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2010年03月12日
後発医薬品についての情報を共有したい
当ブログをご覧いただく方々も感じていらっしゃるとは思うのですが、後発医薬品についての情報を何とかネット上で共有できないか、という思いが以前からありまして、考えていました。
その一つにwikiという方法があります。Wikipediaがその代表的なものですが、wikiというのはみんなで情報を編集して一つのページを作り上げるというものです。
後発医薬品に関してもwikiという方法が一つの解決になるのではないかと考えていた時期もありましたが、これに関してはどうも馴染まず、広がりが見えてこない。
恐らく、編集というコストに対するリターンの大きさが、期待ほど得られないことがネックになっているのではないかと推測しています。
そこでもっと容易な方法でとなると、アンケートのような形があります。以前、アムロジピンの採用品についてのアンケートをしたことがありますが、あんな形です。
得られる結果ももちろん限られるのですが、クリックするだけの形式ですので参加が容易であり、より多くの方にご協力いただけるのではないかと思います。
ということで、すべての品目というわけにもいきませんが、代表的なものについて、どんな品目が採用されているのかをアンケート形式でお伺いしてゆこうと思います。
ご協力いただければ幸いです。
まずはファモチジン(先発品=ガスター)について、作成してみましたのでこちらのリンクからどうぞ。
ファモチジンの後発医薬品、採用品目アンケート
http://kumagaip.jp/2010/03/famotidine/
「薬局業務に役立つサイト」というのは、旧くまがい薬局のサイトをリニューアル?して作ったものです。アンケートは2クリックで投票して、すぐに結果を見ることができます。
コメントももちろん書き込みができますので、よかったこと、よくなかったこと、使用感、メーカーの対応、納期等…なんでも書き込みください。
品目については徐々に増やしてゆく予定です。「この製品の採用品を聞いてみたい!」というのがありましたら、コメントにてお寄せください。
これで何が分かるのか、と首をかしげる方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろんすべてがクリアになるとは思っていません。
ただ、考え方の一つとして「多くの施設で採用されている品目」というのは、その理由は施設によって様々ですが、何らかの指標になるのではないでしょうか。
いわゆる「ホワイトリスト」=ブラックリストの逆、に近いものが、ここから見えてくるかもしれない、という淡い期待があります。
クロスオーバー法や溶出試験によって同等性が示されていても、それらが信頼されないのであれば、別の切り口からアプローチしてみるのも一つの方法ではないかと思うのです。
「後発品なんて…」と思っている方々もいらっしゃるかもしれませんが、「できるところから、一歩ずつ」が私の信条でもありますので、よろしければお付き合いください。
その一つにwikiという方法があります。Wikipediaがその代表的なものですが、wikiというのはみんなで情報を編集して一つのページを作り上げるというものです。
後発医薬品に関してもwikiという方法が一つの解決になるのではないかと考えていた時期もありましたが、これに関してはどうも馴染まず、広がりが見えてこない。
恐らく、編集というコストに対するリターンの大きさが、期待ほど得られないことがネックになっているのではないかと推測しています。
そこでもっと容易な方法でとなると、アンケートのような形があります。以前、アムロジピンの採用品についてのアンケートをしたことがありますが、あんな形です。
得られる結果ももちろん限られるのですが、クリックするだけの形式ですので参加が容易であり、より多くの方にご協力いただけるのではないかと思います。
ということで、すべての品目というわけにもいきませんが、代表的なものについて、どんな品目が採用されているのかをアンケート形式でお伺いしてゆこうと思います。
ご協力いただければ幸いです。
まずはファモチジン(先発品=ガスター)について、作成してみましたのでこちらのリンクからどうぞ。
ファモチジンの後発医薬品、採用品目アンケート
http://kumagaip.jp/2010/03/famotidine/
「薬局業務に役立つサイト」というのは、旧くまがい薬局のサイトをリニューアル?して作ったものです。アンケートは2クリックで投票して、すぐに結果を見ることができます。
コメントももちろん書き込みができますので、よかったこと、よくなかったこと、使用感、メーカーの対応、納期等…なんでも書き込みください。
品目については徐々に増やしてゆく予定です。「この製品の採用品を聞いてみたい!」というのがありましたら、コメントにてお寄せください。
これで何が分かるのか、と首をかしげる方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろんすべてがクリアになるとは思っていません。
ただ、考え方の一つとして「多くの施設で採用されている品目」というのは、その理由は施設によって様々ですが、何らかの指標になるのではないでしょうか。
いわゆる「ホワイトリスト」=ブラックリストの逆、に近いものが、ここから見えてくるかもしれない、という淡い期待があります。
クロスオーバー法や溶出試験によって同等性が示されていても、それらが信頼されないのであれば、別の切り口からアプローチしてみるのも一つの方法ではないかと思うのです。
