と思うのは私だけでしょうか。
子どもたちには「挨拶とは先にするものなんだよ」と教えるのに、大人になると、どうして挨拶を待つようになるのでしょう。
新しい実習が、新しい形がスタートするのです。大学が薬局に学生を「お願いする」というこれまでの形にこだわらず、大学と薬局が対等な立場で進めればいいのではないでしょうか。
大学と薬局がパートナー関係をもち、「よい薬剤師を育てるんだ」という意識を共有することこそが、学生にとっても望ましい形であり、よい実習につながるのではないでしょうか。
教育とは、教える側も、教えられる側も、共に育つ「共育」であるとも言われます。その言葉に真摯でありたいものです。
「大学からのあいさつ」がないことも(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry17536.html
私が気になった部分を抜粋します。
未知の体験を前に薬局側も不安・心配を募らせている。ただ受け入れ薬局にもかかわらず、「大学からのあいさつすらない」との回答が少なくないのが気がかりだ。
初めてのことなのでもちろん不安はつきものです。大学側から連絡がないことも、もちろん不安につながります。でもそうであるならば、どうして薬局の方から挨拶に行かないのでしょう。
「大学側から挨拶にくるのを待っているのではなくて、だったら薬局側から挨拶に行けばいいじゃないか!」と思うのは私だけでしょうか。
子どもたちには「挨拶とは先にするものなんだよ」と教えるのに、大人になると、どうして挨拶を待つようになるのでしょう。
新しい実習が、新しい形がスタートするのです。大学が薬局に学生を「お願いする」というこれまでの形にこだわらず、大学と薬局が対等な立場で進めればいいのではないでしょうか。
大学と薬局がパートナー関係をもち、「よい薬剤師を育てるんだ」という意識を共有することこそが、学生にとっても望ましい形であり、よい実習につながるのではないでしょうか。
教育とは、教える側も、教えられる側も、共に育つ「共育」であるとも言われます。その言葉に真摯でありたいものです。
22:00
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| ウラ
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「大学からのあいさつ」がないことも
Excerpt: ◆2006年度から始まった薬学教育6年制の第1期生を対象にした薬学共用試験のOSCEが始まった。早いところでは5日の土曜日からで、全国では来年1月末日までの約2カ月間...
Weblog: 薬事日報ウェブサイト
Tracked: 2009-12-15 10:00
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「大学からのあいさつ」がないことも
Excerpt: ◆2006年度から始まった薬学教育6年制の第1期生を対象にした薬学共用試験のOSCEが始まった。早いところでは5日の土曜日からで、全国では来年1月末日までの約2カ月間...
Weblog: 薬事日報ウェブサイト
Tracked: 2009-12-15 10:00
私が学生として実習に参加したのはもう10年程も前のことになりますが、その時の体験は当時の自分に相当なインパクトを与えました。
学ばせていただいた事は多かったのですが、特に、薬剤師に必要な視点や、患者さんと向き合う姿勢という点で、その後の自分の方向性に非常に大きな影響を受けたと感じます。
私は、学生実習の体験は間違いなくその学生のベクトルを大きく揺さぶると考えています。
良い方向にも、悪い方向にも。
ですから、実習には手を抜かず本気で臨みます。まだまだ未熟な自分自身を自覚した上で、その自分に出来得る精一杯のことをするのが、学生に対する、また、指導していただいた先達に対する礼儀だと思うからです。
2週だろうが、4週だろうが、11週だろうが、どんなにカリキュラムが変わろうが。
その姿勢は忘れずに居ようと思います。
本気(と書いてマジと読む)で向き合う姿勢がなければ、折角の長期実習も、学生にとっては単位取得の為の、薬剤師にとっては「受け入れた」と言う実績を作る為の、空虚な内容に終わってしまう可能性もあるのでは無いでしょうか。
そこに「共育」は成し得ないでしょう。
