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2007年03月12日
イメージが薬効に直結してしまう
注射用カリウム製剤の使用目的は「ビタミン補給」「滋養強壮」?(薬事日報)
薬局で扱う注射剤は限定されており「アスパラ」と名のつく注射剤は置いていませんが、内服製剤でも「アスパラK錠・散」があります。
田辺製薬のOTC薬のブランド「アスパラ」が影響しているとのことですが、これに限ったことではなく、「オイラックス」「アリナミン」「ユベラ」などが医療用、OTC薬の両方のブランドとして共通しています。
記事で「アスパラ」が取り上げられているのは、その製剤の危険性故でしょう。カリウムの注射剤ならば死に直結してしまう恐れもあります。
医療従事者がこういった認識でいる現状、患者さんは尚のことです。
内服薬については注射剤ほどの危険性はないかもしれませんが、やはり問題を生じる可能性があります。「アスパラK錠はビタミン剤だと思って飲んでいた」ということだって出てくるかもしれません。
取り扱いの製品をある程度統一したブランドで売ることをメーカーは考えているのかもしれませんが、医療用とOTC薬を分けるなど、安全性を考慮に入れていくことを考えねばなりません。
とは言え、一度出来上がった「アスパラ」のイメージを変えていくことはなかなか難しいですが。
薬局で扱う注射剤は限定されており「アスパラ」と名のつく注射剤は置いていませんが、内服製剤でも「アスパラK錠・散」があります。
田辺製薬のOTC薬のブランド「アスパラ」が影響しているとのことですが、これに限ったことではなく、「オイラックス」「アリナミン」「ユベラ」などが医療用、OTC薬の両方のブランドとして共通しています。
記事で「アスパラ」が取り上げられているのは、その製剤の危険性故でしょう。カリウムの注射剤ならば死に直結してしまう恐れもあります。
医療従事者がこういった認識でいる現状、患者さんは尚のことです。
内服薬については注射剤ほどの危険性はないかもしれませんが、やはり問題を生じる可能性があります。「アスパラK錠はビタミン剤だと思って飲んでいた」ということだって出てくるかもしれません。
取り扱いの製品をある程度統一したブランドで売ることをメーカーは考えているのかもしれませんが、医療用とOTC薬を分けるなど、安全性を考慮に入れていくことを考えねばなりません。
とは言え、一度出来上がった「アスパラ」のイメージを変えていくことはなかなか難しいですが。
20:33
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| ウラ
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注射用カリウム製剤の使用目的は「ビタミン補給」「滋養強壮」?
Excerpt: 注射用カリウム製剤の投与目的について、多くの医療関係者が「ビタミン補給」「滋養強壮」と誤った理解をしていることが、古川裕之氏(金沢大学病院臨床試験管理センター)の調査で明らかになった。特にアスパ..
Weblog: 薬のことなら薬事日報ウェブサイト
Tracked: 2007-03-12 20:58
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Tracked: 2007-03-12 20:58
高速のインターなどにも自販機でよくあるせいでしょうか?CMとあわせて、チープなイメージが先行して、アスパラドリンク=効かない
というイメージがまじゃの中には出来てます。
調剤中もアスパラのイメージは変わらず・・・
たかが名前やCMと言ってはいけないですね。
紛らわしいですね。
コメントを拝見して、ちょっと自分の中での疑問が解けました。何となくチープなイメージはそこにあったのですね。
>Miya様
内服でもアスパラとつくものが「アスパラCA」と「アスパラK」とあるのは確かに紛らわしいですね。
ヒューマンエラーの原因となりやすいものについてはメーカー側にも対応していただきたいですね。