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2007年03月12日

イメージが薬効に直結してしまう

注射用カリウム製剤の使用目的は「ビタミン補給」「滋養強壮」?(薬事日報)

薬局で扱う注射剤は限定されており「アスパラ」と名のつく注射剤は置いていませんが、内服製剤でも「アスパラK錠」があります。

田辺製薬のOTC薬のブランド「アスパラ」が影響しているとのことですが、これに限ったことではなく、「オイラックス」「アリナミン」「ユベラ」などが医療用、OTC薬の両方のブランドとして共通しています。

記事で「アスパラ」が取り上げられているのは、その製剤の危険性故でしょう。カリウムの注射剤ならば死に直結してしまう恐れもあります。


医療従事者がこういった認識でいる現状、患者さんは尚のことです。

内服薬については注射剤ほどの危険性はないかもしれませんが、やはり問題を生じる可能性があります。「アスパラK錠はビタミン剤だと思って飲んでいた」ということだって出てくるかもしれません。

取り扱いの製品をある程度統一したブランドで売ることをメーカーは考えているのかもしれませんが、医療用とOTC薬を分けるなど、安全性を考慮に入れていくことを考えねばなりません。

とは言え、一度出来上がった「アスパラ」のイメージを変えていくことはなかなか難しいですが。
20:33 | Comment(3) | ウラ

この記事へのコメント
アスパラと聞くと、何年か前のCMのせいか、ひげの生えたマッチョな男を思い出します。

高速のインターなどにも自販機でよくあるせいでしょうか?CMとあわせて、チープなイメージが先行して、アスパラドリンク=効かない

というイメージがまじゃの中には出来てます。

調剤中もアスパラのイメージは変わらず・・・
たかが名前やCMと言ってはいけないですね。
Posted by まじゃ at 2007年03月13日 09:34
昔はアスパラCAとアスパラKがこんがらがりそうになってました。アスパラCAとグラケーの組み合わせはよくあったからですね。アスパラKもそのたぐいの薬かな、と。
紛らわしいですね。
Posted by Miya at 2007年03月13日 19:22
>まじゃ様
コメントを拝見して、ちょっと自分の中での疑問が解けました。何となくチープなイメージはそこにあったのですね。

>Miya様
内服でもアスパラとつくものが「アスパラCA」と「アスパラK」とあるのは確かに紛らわしいですね。
ヒューマンエラーの原因となりやすいものについてはメーカー側にも対応していただきたいですね。
Posted by くま☆ at 2007年03月13日 21:07
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注射用カリウム製剤の使用目的は「ビタミン補給」「滋養強壮」?
Excerpt:  注射用カリウム製剤の投与目的について、多くの医療関係者が「ビタミン補給」「滋養強壮」と誤った理解をしていることが、古川裕之氏(金沢大学病院臨床試験管理センター)の調査で明らかになった。特にアスパ..
Weblog: 薬のことなら薬事日報ウェブサイト
Tracked: 2007-03-12 20:58


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