もしそうだとすれば、確かにくま☆さんの仰るように、薬局側からアプローチするというのも一理ありますよね。
大学側としては、学生を実習先に送り出すまでも相当大変でしょうが、それは所詮学内での話ですから、はっきり言ってどうにでもなるでしょう。
でも、学生が各実習受け入れ施設に散ってからはそうはいきませんよね。
経験が無い以上、何が起こるか、また、それらにどう対処するか、まさに暗中模索となるわけで、しかも問題が同時多発的に起こることだって十分あり得るし。
例えば180人学生が居る大学ならば1期当たり同時に実習に送り出す学生数は薬局60人+病院60人の計120人。
実習期間中、これだけの学生一人一人を、更に言えば、その受け入れ施設となっている医療機関や薬局一つ一つを大学側がきちんとフォローできるのか、そこを『不安』に思っている方々はいないでしょうか。
「顔を出せとまでは言わないけれど、電話くらいできないの?」
という気持ちを覚えている方々はいないでしょうか。
担当教官が2人もいて、それぞれ1日10件も電話すれば、1週間で終わりますよ、挨拶程度なら。
この程度が出来なきゃ、実習中のフォローなんてそもそも期待できないでしょうし、受け入れ側にとってはなによりそれが恐ろしい。
だからこその「大学からあいさつすらない」とは考えられないでしょうか。
別な切り口で言えば、大学が学生を実務実習に送り出すことは義務です。
一方、学生を受け入れる側の薬剤師が、後進の育成に対し義務感を持つことはあっても、システム上それは協力関係でしかあり得ません。
協力する側の不安に対し、義務を有する側がそれを解消する努力を行うことは社会通念上当然のことです。
薬学6年制は医療人としての薬剤師を養成するためのカリキュラムのはずですが、医療人は医療人である前に社会人です。
社会人を養成しようというなら、最低限、大学は社会人を養成する機関に足る立ち振る舞いをすべきでしょう。
要は、受け入れ施設に対して『スジ』は通せ、ということです。
更に言えば、実習をする学生本人も、OSCEおよびCBTが終了した時点で、せめて電話による受け入れ施設への挨拶くらいは行って然るべきでしょう。
まぁ、そこは当然するでしょうがね。
当薬局は中学生の職場体験を毎年受け入れていますが、その子達ですら、打ち合わせのためのアポイントを電話で取り、事前打ち合わせに直接来ますから、大学生がそれ以下というのはちょっと笑えないので。
が、一方で、大学や本人から連絡がこなくても、僕自身は特に不安になることはないと思います。
むしろ気楽になりますかね。
「なんだ、実務実習ってその程度か」と思うだけですから(笑)
電話すらないところもあるみたいです
記事の不安と言うのは腹が立ってるのを包んで書いてるのかもしれませんね
最近の学生はほんと大変みたいですよ
病院実習にはハイヒールでくるわ平気で遅刻して実習先を怒らせるわ・・・
これは某中堅国立大学薬学部の実話です
勉強はできてもこんなのが必ずいるんだそうです
コメントありがとうございます。
さつき様の言葉を借りるならば、実習に際して大学が薬局に挨拶するのは、社会通念上当然のこととして考えても差し支えないでしょうね。
学生が挨拶するのも然り。
でもそこで、薬局側が「実習受けてあげるんだから、挨拶に来て当然でしょ」というのは違うのでは?と思うのです。
通りすがり様ご指摘のように、「挨拶すらない」というのは腹を立てていることを、間接的に書いているニュアンスがありますよね。
Bur様も書かれていますが、実習というのは学生にとってその後を左右する大きなイベントです。「大人の事情」で台無しにするようなことがあってはならない、というのは、大学側、薬局側とも共感できる部分ではないでしょうか。
>でもそこで、薬局側が「実習受けてあげるんだから、挨拶に来て当然でしょ」というのは違うのでは?と思うのです。
うーん、僕の文章が悪かったですね。
受け入れ側が「挨拶に来て当然」と考えるかどうかはどうでも良くて、送り出す側、あるいは学生自身が「挨拶して当然」とならないとおかしい、と言いたかったんです。
実習とはいえ、現場に飛び込む以上、「学生だから」なんていう甘えは通用しませんし、それは大学側も強く意識しているはずです。
事実、指導薬剤師のWSやその他シンポジウムにおいて、医療現場で患者に接するに支障がない程度の、身なりや言葉遣い等の社会常識は身につけさせてから送り出すことを請け負うと、大学の代表者達は明言していましたので。
