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2007年04月04日
タミフルに関する厚労省発表資料(4/4追加分)
4月4日付で厚生労働省より資料が出されています。
医薬品医療機器情報提供ホームページ内にある厚生労働省発表資(医薬品等関連料)に「リン酸オセルタミビル(タミフル)の副作用報告等を踏まえた当面の対応に関する意見」が掲載されました。
リン酸オセルタミビル(タミフル)の副作用報告等を踏まえた当面の対応に関する意見(pdfファイル)
医薬品医療機器情報提供ホームページ内にある厚生労働省発表資(医薬品等関連料)に「リン酸オセルタミビル(タミフル)の副作用報告等を踏まえた当面の対応に関する意見」が掲載されました。
リン酸オセルタミビル(タミフル)の副作用報告等を踏まえた当面の対応に関する意見(pdfファイル)
23:07
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ここまでさわぐマスコミが理解できないのってやはり私たちの感覚の方がおかしいのか・・・って思えてきます。。。。
備蓄した薬の処分、しかも新しい薬を備蓄は難しい・・・さわいでくれるのはいいですが、後始末はどうすんの????ですね。
正に調剤しかできない報酬の見直しに繋がる事実だと思いませんか?
サリン事件の時に、災害や化学薬品事故を想定した備蓄が出来ていたのは、聖路加国際病院だけです。毎年、莫大な廃棄をしながらも続けていた事実を知りなさい。
社会的な責務とのバランスを考えなさい。
今後インフルエンザでつらい思いをされてる患者様に、何を処方したらよいでしょう?
ぜひご教授お願いします。
タミフルが本当に有効だと思われるのに患者様が不安を感じる場合、どのように説明していったらよいでしょう?
全ての患者様に必ず理解していただく説明方法をぜひご指導いただきたいと思います。
タミフルの地方自治での備蓄、日本全国でいくらぐらいになるかも教えて下さい。
(聖路加国際病院との数的な違いを比率で加えて)
確かに具体的な事実を知らないといけませんのでわかりやすくぜひご指導願います。
現状では確実なことは何もないわけだから、現状をありのままにわかり易く伝えるしかないですね。それに不安を感じる患者さんに「大丈夫(だと思います)」は専門家としては言ってはいけない事ですよね?エビデンスの伴わない指導は素人のおしゃべりと同じですから・・・
間違ってはいけないのが、正しく理解させたうえで、服用をしないという選択を患者さんがとっても、「今の原因不明飛び降り自殺」がある以上仕方ないってことですよ・・・
私は処方されたら飲みます、でも我が子だったら同じ説明でも症状・環境(自分が24H一緒にいられるか)等を考えて判断します。
適切な情報提供をし、服薬しやすくアドバイスするのは薬剤師の職能ですが、処方を決める(この場合タミフル必要かそうでないか)のは医師であり、最終的に口に入れる決定をするのは患者さん自身です。
他の薬にも言える事ですが、一薬剤師がこの薬は○○とかは、自論ではもってあたりまえですが、指導時には客観的な内容で良いのではないでしょうか?ただ、医師の考えを覆してはチーム医療と考えるとまったく個人プレーになるので、以前に書いたように、最低限処方箋を受け付けている医療機関の医師の説明を確認しておくとか、それが出来なければ「先生はどのように説明されましたか?」を聞きつつ、否定しないで客観的な情報を提供すれば良いんではないですかねぇ?
患者様が来局して心配だと相談され、医者には言わなかったけど、飲まないでおこうと思うとか色々相談され、医師にフィードバック・・・飲ませたいからフォロー頼む・・・医者にも、タミフルダメならどうしていこうか?って聞かれる・・・・困ったものだと悩みます。。。
面だと医者との距離があるからいいですけど、門前だと医者からも相談されて、
飲めば「治るかも」って思いがね、共感してつらい時があります。
それだから、マスコミがさわぐのはつらいですね。
コメントありがとうございます。
最近思うのは、情報を入手しやすい環境が整っているからか、いわゆる「薬リテラシー」の高い患者さんが多いということです。タミフルに限らず。
そういった中、薬局では何ができるのか、深く考えさせられます。患者さんの中で既に結論が出ていて、後押しして欲しい、肯定して欲しいというケースもあります。
何を望んでいるのか、危険はないのか、個々に患者さんを見極めることが肝要と感じます。
>当初から抗ウイルス剤のリスクとベネフィットをキチンと説明し、リスクを超えた必要性の高い患者のみに処方してこなかった医師やリスク説明さえ出来ていない薬局の責任
「リスクを超えた必要性を予見する」なんて、預言者や神じゃあるまいし、人間である医師が、目の前の個々の人間に対してそんなこと出来るとは私にはとても思えません。
リスクって確率ですよね?0か1じゃないですよね?でも、起こった本人やその家族にとっては100%ですよね?