「後発品なんて…」と思っている方々もいらっしゃるかもしれませんが、「できるところから、一歩ずつ」が私の信条でもありますので、よろしければお付き合いください。
22:40
| Comment(11)
| 後発品採用品目アンケート
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早速投票させてもらいました。
いろいろ製剤的特長を売りにしているメーカーがおおいので、そういうのが採用の理由になっていることもあると思います。
やっぱ多いメーカーは予想通りですね。
エーザイは、先発だから、想像の領域では「品質がよさそう」なんですが・・・・
やっぱ使用率は低いですね。
興味あるのは、ホクナリンテープ。
天邪鬼な性格なので、これはこういう理由で採用止めた、採用しなかった、ってのが一番興味ありますが・・・・なかなかこれは公開の場でするのは難しいですけどね・・・・
ジェネリック何とか協会がやってくれるといいんですよね、そういう皆様のご意見を集めるの。
くま様、いい企画有難うございます。
いつも興味深く拝見いたしております。
今回思い切って初コメいたします。
ジェネリックの採用に関しては、純粋に性能の良さで決めているところよりも、
・納入価の条件の良さ
・問屋とのつきあい
で採用を決めているところが実際多い気がします。
各々の医療機関の考え方があるのでしょうが、
僕はちょっと悲しくなってしまっています。
先発以上の製剤工夫がなされ、
医療機関でも取り扱いやすく、
患者さんにも扱いやすかったり
飲みやすかったり
の大きなメリットがある後発品が一部に存在するのに、
「ゾロなんかみんな同じや」
と、決め付け、情報収集を怠り
より良い製品があるにもかかわらず勉強しようともしないなんて、医療関係者としてそれではイカンと思います。
優れた製品を探し求めることも患者さんのためになると思うのですが・・・
本当に優れた製品を扱ってるメーカーさんや問屋さんが
もっとがんばってPRしなきゃいけないんでしょうが、
医療機関側も積極的に耳を傾けていかなければいけないと思います。
くま様、素晴らしい企画をありがとうございます。
採用品目が2個以上ある事を思い知らされて凹みます。
ホクナリンテープは「HTM」を採用しておりますが、喜んで頂ける方が1組いらっしゃいます。ほかの人は特に変わらないという感想でしたけれども
新薬価が公表されアムロジピン後発にもばらつきが出ますので4月から採用を増やそうと画策しております。また品目が増えるけれども過渡期と考えております。
ガスター錠は、早急に必要になったためメーカーを検討する時間もなく、流通の多いメーカーになりました。
ガスターD錠は、数社からサンプル取り寄せて味で決めました。データも検討しましたが、あまり違いが見分けられなかった経験があります。
後発の採用は本当に迷いますね。近隣で使用量が多い品目で揃える傾向にあります。
ホクナリンテープは東和を採用しましたが、銘柄指定で「HMT」に変えられてしまい、採用も変更した経緯があります。
後発は本当に難しいですね。
また、実際、simoさんの言うように検討する時間がなく、流通の多いメーカーに決めるというのが一番多い決め方だと思います。
卸も在庫してるし、薬局間の融通もつけやすいというその後のメリットが多いですもんね。
コメント、ご賛同いただきありがとうございます。
実際何が見えてくるのか、というのは、正直私にも分かりませんが…。ホクナリンテープのアンケートも作ってみますね。
それから「上位2品目」というのもいいのかどうか、悩みまして。採用品全部チェックというのも形式としては可能です。ご意見ありましたらお願いします。
実際に採用するのは、主体的にするケースもあるでしょうが、挙げていただきましたような形がむしろ多いのかもしれません。
それでも、継続して使っているというのであれば、それも使用実績の「一理」として蓄えられるのではないかと思います。
うちは銘柄指定で東和ですが、トップはやっぱ久光ですかね。
「私のおすすめジェネリック」ってコーナーがある雑誌もあって、なるほどって思いました。
薬剤師はやっぱ価格より「品質」ですよね。
特に外用は使用感が興味あります。
個人的には、ヤクバンのジェネリックのファルケンテープの貼り心地が気に入ってるんですが。
それと、皆が使ってると、在庫がふんだんにあるし、卸が100Tで在庫持ってるってのが魅力ですね。
しかし、薬の名前を・・・・何とかして欲しい・・・
特にDrから「自院の薬以外の名前まで、覚えられない!」とクレームが・・・
@すでに在庫がある。
A近隣の公立病院の銘柄指定があったもの。
B製造販売メーカーの自分なりのランク付け
C入手のしやすさ
D納入条件
ってとこですか・・・はぁ・・・溶出データもなんにも気にしてない・・・いいのかなぁ・・・これで・・・まぁ国が同等と認めてるから薬価収載されてるんだろうけど・・・
それと、変更しないと自分なりに決めてるのは、抗凝血剤と向精神薬(特に精神科や心療内科の患者さん)くらいですね。
(外用薬は使い心地がもろに出るからメーカーを替えにくいんだよね、と話をしていて)
MR氏「ウチのハップ剤はカブレにくいんですよ」
「どうして?」
MR氏「かぶれるほどしっかり張り付きませんから。 夜貼ると朝、剥がす必要が無いんです。もう剥がれてどこかに行ってますから。」
その前後にいろいろ話があって打ち解けていたとは言えかなりMっ気のあるMR氏なんでしょうかね。
ツロブテロール「HMT」がやっぱり多いですね。貼付剤は久光の技術が生きているのでしょうか。
>素面様
「変更しない基準」というのも大切なことですよね。GE変更に向き不向きはやはりあるでしょうから。
>シマフクロウ様
そ、それは売りになるんですかね?(苦笑
貼りつき具合は強すぎれば剥がすときに大変でしょうし、そのあたりの加減が難しいのでしょうね。