ほんの少しでも「実習を受け入れて貰う」という気持ちが学生にあるのならば、自然発露的に事前の挨拶という行動に繋がるはずですが、現時点でその発想に至らないならば、前述の職場体験の中学生のように、社会常識として教育してあげることがなにより学生本人のためです。
くま☆さんがおっしゃるように、「大人の事情」で実習を台無しにするなどということはあってはならないと思いますが、22歳(以上)にもなって大人としての立ち振る舞いが出来ない学生は、自らの手で実習を台無しにしかねないと思います。
実習に行くのに、事前に病院に電話してお願いするように言われ、実習終わってからも、薬局長にお礼状(はがき)を書くように言われていました。私立ですけど。
でも・・・・最近・・・手に指輪してたり・・・言葉遣いも、ため口だったり・・・年寄りにしたら、だらしない・・・って感じる人もいますよね・・・
大昔は・・・男性は、ネクタイ必須だったらしいですが(仕事するときは)
あっ、でも、子供は、ジーパンも派手な色のTシャツもダメって学校から言われて、急遽ズボンを買いに行ってましたね。
やはり、身だしなみ、礼儀も必要ですよね。
社会に出たら。
挨拶しに行きたい気持ちはあったとして、それが学生に許されるのは割と直前になってしまうのが、少なくとも今までの実習でした。
私の大学は薬局実習が3月頭からありましたが、その行き先が教えられるのは1月末日でした。間にある時間は一ヶ月です。また病院実習も同様のペースで行き先を教えられました。
調整機構を挟んでいるから確定に時間がかかったのか、単に学生に早くに教えると忘れかねないからなのかは知りません。ですが、少なくとも現在もそのペースで学生に通達があるようでは、今の段階では学生は挨拶にうかがいようがありません。そのことも頭の隅に置いていただければと思います。
もちろん大学の事務レベルで各学生の行き先が確定しているのであれば、大学側からだけでもアプローチして欲しいのが薬局や病院としての思いではあるでしょう。この辺りは(元)学生としては知り得る範囲では無いので何とも言えません。
それぞれの立場からコメントありがとうございます。
実習に来ることは決まっていても、なかなか動けない(大学、学生、薬局とも)という事情もあるでしょう。
そういった様々な事情を思いやり、寛容な対応をすることも大切なのかもしれませんね。
>さつき様
誤解をまねくような書き方をしてしまい申し訳ありませんでした。
> 実習受けてあげるんだから、挨拶に来て当然でしょ」
というのはさつき様のコメントに対してというのでなく、薬事日報の記事を読んで感じたことです。それが「じゃあ薬局が動いたらどうか?」という元記事につながっていったというわけです。
挨拶と言っても電話だけでも十分と思います。
もし大学が県外だと、わざわざ訪問に行く人はなかなかいないと思いますし、大學が地元にあっるとか行きやすい環境なら、もし行くにしても前日とかだと思います。
同じ職種なので学生の大変さも皆わかっていますし、夜外さんのようにちゃんとしてる方への意見ではないって思います。
信じられないような態度の人間は薬剤師に限らずいるものです。
昔はそういう人間は厳しく怒られる時代でしたが、今は自由な時代ですから。
そういう話だと思います。
気にされたら申し訳ありません。
フォローありがとうございます。
時代は違えど、みんな通ってきた道ですからね。思い返してみれば、私もちゃんと挨拶が出来ていたのかどうか、ちょっと自信がありません…(苦笑
受け入れには自信も不安もありませんが、自分がプロとしてみているめがねを学生がかけられるよう接し、でも、人それぞれめがねは違うもの。そこからお互い発見し、成長することが患者さんの為ではないでしょうか。誰の為の実習なの?研修医を不安がる患者がいます。違う!!患者が医療を鍛え上げるんだ!!団体は批判されることにおどおどしている。もっと恥をかくことに勇気を持たないと!!
あれ?!何がいいたいのか解らなくなってしまいました。とにかく人を動かすのは人ですね。
コメントありがとうございます。
> 挨拶云々ではなく向かっていく姿勢の表現がお互い足りないのでは?
という部分、まさにそのとおりかもしれません。大学と薬局、学生と薬局、いずれも(ほぼ)知らない者同士ですので、信頼関係を築けるよう、努力しなくてはいけませんね。