その判断に失敗する可能性がある、という医師のリスクは一体誰が背負ったら良いんでしょうか?
軽く話を作ってみますと
「10歳女児、39度の発熱で小児科外来受診。診察時、担当医には『リスクを超えた必要性』があるとは考えられなかったため、保護者に説明の上タミフルを処方しなかった。帰宅後、布団で寝せておくも、深夜に容態急変。翌朝高熱によるインフルエンザ脳症と診断。即日入院するも数日後死亡」
さて、このケースでは両親は納得できますかね?両親が納得さえできれば、診察時の担当医の対応は全く問題なしのケースですよね。
それと、薬局におけるタミフルのリスク説明のお手本を是非お示しください。添付文書に書いてあること以上のものを患者に説明すること、コンプライアンスの低下を招く恐れのある説明、などは私には出来ずに困っております。
はなくり様のおっしゃっていることは、現在マスコミが厚生労働省を叩いている手法と同じ、結果論から断罪する方法のように思えて仕方ありません。
それと、「怒りを感じている副作用被害者」というのは、“何という薬剤”を服用して副作用による被害を受けた“誰”のことをおっしゃっているのでしょうか?
インフルエンザにも理由は判らないけれど、脳症が知られています。
インフルエンザ感染後の発症のメカニズムと患者の免疫防御機構との反応性もかなり詳しくわかってきているはずです。詳しくは説明しにくいのですが。そのために、感染発症後48時間以内の服用がベネフィットを高くしていきます。
免疫防御機能を考慮すると、このバランスへの調整能力の個体差で、リスクが変わっていきます。
また、一方社会的な医療経済から考えて、病状の1〜2日間の軽減が意味するところはどうなのか?という問に答える条件を提示しなくてはならない。また、少なくとも症状が消えても感染を広める状況ではあるわけで、その状態で公共の場に歩き回ることを止める指導がなされていないわけです。
患者としてのリスクの高い人は、インフルエンザが与えるであろう体への侵襲性と防御の体力を考慮する必要があることは明白です。
タミフルの必要性の低い健康体な患者が死亡している事実を考えなければならないのです。
一部の専門家が調べ始めているのは、併用薬。
風邪症状軽減のための併用薬に、インフルエンザ脳症を増強させる因子があるのではないかと疑い始めているのです。
ペリアクチンが2歳未満に原則禁忌になった理由がそのあたりの根拠かもしれません。
我が家は、「養生訓」が基本姿勢です。
私はP4502C19酵素欠損、他にいくつか生成能力が低い酵素があるようです。つまり、かなり多くの薬の服用は危険な人間ということになります。過去の薬の服用歴まで、聞きだしていますか?2C19は日本人の5人に1人が生成不良だそうですよ。
副作用被害を受けた方々の中心に飛び込んでみたら、いかがですか?どんな被害でも構いませんよ。これ以上の被害拡大を減らすための方策を建設的に真剣に考えていますよ。市販の総合感冒薬でSJSのため失明された方々の意見はネット上にあります。自省を込めた意見は医療に関わる私達が一番に考え直すべきことかもしれませんよ。
厚労省の審議会でもヒアリングが中心になってきて、薬害の方々の意見が通るようになって来ています。意味するところは、薬剤師の都合が通りにくくなってきている事実がそこにあるということ。私の意見に腹を立てることは構いません。むしろ 反論は広げていただきたいです。波紋を広げておきたい。自分たちの都合を主張しても社会が認めなければ消えるしかない現実が存在する以上、ここを読む若い人々に考えて欲しいのです。
医療とは何か?薬剤師の職能はどのように表現したら社会的必要性を認知されるのか?
過去の薬剤師職能は今やほとんど否定されつつあるのですからね。誰よりも皆さん方のような若い薬剤師さんたちに頑張って欲しいと願っているのですから。
タミフルの使用の是非なんてのは、確率論的に論じる、最低限患者も含めて出来ることを論ずる、それだけしかないと思います。
医師も死力を尽くして治療した患者さんが目の前で亡くなられたときに、己の無力さを感じるでしょう。また、友人の医師(男・自分の専門外)は我が子の誕生時に己(医療)が無力になることを痛感したそうです(奥さんに任せてみてただけだった・・・と)
タミフル(他も含む)でなくなられた(語弊あり)患者さんや御家族の無念さは計り知れないと思います。やり場の無い怒りは国や医師・薬剤師に向けられることもあると思います。
でも、みんな神様じゃないんですよ・・・
P450の遺伝子多型などもその要因の一つでしょうね。
病医院において、医師がこれから処方しようとするひとつひとつの薬剤の副作用に関して、患者にリスクを説明し、了解を取るようにすれば、確かに患者の選択権が最大限尊重され、自己責任とすることが出来るかもしれませんし、理想ではあるでしょう。でも、現実的に考えて、そんなこと可能ですかね?一体、一日何人診察できるんですかね?
