2007年04月18日

味が良いと評判のクラリスロマイシンDS「タカタ」

昨年クラリスロマイシンの後発医薬品が発売されました。先発品も含めると実に10社以上からクラリスロマイシンのドライシロップ製剤が発売されています。

そんな中で時々話に聞くのがこの『クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」』です。味が良いと評判で、近隣の小児科でも銘柄指定で処方が出るようになってきています。

高田製薬ってのは塩野義製薬の製造受託もしているんでしたっけ?ケフラール細粒小児用は高田製薬の製造と聞いたことがあります。

当該製品のサンプルが入手できましたのでテストしてみました。

takata2.JPG
クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」

添付文書の性状の欄に「色調・剤形:微黄白色〜微褐色の微粒又は粉末」とありますように若干黄色がかった色をしていますが、ご覧いただけますでしょうか。

takata1.JPG
0.5g包装

ほんのわずか口に入れてみましたが「この味なら子供も飲みやすいな」と感じました。添付文書に記載はありませんが、バナナっぽいフレーバーですね。メイアクトMS小児用細粒に少し味が似ています。

口溶けや舌触りも良好で、後味も強い苦味は感じませんでした。子供にとっての服用のしやすさという観点からすると、先発品のクラリス/クラリシッドドライシロップ小児用より優れているのではないでしょうか。

それではと思って、試しにムコダイン細粒と1:1で混ぜて服用してみたところ、流石に苦味が出ましたね。服用の際はやはり単剤が基本と思われます。

添付文書:クラリスロマイシン錠小児用50mg「タカタ」/クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」


(関連記事)

2006/06/21 [味が違う?]クラリスDSとクラリシッドDS

2006/08/07 クラリスドライシロップの配合変化

この記事へのコメント
「高田製薬」の自家販売と「大原薬品工業」及び「塩野義製薬」印販売の3種類あるみたいですね。

中身が同じなら、うちもサンプルを頼んでみようかな?

マクロライド系は味が悪いイメージが元々あるのと、昨年クラリスDSの色が変わってムコダインDSに似た色になってしまって、素人目に違いが分かり辛くなってしまったのが、とても気になっていたんですよ。

味が良いのはありがたいですね。包装もバラ100gなら問題ないですし。
Posted by 霧華 at 2007年04月18日 20:58
「味」も成分構造によるものと思うのですが、違うんですね!?
後発品が「美味しい」と先発品と同じと言えるのでしょうか(笑)
でも後発品が飲みやすいのなら、変更も進むかもしれないですね
Posted by velopapa at 2007年04月18日 21:55
>velopapaさん

10%製剤ということは、主成分が1割、その他添加物9割です。
で、先発品と後発品で全く同等なのは主成分のみですから、当然9割を占める添加物等で味は変わってきます。
他の例示ではテオフィリンドライシロップでも同じ様に後発品の方が味が良いものがあります。

どうせ味が変わらないならと40%→80%にしたアシクロビルドライシロップなどの例もありますから、考え方は色々ですけどね。
Posted by 霧華 at 2007年04月19日 10:28
ムコダインで味が悪くなる話ですが、あれは飲む順番を考えることでかなり緩和されるそうです。

混ぜるのは論外として、

処方された場合には、ムコダインから飲んでその後クラリスロマイシンにすると苦みは少なく、その反対の場合は確か(メモは会社なので・・・)10分以上間隔を空けないと味が変わってしまうそうです。

メーカーにも確認しました。
Posted by はまなす at 2007年04月19日 15:35
>皆様
コメントありがとうございます。
本日来局した卸MS氏とこんな話になり、小児科で「タカタ」のクラリスロマイシンの採用が増えているといった話も聞きました。小児用製剤なのでやはり味の要素は大きいですね。

苦味は飲む順番によってかなり変わるんですね。併用することが多いでしょうから、是非とも伝えたい内容です。
Posted by くま☆ at 2007年04月19日 15:53
東和より卸に復帰しました配達人です。
クラリスロマイシンは東和薬品なんかも味に力を
入れて売っています。かなり甘い味で、テオフィリンドライシロップの後発なんかはまるで砂糖のような味でした。やはり後発品が飲みやすさで先発品に対抗してきているので各社添加物で味工夫していますね。
Posted by 卸に復活@配達人 at 2007年04月19日 23:25
今日ちょうど味見してみました。

先発もタカタもどちらも苦味を感じなくて「あれ?」って感じでした。けっこうな量を飲むことが多いのでもう少し飲んでみたほうが判断しやすそうですね。仕事中でしたのでオレンジジュースも試せずでした。

後発への変更の際に粉薬では味がかなり重要だと思われます。小さい時に経験した味は今でも覚えているくらいなので苦味を与えてしまい薬飲めなくなることだけは避けたいですね。

差別化に関連して、ユベラニコチネートが名称変更されましたが前より間違える可能性が高くなったと思うのは気のせいでしょうか?
Posted by レッド at 2007年04月20日 00:43
クラリスDSとムコダインで苦味が出るのは、ムコダインによってクラリスのコーティングが剥がれるからだと思ってたんですが。
単純に考えて、ムコダインより先にクラリス飲んだほうがコーティング剥がれる可能性が低いと思ってました…

あと、苦味防止膜が酸性下(胃酸下)で剥がれるように設計されていると思うんですが、ポケット医薬品集には制酸剤と一緒に飲むと膜が剥がれないため吸収が低下するような事が書かれています。しかし牛乳で飲むのは(苦味防止の為)推奨されてる感じです。
IF見ても、制酸剤との相互作用は書かれてないですよね。

改めてIF確認して、ムコダイン以外にも一緒に飲むと苦味が出る薬が思ったよりたくさんありました。だいたいクラリスは単独で飲むように伝えてますが、気をつけないといけませんね〜
Posted by 遮 at 2007年04月20日 11:50
>皆様
コメントありがとうございます。
味はやはり関心が高い、というより重要な事項ですね。

以前クラリスロマイシンDSに重曹を混ぜると苦味がマスクされていいということを聞きましたが、吸収率にはどの程度影響があるのか考えが及びませんでした。気になりますね。

ユベニコはユベニコのままのほうが間違いは少ないと私も思います。
Posted by くま☆ at 2007年04月20日 16:39
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