新着記事

2010年01月17日

両鼻同時噴霧が可能なエリザスカプセル

エリザス


先月(2009年12月)、日本新薬から発売になったアレルギー性鼻炎治療剤のエリザスカプセル外用400μgのデバイスがユニークなのでご紹介します(写真はクリックで拡大します)。

日本新薬:粉末鼻噴霧用ステロイド薬アレルギー性鼻炎治療剤「エリザスカプセル外用400μg」新発売のお知らせ
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/topics/ns2009/2095

こちらが製剤見本です。成分は「デキサメタゾンシペシル酸エステル」です。

エリザス5

噴霧用のデバイスが入っている箱です。「耳鼻咽喉科用空気圧式アプリケータ」と記載があります。作っているのは「新晃化学株式会社」というところ。

エリザス6

エリザスカプセル専用の噴霧器であることが書かれています。

エリザス

製剤見本をだしてみたところ。添付文書も一緒に入っています。

エリザス8

カプセルの説明をパンフレットから抜粋しました。

エリザス1

噴霧口が2つあるので「ツインライザー」という名前だそうです。箱に入っていたものがこちらです。取扱説明書と保存するための袋も入っていました。

エリザス9

噴霧するための「ツインライザー」です。ふたを外してみました。

エリザス10

丸囲みで1、2と書かれています。この番号は操作手順と一致しています。

エリザス11

2枚の写真を比較してみますと、上が通常状態、下が@の方向に回した状態のものです。約60度くらい回転します。

エリザス12

エリザス13

回転した状態でノズルの部分を引き上げると、真ん中の部分から折れ曲がるようになります。

エリザス14

上から見たところ。真ん中の部分にカプセルをセットするところがあります。この容器の最大の改善点に挙げたいのか、折れた状態で立てておくことができず、倒れてしまう点です。

エリザス15

丸囲みの3、4は中央部分水色のレバーを上下する手順が示されています。この動作はカプセルをセットしたあとに、カプセルに穴をあけるためのものです。

エリザス16

一番上に赤いラインが見えますが、これが隠れるまで戻さないと正常に噴霧ができないと書かれています。針?が割と太めなのでこの状態でも見ることができます。

エリザス17

通常はこの状態で針を出すことはないのですが、出してみました。

エリザス18

針が出ているとツインライザーを折り曲げることができず、カプセルをセットすることができません。

エリザス19

ツインラザーにセットするため、カプセルをPTPから取り出してみたところ。薬剤は少なめです。

エリザス20

セットしてみました。

エリザス21

角度を変えてちょっと上から見たところ。

エリザス22

折り曲げた状態から、ノズル部を戻してみました。

エリザス23

カプセル部分を拡大したところ。上の部分に針を見ることができますが、あれが下りてきてカプセルに穴をあけるわけです。

エリザス24

つまみを一番下まで下げました。これも途中で止めてしまうときちんと穴があかないため、しっかり押し下げる必要があります。

エリザス25

つまみは途中まで割とスッと下りるのですが、7割くらい押し下げたところでちょっと引っかかる感じがあり、そこから更に下げることで一番下まで下がりました。

エリザス26

つまみを戻して噴霧の準備が完了しました。

エリザス27

実際に噴霧をしてみましたが、噴霧の動作は本体下部のポンプ(腹の部分)を4回、勢いよく押すことで行います。最初に噴霧するとノズルの先が鼻の中に入っていても、薬剤が白い煙のように立ち込めました。

その他、注意点としては息を止めたまま噴霧をするということと、噴霧器を立てすぎず、寝かせすぎずに行うということです。

このデバイスの最大の特徴である、両鼻同時に噴霧できるという点ですが、確かに手間は1度で済みますので便利かもしれません。ただ、両鼻同時に突っ込んでいる姿は、他人には見られたくないかも…。

デバイスの性質上、先端が2つあるのですが、人の鼻の穴の間隔は個人差がないのでしょうかね。もちろんその辺りは設計の段階で考慮するのでしょうが、狭かったり広かったりすることでうまく噴霧できない恐れはないのでしょうか。

噴霧したあとはカプセルを取り出し、ノズル部分を拭きとってふたをして終了です。カプセルにはしっかり穴があいています。

エリザス28

操作自体はそれほど難しいことはありませんでした。カプセルを間違って内服してしまわないような注意は必要と思われます。


(関連リンク)

エリザスカプセル外用400μg 添付文書

この記事へのコメント
噴霧器が自費ってのがどうも・・・
しかも現時点では2週間ごとに噴霧器を変えて、とMRが言っていました。
普及して欲しくないし、普及しないだろう、と思っています。
Posted by kense at 2010年01月18日 15:43
カプセルにしっかり穴を開けたらしっかり戻すがポイントですかね!!

今までありそうでなかったツインノズル!!
色々な不安はあったかと思いますが、開発メーカーの冒険心はカッコイイです。

Posted by けんちゃん at 2010年01月18日 21:27
>お二方
コメントありがとうございます。
この薬剤は噴霧器なしでは使用できないので、なぜセットでないのか、というのは疑問ですね。
Posted by くま☆ at 2010年01月18日 22:54
厚労省(財務省)の意向ではないでしょうか?
注射するのに、注射器etcは価格に含まれないように、薬価は「薬のみ」って・・・・言いそうですけどね・・・・アドエアーみたいに、全く一体型では、別にって言えませんけどね。
しかし。
両方入れて・・・・反射で逆に出てしまいそうですけどね・・・・イメージで言ってますが。
Posted by ぽんた at 2010年01月19日 11:21
>ぽんた様
ありがとうございます。
他の噴霧剤や吸入剤もそうですが、薬剤自体に目新しさがなくなりつつありますね。デバイスの工夫はよいことだと思うのですが、価格との兼ね合いを考えますと、難しい部分もあります。
Posted by くま☆ at 2010年01月19日 18:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス(非公開):

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL(承認後の表示となります)
http://blog.sakura.ne.jp/tb/34799683


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...