極論から言えば、薬の副作用で苦しみたくないというなら、薬を飲まなければいいんです。
私はどこの誰と話をしようが、そういい切る自信がありますけどね。
ていうかですね、「市販の総合感冒薬でSJSのため失明」て・・・普段から患者に対して薬の副作用を一体どこまで説明していらっしゃるんですか?
それと、市販の感冒薬云々というはなくり様のお話が、どうして今回の薬事法改正(改悪)に生かされなかったのか、残念で仕方ありません。当然声高に訴えなさったのでしょうから。
はなくり様の服薬指導風景を是非お見せいただきたいと心から思いました。
>ペリアクチンが2歳未満に原則禁忌になった理由がそのあたりの根拠かもしれません。
勉強不足ですみません。いつから?何故ですか?
「科学的」って「再現性」があることですから。
医薬品、医療機器、「人間(人類又は人種)」を対象にした統計などは科学的にできても、対象を患者個人にした瞬間、科学的ではなくなる(正確には出来なくなるか?)からです。
経験や先例模倣というのは科学的ではないですし、患者に対し追試・追証なんて普通出来ませんから。
再現性のないものに対応なんてできません。
あえて表現するなら「交通事故」です。
交通事故が起こる様々なパターンを人と医薬品に置き換えて考えれば理解でできるのではないでしょうか?そして似た事故というのは存在しても、全く同じ事故というのは存在しないことも。
私は薬剤師の仕事は「信号機」であると思っています。過去の事故(副作用等)を経験として今後はなるべく事故を起こさない(副作用等を出さない)ということです。
今、この瞬間に全ての道路から信号機がなくなったら・・・
あと、風邪に西洋医学的感冒薬は全く無意味ですね。
中医学勉強するようになって風邪を引いたときも養生と漢方薬で対応するようになったら罹患期間が短くなりましたもの。
抗生物質も風邪には無意味ですし、風邪に関して医療は根本的に考え直す必要があるのではないでしょうか?
しかし
タミフル発売後に異常行動の患者は増えてはいないそうですよね。
もっと具体的な数字をあげて厚生労働省は説明すべきだったのではないでしょうか?
逆に理系人間でないが役所にいて、科学的な説明ができなかったのが今回の大騒ぎのように私は思います。
科学はあくまでも冷静に科学的に、のような。
異質な人間が役所にいて「えらい迷惑」が一番の感想。
私も2歳未満へ使用禁忌になったというのは聞き覚えがありません。Webで万有の添付文書を確認しましたが、新生児・低体重児へは使用禁忌の設定がされていますが、「2歳」という記述は見当りません。
推測ですが、PL顆粒と混同しておられるのでは?
「シプロヘプタジン」と「プロメタジン製剤」でなんとなく名前が似てるから…ってのは考えすぎかなw
もし勘違いだったら申し訳ありません。
ご存知だと思いますが、PLが2歳未満に禁忌になったのはプロメタジン製剤で海外において致死的な呼吸抑制が認められるとされたからです。
私は正当なご批判なら甘んじて受ける用意があります。
自分の発言が間違っていたら反省も謝罪もします。
ですから、ご自身のご発言にもしっかり責任をお持ちいただくことは出来ませんでしょうか。
頭ごなしに言いたいことを言って、反論・批判は黙殺、という態度、正直関心できかねます。
若造がなにを、とお思いかもしれませんが、ディスカッションをお望みなら、最低限のルールを決めませんか?
はなくり様の文章は、ご自身以外の薬剤師の能力を全てご自身以下とみなしているように受け取れてしまい、気持ちよく読むことが難しいのです。
せめて、ペリアクチンの件に関しては発言の撤回をお願い致します。
ここをお読みになった一般の方が、誤った情報で不安を抱くことは、はなくり様もお望みではございませんよね?
