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2010年01月15日

こんにゃくゼリーの報道から学ぶ

以前、こんにゃくゼリーの事故が話題になり、当ブログでも取り上げました。

2008/11/27 蒟蒻畑の製造再開
http://blog.kumagaip.jp/article/23485335.html

2008/10/09 [薬局新聞]週刊トラックバックNEWS65
http://blog.kumagaip.jp/article/20847036.html

最近、国の食品安全委員会がこんにゃくゼリーの安全性について見解を出したというニュースがありました。既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ご紹介します。

毎日.jp:こんにゃくゼリー:危険性「あめ類と同程度」 食品安全委作業班が見解
http://mainichi.jp/life/food/news/20100114ddm041040086000c.html

さて、ここでもうひとつの見出しをご紹介しましょう。

読売新聞:こんにゃく入りゼリー「餅に次ぐ窒息事故頻度」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100113-OYT1T01198.htm

あめ類と同程度」、「餅に次ぐ窒息事故頻度」という2つの見出し、随分と印象が違うと思いませんか?

予めお断りしておきますが、今回は内容についてあまり触れるつもりはありません。この2つの見出しについて、少々考察してみたいと思います。

まず、当たり前の話ですが、食品安全委員会が発表した見解は1つです。発表された資料は公表されていますので、こちらから見ることができます。

食品安全委員会:こんにゃく入りゼリー等食品による窒息事故に係るリスク評価に関連する情報(Q&A)[PDF]
http://www.fsc.go.jp/sonota/konjak-jelly/qa-konjak-jelly.pdf

この資料、あるいは発表を元に新聞社は記事を書いているわけですが、どんな人がどういう意図を持って書くかによって、かなり印象が変わることは紛れもない事実です。

それは今回の件だけでなく、程度の差はあれ、すべてにおいて共通することと言えます。どれがよくてどれが悪いのか、というのはもちろん別の問題です。

では我々はどのように行動したらよいのか。よく言われることですが、まずは大元の情報(今回の場合は、食品安全委員会の発表した資料)に当たることです。

ネットが発達して、元の情報に当たることはかなり容易になりました。精読しなくても、元ソースに当たることで、感覚的に情報を捉えることが可能になります。

更にもうひとつは、複数の報道を見比べることです。ある媒体はこう書いているけれども、他はどうなのかなと見てまわることで、1つの情報であっても多面的に捉えられていることが分かります。

また、自分自身があるフィルターを通して物事を見ていることもしばしばあります(いわゆる「先入観」というモノです)。この「先入観」は、時に意識の下に存在しますので、厄介な代物…ですね。
23:30 | Comment(4) | 日記

この記事へのコメント
さんざん叩かれてましたねぇこれ
たしか子供に冷凍したこんにゃくゼリーを丸々一個上げたおばあさんがマンナンライフを訴えたか何かで一気にマスコミの偏重報道が過熱していったんじゃなかったですっけ?
こんな記事もありました
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081001_chissoku/

マスコミはもうダメですね
与党のトップの周辺が一斉逮捕されているのにほとんど叩かれてない
前の与党の時は漢字を読み間違えただけで散々でしたねw

医師や薬剤師ですらマスコミの報道を鵜呑みにして患者に指導していることがあります
マスコミの記事=素人の書いた文章なのに・・・
我々は文献情報などを直接見て自分の頭で判断したいですね
Posted by 通りすがり at 2010年01月16日 07:22
>通りすがり様
おっしゃる通りでして、どんな情報であっても最終的に判断する人がそれを決めるわけでして、我々も判断する目を養うということが肝要ですね。
Posted by くま☆ at 2010年01月17日 20:14
マスコミが駄目な例の代表格って「血液さらさら」じゃないですか。
あの表現、ものすごく困ります。
もっと困るのは、下手なドクターも使ってるわけで。
EPAもアスピリンもワーファリンもシロスタゾールもなにもかも全部「血液をさらさらにする薬です」って説明されてるみたいで。

治療目的を教育した上での服薬指導が出来る時間が取れると良いんですけど。
私も話を聞いてくださる患者さんにはお話しするんですけど、忙しいときにはとても出来ないし。

こういう「一件間違った知識・表現」を医師会とかがどうにかしようとしないモノなのでしょうか(日本薬剤師会にはほとんど期待していません)。

この頃のCMで出てくる特保やサプリメント類も困りもの。CMに出てこないモノの方が良いモノ多いのになぁ、と。
Posted by のん/あく at 2010年01月18日 21:38
>のん/あく様
確かに報道の影響は大きいですね。「わかりやすさ」という点では貢献している部分もあるのでしょうが、誤解につながることも少なくなさそうです。
Posted by くま☆ at 2010年01月18日 23:05
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