新着記事

2006年02月25日

代替調剤 その後

代替調剤で書きました、沢井製薬のエパタット錠50mgですが、実は後日談(悪い話と良かった話)があります。時系列で書くのでまずは前者から。

当該製薬会社にインタビューフォームを請求すべく、DI室に電突しました。対応していただいたのはW氏。


くま☆ 「御社のエパタット錠50mgのことでお伺いしたいのですが」

W氏 「ハイ ハイ、なんでしょう?」

くま☆ 「御社の製品エパタット錠50mgのIFをいただきたいのですが」

W氏 「ハイ ハイ、IFですね。」


とにかくこのW氏、返事の「はい」が一度では済まないらしい。もっと悪いことに、その「ハイ」が軽い。こうやって文字にするとニュアンスを伝えるのは大変難しいのですが、あしらわれている感じを受けます。

しかしせっかく電話したこの機会を逃すまいと、質問を続けます。


くま☆ 「この機会にお伺いしたいのですが、エパタット錠50mgの先発品との生物学的同等性についての資料等は何かございますか」

くま☆ 「比較試験ではn=20ということですが、個体差等を考慮しますと20例では少なくありませんか」
これらの質問をした後、相手の声がやや攻撃的になったと感じたのは私の主観かもしれません。しかし、その後は聞き取れないんじゃないかというほど早口で、まくし立てるように話し、私からの質問は封じ込められてしまいます。

できる限り正確に要約すると「厚生労働省の基準に則って行っている。エビデンスもある。承認も取っている」とのこと。質問の回答とするには物足りない感が否めません。

「意地悪な質問の仕方をしたんじゃないの?」という疑問もあるかと思います。確かに、製薬会社の人にしてみれば面白い質問ではないでしょう。しかし、この種の質問は、患者さんが安全に薬を服用する上で欠かせません。また、代替調剤ということであれば、その薬剤を選択した薬剤師として当然知っておくべき情報です。それが代替調剤が行われる上での、薬剤師の責任でもあります。

製薬会社は真摯にその質問に応えなくては信頼は得られません。私はごく最近薬剤師になった人間なので、後発品に対する偏見は少ないとは思います。しかしながらこういった対応を目の当たりにすると考えさせられることは多いです。後発品の良し悪しを語る時、製剤の信頼性はもちろんですが、電話対応を含めた対応全てがその製薬会社の判断材料のひとつであることは言うまでもありません。

「個人の資質」と言ってしまえばそれまでですが、それを許しているのが会社という組織であり、個人の資質の向上をはかることも社員教育のひとつです。会社のそういった姿勢が、製造の際にも出てしまっているのではないか?と思いたくはありませんが、思わざるを得ません。

良かった話もあるのですが、気分を改めて書きたいのでまた後日に。

この記事へのコメント
はじめまして。
もう、代替調剤始まってるんですね。いろいろ考えること、思うことあります。
ほんともっとメーカーにも誠意をもって答えをいただきたいものです。

Posted by ワカ at 2006年02月25日 23:16
>ワカ様
コメントありがとうございます。
当地では基幹病院が「代替調剤可」のコメントを入れて処方せんを発行しています。但し、後発品を希望する患者さんのみへの限定的なものです。それ故に4月以降急激な普及が見込めるのかどうかは分かりません。
ワカ様の地域での状況や取り組みなど、よろしければまたお教えください。
Posted by くま☆ at 2006年02月27日 09:23
「国が認めているんだから・・・。」というジェネリックメーカーの言い分には、無責任さを感じますね。
Posted by 孤雲 at 2006年05月10日 09:13
>孤雲様
コメントありがとうございます。
「国が認めているんだから」というのは仰るとおり、責任転嫁にあたりますよね。全ての、とは言いませんが、ジェネリックメーカーがもう一皮向けるためには、その辺りの意識改革が必要なのかもしれません。
Posted by くま☆ at 2006年05月10日 19:16
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス(非公開):

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※コメントは承認後の表示となります。
この記事へのトラックバックURL(承認後の表示となります)
http://blog.sakura.ne.jp/tb/391019

この記事へのトラックバック:

薬局のオモテとウラ
Excerpt: コメントとトラックバックしてもらいました「薬局のオモテとウラ」を拝見しました。 4月から始まる「後発品でも可」のチェック欄がついた処方せんで、調剤薬局さんの実力が試されるところじゃないでしょうか。 ..
Weblog: another side of ”d-inf”
Tracked: 2006-02-25 21:15


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...