個人批判となってしまい大変心苦しいのですが、このようなことはこれで最後にしたいと思いますので、なにとぞご理解の程、宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
霧華様の『薬剤師の仕事は「信号機」』との例え、非常にわかりやすく的確と思います。蛇足になるかもしれませんが、信号機は「あって当たり前」「正しく仕事をして当たり前」で「そのための費用を意識しない」ところもとても似ているような気もします。
はなくり様の書き込みにつきましては、ご覧になっているようでしたら何らかのコメントを残していただければ、行き違いもなくなるかと思います。
すごくわかりやすくて嬉しい例えです。
ペリアクチンとPL顆粒についてのご指摘は皆様が正しい。勘違いと言うより、二つまとめて思考回路を右往左往しての間違いです。面目ない。お詫び申し上げたい。
ただし、家人の意見を付け加えると、その昔、薬の副作用で死ぬか生きるかを彷徨う人の家族に対して明らかに迷惑な顔をしていた医療人を思い出させる書き込みがある。行間にオーラを感じるそうです。
家人との約束で、今後年寄りの書き込みを止めます。それをもって、お許し願いたい。
くま☆さん、迷惑をおかけしました。
書き込みはどうか続けてほしいと思っています。
業界人が意見を素直に交し合う場として、年齢性別職種を越えた、様々な視点でモノをいうことはとても意義のあることだと思います。
真剣がゆえに、時には意見の対立もあって、腹立たしかったりすることも当然ありますが、又別の話題となれば今度は同調したりもあるわけですし。
いろいろな理論武装も必要ですし、はなくりさんのようなベテラン(すいませんお歳不明ですが・・・・)の方の、体験してきた歴史からのコメントもとてもありがたいものと思います(世代の違いゆえに理解できない表現もありますが・・)
「あらし」と違い、真剣にコメントしてるんだから、お詫びや訂正はあっても、書き込みストップはしないで下さいよ〜
コメントありがとうございます。
文字だけのコミュニケーションですので、時として行き違いを生じるのはあることだと思います。
はなくり様がどんなバックグラウンドをお持ちなのか存じ上げませんが、書き込みを拝見していますと日常では得られないものも多いと感じます。
まじゃ様も仰るようにぜひ書き込みをお続けください。場を提供している者として一つだけ。もう少し言葉を柔らかくしていただけたら、ということだけお願いいたします。
「副作用ですね」と言うのは容易ですが、患者さんの精神的・肉体的な苦痛というのは私たちの想像を遥かに超えているのかもしれませんね。
副作用で大変な思いをしたという方のお話に、真摯に耳を傾けたいと思います。
「主作用(本来の目的)」に対する「副」ということからきているのでしょうが。
「害作用」と提唱している方もいらっしゃいますが、薬だから仕方が無いという雰囲気があって私は好きではありません。
医薬品による「傷害」と明示した方がよいかと思います。
私は、言葉の定義として下記のように使いわけるようにしてます。
薬を飲んでいる期間に生じた、あらゆる好ましくない現象⇒有害事象
薬との因果関係を否定できない有害事象⇒副作用
つまり、副作用とは有害な事象の場合に使う言葉と理解してます。
薬との因果関係を判別するのは大変難しいので、明らかに因果関係が否定できる場合以外は、副作用ということになるのでしょう。
例えば、風邪薬で眠くなる、明らかにこれは副作用なのですが、素人的に見たら解釈はまちまちで、丁度ぐっすり休めるからいいや、と言う人と運転があるからこまるなぁ〜と言う人もいます。そしてこの眠気は生理的にも起きる事で、これを副作用だ!と法廷に持ち込むほど騒ぐ人もいません。
だから、期待すべき主作用以外は副作用ですが、それをそのまま素人に使うと混乱を招くわけですよ。全ての薬には副作用があります!これもあたりまえなのですが、相手を見て言わないと、誤解を生じます。
有害事象もどの程度なら人によって捉え方が違うのか、どの程度なら明らかに全ての人に有害確定か?
素人とプロでは同じ言葉でも、定義は異ならなければいけませんね、きっと。
コメントありがとうございます。
きりり様、まじゃ様がお書きいただいたように、単に「副作用」といった場合ですと「有害作用」と似た意味で使われるケースが多いと感じています。
「主」に対する「副(sideやsub)」という意味合いで使用するのは薬剤師の中では一般的でも、患者さんとのお話の中ではどうでしょうか。
同様に「薬害」という言葉の定義も難しいですね。
発病12時間でも陽性にならないことが多いのに、48時間以内の投薬すら出来ない場合が増えるのでは?
鳥インフルエンザの時はどうするの?
流行の初発を抑えられないよ。
国民のみなさまにおかれましても、どうか自分の身は自分で守ってくださいませ。