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2010年08月27日
ホメオパシーの問題点は何なのか
ホメオパシーについては既に多くのブログ等でも取り上げられていますので、このブログで取り上げるのもかなり「今更感」がありますが、ちょうど日薬が声明を出したようですのでご紹介します。
日本学術会議の会長が、ホメオパシーについて談話を発表していますが、その「会長談話」に対するコメントという形で、日薬会長の児玉氏が、日薬としての考えを示しています。
日本薬剤師会:「ホメオパシー」に係る学術会議会長談話について(pdfファイル)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/pdf/homoeopathy.pdf
せっかくですので、全文を引用しましょう。
では、その元となった日本学術会議の会長談話はどんなことが書いてあるのか、こちらで見ることができます。
日本学術会議:「ホメオパシー」についての会長談話(pdfファイル)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d8.pdf
こちらは引用しませんが、日本学術会議の会長談話が「ホメオパシーの完全なる否定」であることは明確で、日薬もそれに賛同した形と言っていいでしょう。
ご存知かもしれませんが、日薬に先立って日本医師会をはじめ多くの団体が、日本学術会議の会長談話を支持、すなわちホメオパシーの否定を表明しています。
なぜこのような動きが広がっているのか。きっかけとしては、新生児へビタミンK2を与えずに死亡した事件がもちろん大きいのですが、根本的な問題は、ホメオパシーのあり方なのではないかと思うのです。
つまり、ホメオパシーが医療と対峙する位置にあることが、これだけ事態を大きくしているわけです。言い換えれば、ホメオパシーが医療を否定し、それにかわる行為を行っている部分が問題になっているということです。
逆に言えば、ホメオパシーが医療を否定せずに受け入れる姿勢を示すのであれば、それはそれでアリな部分もあるのかなと。いや、個人的にはホメオパシーなんてこれっぽっちも信じていませんよ。
ホメオパシーが「科学の否定」から始まるのであれば、医療と共存するのは難しいですが、日本学術会議会長談話にあるように「非科学的であることを知りつつ信じる」状況が構築できるのであれば、共存も可能なのかもしれません。

日本学術会議の会長が、ホメオパシーについて談話を発表していますが、その「会長談話」に対するコメントという形で、日薬会長の児玉氏が、日薬としての考えを示しています。
日本薬剤師会:「ホメオパシー」に係る学術会議会長談話について(pdfファイル)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/pdf/homoeopathy.pdf
せっかくですので、全文を引用しましょう。
科学的にエビデンスが明確に証明されていない、あるいは曖昧な医療類似行為を医療従事者が行うことは、当該患者の適切な医療を受ける機会を損ない、症状の悪化を招来し、時として死に至らしめる可能性も否定できません。医療に携わるものとして、安易にこうした行為を行うことは、厳に慎むべきと考えます。また、医薬品を扱う専門職の薬剤師の立場からすれば、効能・効果が科学的に証明されていない「医薬品類似物質」が医療現場で使用されることは、医薬品の適正使用の観点から、ひいては国民患者の安全な医薬品使用を確保する観点から、入手手段の如何にかかわらず極めて重大な問題であると認識しています。
では、その元となった日本学術会議の会長談話はどんなことが書いてあるのか、こちらで見ることができます。
日本学術会議:「ホメオパシー」についての会長談話(pdfファイル)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d8.pdf
こちらは引用しませんが、日本学術会議の会長談話が「ホメオパシーの完全なる否定」であることは明確で、日薬もそれに賛同した形と言っていいでしょう。
ご存知かもしれませんが、日薬に先立って日本医師会をはじめ多くの団体が、日本学術会議の会長談話を支持、すなわちホメオパシーの否定を表明しています。
なぜこのような動きが広がっているのか。きっかけとしては、新生児へビタミンK2を与えずに死亡した事件がもちろん大きいのですが、根本的な問題は、ホメオパシーのあり方なのではないかと思うのです。
つまり、ホメオパシーが医療と対峙する位置にあることが、これだけ事態を大きくしているわけです。言い換えれば、ホメオパシーが医療を否定し、それにかわる行為を行っている部分が問題になっているということです。
