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2007年04月28日
[日医]後発品デフォルトには反対の立場
元記事はこちらです。
2007/04/16 後発医薬品使用が前提の処方せん様式になる
日医の反応は予想通りと言っていいでしょう。
定例記者会見「後発医薬品の使用促進に関する報道に反論―中川常任理事」(日本医師会)
後発医薬品を使用していくためには信頼性が大切であり、その信頼性を高めるために、
を挙げています。
処方権との兼ね合いもあるでしょうが、厚労省の磯部氏に以前お話を伺った際は『「後発医薬品への変更不可」欄を設けることで、その問題はクリアできる』との認識を示していました。
この辺りは法の解釈もありますし、また既得権も絡んできますのでそう簡単に事が進むとは思えませんが、中医協での診療側の影響力は低下の一途を辿っています。
2007/02/23 中医協の見直し
白澤様ご指摘のように、アドバールン的な部分もあるでしょう。或いは既に落し所は決まっていて、敢えて高めの要求を掲げているのかもしれません。
2007/04/16 後発医薬品使用が前提の処方せん様式になる
日医の反応は予想通りと言っていいでしょう。
定例記者会見「後発医薬品の使用促進に関する報道に反論―中川常任理事」(日本医師会)
後発医薬品を使用していくためには信頼性が大切であり、その信頼性を高めるために、
安定供給は当然
品質の精度管理
副作用情報の提供
を挙げています。
処方権との兼ね合いもあるでしょうが、厚労省の磯部氏に以前お話を伺った際は『「後発医薬品への変更不可」欄を設けることで、その問題はクリアできる』との認識を示していました。
この辺りは法の解釈もありますし、また既得権も絡んできますのでそう簡単に事が進むとは思えませんが、中医協での診療側の影響力は低下の一途を辿っています。
2007/02/23 中医協の見直し
白澤様ご指摘のように、アドバールン的な部分もあるでしょう。或いは既に落し所は決まっていて、敢えて高めの要求を掲げているのかもしれません。
18:50
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| 後発医薬品・銘柄変更可調剤
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次の厚生労働省の打つ手が楽しみです。
「患者さんのために有効性、安全性を総合的に判断」って言ってますが、これは後発品不可一辺倒の理由にはならないでしょ。
アムロジン/ノルバスクの先発品間、アダラートL/CRの製剤間でも差異を訴える患者は実際にはいます。
これらはあくまでも個々の患者固有の問題として処理する案件で、同様なことは先発品/後発品間の場合も然りです。
また「安定供給」や「品質の精度管理」は既に後発品メーカーだけの問題ではなくなっているのは、昨今の先発品メーカーを見れば明らかです。
「副作用情報の提供」と言っていますが、医師自体が患者が訴えた副作用を認めないために、患者が転院するケースもあります。自身が副作用情報をあげずに提供ばかり求めるのもどうかしています。
医師会は通り一遍の声明を出す前に現状を見て、患者を意見を取り入れてから発言すべきです。
大体、厚生労働省にとって後発品促進は実質的に薬価削減と同意義ですから、それに反対することは、「代わりに技術料削減」という流れは明らかです。
責任取れるのでしょうか?
薬剤師が巻き込まれるのは勘弁して欲しいですね。
制度も含め問題も少なくない後発医薬品ですが、頭から反対するのではなく、小さくてもできるところから何かやっていかなくてはならないと感じています。
当然品質にも疑問視する声がありますし。
開業医の先生は24時間対応にすることも法案に挙がっていますが、実際院外処方になったことによって、治療はどうなるんでしょうか?
くすり、そして設備。
開業医の先生方には往診、がん等の検査で夜も休み無く働いていらっしゃる方々もいっぱいいらっしゃいます。
現状を知らずに物事を勝手に決めているのでは、現場は混乱する一方です。
薬剤師会、医師会にも国会議員はいらっしゃいますが、この先生方にこういった現場の声を高らかにしていただかないと、官僚の言いなりで、先生方自身の存在も意味のない存在と言わざるを得ません。
もっとも、患者さんのことを良く考えて物事を決めていくことが大前提ですが...
一人の人間がやる限界以上を求めても。
「かかりつけ医(かかりつけ薬局)」をつくれって言いながら、その裏で小さいとこを全部つぶして歩いてどうすんだ?って感じです。
大病院は「国からの補助」を受け、「充実した医療」を提供し、どんどん患者を集めて、小さいとこは、どんどんつぶす。
おかしいですよ。
補助を受けてる大病院が「いかに赤字経営」かを「公開」すべきじゃないですか?
これって、銀行がお金貸してるから、少しでも返してもらうのに、つぶせないからまたお金を貸すのと次元が変わらないんじゃないですか?
医師が足りないと「医学部」をつくりまくって、でも必要なとこに医者がいなくて、開業医が増えて困るからと、今度は開業医つぶし。
行政の「無能さ」で振り回されて、結局この業界自体が地盤沈下・・・・
夜遅くまで働いているのは何も勤務医だけではありません。
逆に勤務医の方がある程度ゆとりがあります(一部の急患の多い科をのぞき)。
その上、「開業医は」と一括りにして24時間で働けなどと言われて誰か過労死でもしたら誰が責任取るんでしょうか?
今、勤務医がどんどん辞めてますが、別に夜が忙しいからじゃなくて中途半端な体制で夜まで働いてそのくせ、責任がどうの押しつけられて、くだらない書類書類と諸雑用が増えて・・・・・
その上、今度は先発品を使う際には理由をかけ?だとこういう国の政策がどんどん現場を疲弊させています。
さらに病院機能評価とかで何か目的のはっきりしない「雑用」が異様に増えてますし。
大病院が赤字なのは一つはお役所と同じルーズな感覚が蔓延してるんだろうなというのもあるし、特に公立病院ではスタッフの年齢がやたら高かったり(=平均年齢が異様に高い)というのもあるんでしょうが、ただ大病院が個人病院みたに「経営」をあまり意識し出すと治療にバイアスがかかりそうで怖いです。
でも国がそうしようとしてるんでしょうけど。
いずれにせよ、人口の年齢構成や住民が暴露されている環境など、個々の地域性を無視して医療をgeneralization(すいません、適当な日本語が出てきません)するのはあまりにも横暴というか、思慮に欠けるというものでしょう。
制度策定に当たっている役人自身が、実際に実感できるのは“東京”というひとつの特殊な地域であって、自分達の行っている医療制度改革というものが、その特殊な地域でしか成立しえない可能性はないか、と常に省みる姿勢を持って制度を組み上げていかないと、早晩この国の医療は潰れます。
というか、小泉内閣以来の流れを見ると、厚生労働省こそが、潰そうとしている張本人となっていることに気づいていないのでしょうかね。
誠に残念なことです。
自分達の行っている医療制度改革というものが、その特殊な地域でしか成立しえない
>まさしくお二人の言うとおりと思います。
最近は電子カルテで患者さんよりパソコンを見てると患者さんに思われて、1分単位までの責任を求める。
聖域のない行政改革って、皆破戒しまくって、何か残るのでしょうか?
http://www.yasuiyakuhin.com/
こんにちは。コメントありがとうございます。
リンク先のブログはどんな方が書かれているんでしょうね。制度全般に言えることですが、複雑化しているので正しい理解が欠かせませんね。