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2010年04月06日
ビーソフテン外用スプレー アイデアはよいのだが…
久しぶりに医療用医薬品の話題です。今回はヘパリン類似物質を含有する「ビーソフテン外用スプレー0.3%」のサンプルをいただき、試してみました。
先発品はヒルドイドなのですが、剤形としてはヒルドイドソフト軟膏、ヒルドイドグリーム、ヒルドイドローションの3つがあるのはご存知のこと思います。
ビーソフテンはそれらに加えて「スプレー」という剤形を開発し、発売するということです。これまでにない選択肢を増やすことは、個人的には好感が持てます。
以下、写真でご覧下さい(クリックで拡大します)。
製剤見本なので1本の包装ですが、実際は100g×10本での包装です。
スプレーですが、プラスチック容器と書かれています。
こちらが外観です。プラスチック容器ということからも分かりますように、ガスを充填する方式のスプレーではなく、プッシュ式のものです。
「逆さにしてもスプレーできます」と書かれています。
こちらは注意事項の部分。
スプレー噴射部です。液ダレはゼロではないですが、気にならないレベル。
反対側から。ヘッド部分はギザギザがあり、滑らないようになっています。
使ってみての感想ですが、まず、匂いがほとんどありません。全くないといってもよいくらい。塗った後もしっとりとしており、保湿効果が実感できます。
液体をスプレーするということもあり、延びもよく、塗りムラもできにくいのではないでしょうか。スプレーという剤形、アイデアとしては素晴らしいと思います。
ただ一つ残念なのは、スプレー時、液体が肌についた瞬間の冷たさが強く、飛び上がりそうになります。他の剤形でもそれはあるのでしょうが、スプレーの場合、冷たさがより強い印象を受けます。
保湿剤を使用するのは、主に肌が乾燥する冬場ですので、そういう意味では少し覚悟して使わなければならないかもしれません。
私が住んでいるのが寒さの厳しい長野県だからですかね?温暖な地方ではそれほど苦にならないでしょうか。であるならば、医薬品も「寒冷地仕様」にして欲しいですね(苦笑
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| 医薬品情報(医療用)
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背中とかだと、そんなに冷たかったんですか。
知りませんでした。
手にはスプレーしてみたんですが、気がつきませんでした。実験してみます。
ボトルを少し暖めてから使ってもダメなのかなあ・・・・
まあ風呂上りにでも1回チャレンジしてみます。
最初MRが薬局にサンプル持ってきて皮膚科と小児科に紹介したら気に入られてかなりの数でてます
後発というのにはちょっと値段が高いのが難点でしょうか
で,これを使うのは顔がメイン
粘度が低く保湿能力も低めなので極力ベタつきを避けたい場所→顔というのが病院と薬局の結論です
言われてるような背中や身体の乾燥にはヒルドイドの方が良いですね
例外的に一人暮らしで自分では塗れない場所がある患者さんには重宝されているようです
そうですか、かなり評判いいんですね!やっぱり私の家が寒すぎるんですかね…(苦笑
部位によって使い分けるというのはいいですね。顔に塗るというのは、女性であれば尚更使い慣れているのかもしれないですし。