逆に言えば、ホメオパシーが医療を否定せずに受け入れる姿勢を示すのであれば、それはそれでアリな部分もあるのかなと。いや、個人的にはホメオパシーなんてこれっぽっちも信じていませんよ。
ホメオパシーが「科学の否定」から始まるのであれば、医療と共存するのは難しいですが、日本学術会議会長談話にあるように「非科学的であることを知りつつ信じる」状況が構築できるのであれば、共存も可能なのかもしれません。

23:00
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ホメオパシーについてひとこと言いたい
Excerpt: <p>今日、仕事中に薬局に送られてくるFAXに、日本薬剤師会の会長がホメオパシーについて云々・・というのがあったので、今日はそれについてちょっと書いてみます。そもそもホメオパシーとは?ウィキペディアから引用..</p>
Weblog: サプリスト(サプリメントの正しい知識と選び方)
Tracked: 2010-09-01 23:40
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ホメオパシーについてひとこと言いたい
Excerpt: <p>今日、仕事中に薬局に送られてくるFAXに、日本薬剤師会の会長がホメオパシーについて云々・・というのがあったので、今日はそれについてちょっと書いてみます。そもそもホメオパシーとは?ウィキペディアから引用..</p>
Weblog: サプリスト(サプリメントの正しい知識と選び方)
Tracked: 2010-09-01 23:40
ガードナーの古典「奇妙な論理」でも取り上げられていた記憶が…
問題は
代替医療の、数少ない有効例が、マスコミに取り上げられ、劇的に効果があるイメージが作られ、
普通の医療は、確率的に少ない副作用がマスコミに取り上げられ、悪いイメージが作られる事かなぁ。。。
何をいまさら・・ という感じもあります。
医師会とかにはもっと早い段階で手を打って欲しかったけど、ホメオパシー医学会?なんていうのもあるし、見て見ぬふりだったんでしょうかねぇ。
しかし、他にも「飲むヒ@ルロン酸」やらTV CMを見ていると「個人の感想です」でごまかしている怪しいものは無数にあるわけで。そういうのはどうなんでしょうねぇ・・・。
ただ、科学的であることが証明されていないだけで、非科学的であることが証明されている訳ではない以上、ホメオパシーを非科学的と断言することは論理の飛躍があると思います。現時点では、科学的か非科学的かは断言できない、というのが正確だと思います。
まあ、科学の常識といっても、大きな科学的発見は、通常の常識を否定することから始まることもある以上(例えば、量子力学は、ニュートン力学という当時の物理学の常識の否定からはじまっている)、あまり、非科学的だと目くじらを立てるのは、それこそ非科学的態度ではないか、とも思ってしまいます。
今回の日薬会長の談話は、ビタミンK2事件に対応してなした政治的発言であって科学的発言でないことが明白である以上、そう談話するしかないよな、とは思います。
個人的には、「過度に」科学的証拠にこだわる態度は、西欧発の近代合理主義という思想にマインドコントロールされた結果(経験主義的考え方を去勢された結果)、かえって非科学的な態度を露呈しているようで嫌ですね。最近は、EBM等(まあ、医薬業界のことに限らず)、日本は西洋以上に西洋化していると感じられる部分もあるので、なんとなく気になるところではあります。
ですから強ち出鱈目とは思わないです。
ホメオパシーと似たようなことを漢方でなさっている方もおられますね。
確かに漢方の世界にもいますが、ホメオパシーを治療の手段に用いる方々には患者さんに現代医療を否定するような事は吹き込まないで頂きたいですね。
多方面からのコメント、ありがとうございます。
実は私もそんなにしっかり追っていたわけではないので、問題点が整理しきれていません。
皆様のコメントを拝読する中で、新たな気づきがあったと感じています。今後、どのような方向へ話が向かってゆくのか、注意してみていたいと思います。
>現時点では、科学的か非科学的かは断言できない、というのが正確だと思います。
これは、甘いと思いますよ。
現時点で、非科学的だと断言できます。
作用機序においても非科学的。
実際にもプラセボ以上の効果が確認できない。
これでは、もはや科学の土俵には上がれません。
現在の科学では、明確に否定されています。
ホメオパシーが非科学的でなければ、何が非科学的ですか??
もっとも、「非科学的」な基準が、異なるだけかも知れませんね。
フォローしておきますと、非科学的だからといって、
必ずしも排除しなきゃいけないわけではないんですよ。
例えば、「交通安全お守り」は、明らかに科学ではありませんが、
だからといって排除する必要はないですよね。
でも、「このお守さえあれば、目をつむって車を運転しても大丈夫!」なんてのが出てくれば、
私は、そんな危険なお守りは排除すべきだと考えます。
ホメオパシーに関して言うならば、
現代医療を否定し、遠ざけてしまう点がもっとも問題とされています。
つまり、「もっとも問題」とされている部分には、
ホメオパシーが科学的かどうかは、あまり関係ない話なんだろうと思います。
第一、学会の発表は毎日のように塗り替えられて行くわけで、そのうちに多くが賛同したことが正しいとなっていくわけですから・・・今正しいと思っていることが、しばらくしたら正しくなかったり非科学的と言う意見に変わっていくんですよね。
どこで線引きするかは今の世の中特に難しいですね。
今回の話は、個人的には、信じ込んで盲目的な印象で、宗教にはまっている状況に見えます。
しかし、科学的でも100%患者を救えない以上、否定はできないですね。
どこまでを求めるか、客観的に見れるかが問題じゃないかなあ。
患者さんから聞かれますが…。
薬剤師として効果があるとは根拠がなく申し上げられないが、
価格なども熟慮したうえで納得して試してみたいのであればそれは構わないと話す事が多いですね。(相互作用や重複が疑われる場合は除く)
大体そういった場合、「薬剤師さんが効かないと思うんじゃあダメかなやっぱり」って帰られる方が多いですけど。
プラセボでもなんでも効けばそれに越したことはないだろうと思います。
薬剤師としては科学的かどうかが重要だけど、
患者さんにとっては副作用なく効くかどうかが一番重要だと思っています。
コメントありがとうございます。
「非科学的」な基準については、私は、現代の科学が完成形でないことからして「科学的」に説明できないものが直ちに「非科学的」と評価できるわけではない、という立場をとっている以上、基準が違うという指摘はその通りだと思います。ホメオパシーに関して言うと、世の中にある全ての物質のうち、病状を引き起こす物質全てについてレメディーとして実験を行い、その中の全ての物質において臨床的効果が表れないことが証明されてはじめて「非科学的」と言える、と私は考えます。
科学の世界は法律の世界と異なって真偽不明という状態がその性質上許される以上、別に「科学的に証明されないものは、非科学的とみなす。」というドグマに囚われる必要はないのでは?というのが、私が率直に感じたところです。
とはいえ、ホメオパシーに関して最も問題である点が、現代医療を否定し遠ざけてしまう点であって科学的か否かの点ではない、という主張については良く分かりました。現場の薬剤師としては、その点は無視できませんね。
>世の中にある全ての物質のうち、病状を引き起こす物質全てについてレメディーとして実験を行い、その中の全ての物質において臨床的効果が表れないことが証明されてはじめて「非科学的」と言える、と私は考えます。
これは悪魔の証明といいまして、原理的に不可能なものとなっています。それが分かっていて冗談めいてお話されているのであれば水を差して申し訳ないのですが、その辺りのジョークが分からない人に向けての蛇足ということでご容赦ください。
そうですね。「〜がある」ことの証明に対し、「〜がない」ことの証明は事実上極めて困難であることから、「悪魔の証明」と呼ばれてますよね。法律用語ですね。
私が主張したかったのは、まさにその点なんです。
つまり、@科学的A非科学的B真偽不明、のうち、多くの方はBをAに含めて考えているので、私は、「それは違うよ。Bのうち、私が主張する『悪魔の証明』に成功した場合のみ、Aと評価できるにすぎないぞ。そうでない場合はBのままである。」と、私は主張しているところです。
なので、別にジョークでもないですw
単に、(悪魔の証明に成功できるほど)よほどのことがない限り、そもそも「非」と評価する必要なんてないのでは、と主張したかっただけですw
参照@(助産師会とホメオパシーの関係)
http://putorius.mydns.jp/wordpress/?p=716
参照A(キャッシュですが、助産師会との関わりを宣伝しているホメオパシー協会)
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:HImAPpnkWicJ:www.homoeopathy.co.jp/sinchyaku_new/index.cgi%3Findex%3D1573+%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BC+%E5%8A%A9%E7%94%A3%E5%B8%AB+%E3%80%80%E5%85%B5%E5%BA%AB&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
これってある種、宗教的な要素があるのでは?と感じてしまいました。なんていうか洗脳的な。
科学的な裏付けが難しいのをいい事に、
自分たちの良いように解釈しているような。。。。。
砂糖飴を万能薬的な感覚で舐めさせるって科学的とか非科学的とかそれ以前の問題のような気もします。
患者の意思だなんだと言ったところで、助産という医療行為の一連の流れの中で、選択肢として患者に提示してしまった以上、当然医療行為じゃないの?
というか、よく分からないことがあるんですけど、助産師って処方権があるんですか?
助産所で生まれた新生児って、通常どこでケイツーシロップ等の処方・投与を受けるんでしょ?
わからないままで考えたとして、仮に助産行為の延長として助産師がVK2を処方・投与出来るのだとしたら、ホメオパシーの提案はやはり医療行為ですので責任は全て助産所・助産師にありますよね?
一方、助産師にはやはり処方権が無くて、VK2は助産所以外の医療機関で処方・投与される必要があるのだとすれば、ホメオパシーの提案から続く、レメディの処方・投与という、医師法を犯す行為によってその機会を奪われた形になる以上、前述のケースより重大な過失になるんでしょうかね。
いずれにせよ、無くなった赤ちゃんとそのお母さん、本当に浮かばれない。
これを機会に助産院で出産するというあり方を制度としてありなのか、再考したほうがいいと思います。
死亡率も病院でよりも助産院のほうが
有意に高いという論文も山ほどあります。助産院は胎児が重篤な状態で生まれた場合、救急車しか呼べない施設であり、人材も集団で科学的根拠のないホメオパシーにはまるぐらいの科学的素養のないといわれてもしょうがないレベルです。
参考
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/09/post_6869.html
調べてみたら、ウテメリンまで置いてるんだあ。K2も常備薬ですね。
嘱託医、協力医療機関があるそうです。
しかし、約束書なしが半数以上。
これって、個人的には、厚労省の法整備の遅れが問題。
薬局に、わけのわからん業務手順書をこやかましく言うなら、やっぱ最低限の契約書とか必要でしょう。命を預かるわけだし。
不足してるから、あいまいでいいって結果が今回に関連あるような気がします。私見ですが。
今回のように母子手帳に虚偽記載(投与した)しても罰則もないのも変。
責任の重みに応じた罰則もきちんと定めるべき。
ああいうのも大きな意味でホメオパシーになるんですかね?
適応外処方とかでも作用機序がよくわからないのに効果があるものとか。
作用機序不明であっても、
二重盲検で効果が認められれば問題ないです。
ホメオパシーは作用機序が不明で
(というか、現代科学的には効く訳なくて)
かつ、二重盲検でプラセボ以下でしかないという
結論が出ています。
多くのコメントいただきありがとうございます。
今回の問題については、「ホメオパシーが科学かどうか」という点は、実は大きな問題ではなくて、別の着眼点が必要なのかもしれませんね。
それから助産院での出産については、法整備はもちろん、早急な対応が必要になってくるでしょうね。
泌尿器科や精神科や外科で、助産院の協力医で・・・そりゃあ医師免許はオールマイティですけど・・・・緊急の分娩に対応できるのでしょうか?
嘱託・協力がどこまでの範囲かわかりませんが、ちょっと想像力の乏しい私には無理のような気がします。
それで協力医がいなくて廃院?と問題になっていたような
助産師が好き勝手やった尻拭いをしたくない医師の気持ちは分かりますね
コメントありがとうございます。
選択権の問題もあるので、自宅出産がゼロとかNGという話になるのは、やはり難しいでしょう。そういった中でどれだけ安全な環境が確保できるのか(嘱託医も含め)、が今後の課題になってくるのでしょうね。
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアで最も広く用いられている代替医療との記載でした。
イギリスではエリザベス女王やチャールズ皇太子の支持もあるそうで。。。。。
でも英国薬剤師会はホメオパシーを治療の一種とは認めていないみたいで、
深刻な病状に対してホメオパシー製品を使用しないことを薬剤師へアドバイスしているみたいですね。
まぁ、そういうきちんとした?線引きがあれば問題にはならないと思うのですが、
これが医療と真っ向から向かい合ってしまっては危険ですよね。
ちなみに海外で市販されているレメディーを写真つきで紹介しているのですが、
「植物や鉱物油由来の原液を希釈と振とうを繰り返して、1000000000000倍以上に薄め、乳糖、ショ糖でできた錠剤に染み込ませる」と説明がありました。
え?何倍に薄めるって!?って読みながら突っ込んでしまいましたよ(w
さらに驚きなのが、利用している人々は何かしらの満足を得ているようで、
ブリストルホメオパシー病院では7割以上の人が健康の改善を報告しているそうです。
イギリスでは成分と濃度によって処方箋薬になり、薬剤師が関与してくるとの事で、
『日本でも成分と濃度によって薬剤師の管理が必要になると考えられます』ってこの雑誌は締めくくっていましたが、
これっぽっちも信じていない自分としては、
どう対応して、どう説明すればいいのかさっぱりです。
多分、欧州みたいにホメオパシーが蔓延してどうにもならなくなった事態を防ぐ目的で日本学術会議が声明を出したんだと思います。
日本でもレメディに近いものに関与している
薬剤師の先生がいっぱいいらしゃいます。
国立健康栄養研究所(http://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv.html)で科学的根拠が脆弱とされている健康食品を多くの調剤薬局では高い値段で売っています。薬剤師向けの某雑誌の有料版でサプリメントの連載していますが
どれくらい医療用医薬品とくらべて有効性があるか、エコノミーであるかをしっかり検証されているとはいいきれません。
有効性があると認識されているサプリメントのひとつであるCQ10と同成分のノイキノンの循環器の処方の位置づけを考えれば、サプリメントと主要な医薬品の実力差は圧倒的です。効果の薄いサプリメントや健康食品を売るのと、レメディを売る行為に差が有るでしょうか?
コメントありがとうございます。
「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、ホメオパシーに学ぶところは、少なからずありそうです。エビデンスへの取り組みはその最たるものかもしれませんね。
あと、グルテ様お書きの「利用している人々は何かしらの満足を得ている」という部分も、考えさせられますね。科学的か否かが、すべての判断基準ではない、と言えるのではないでしょうか。
だからといって、私たちが胡散臭い方向へ走るというのではなく、「利用者(患者)が感じる満足」に対して考えるきっかけになりそうだな、ということで。
日本薬剤師会などの団体のコメントはポジショントークであるため、現場の薬剤師としてはそれを鵜呑みにするのではなく、DIのコメントのように、ある程度差し引いて理解すると良いのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。
ホメオパシーに限らず、エビデンスのない(希薄な)ものに対して、真っ向から行くなということですね。
私達人間は2元論では語れませんから、上手に利用して行くことが、共存の方法ではないかと感じます。