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2007年05月28日
[review]新しい薬をどう創るか―創薬研究の最前線
書評 - 新しい薬をどう創るか(404 Blog Not Found)の記事を拝見して購入。薬局で働く薬剤師にとっては、薬は身近なものでも創薬となると全く未知の話。
購入して目次をめくって目に留まった「第7章 日本発 世界が驚いたアルツハイマー病治療薬の開発」を真っ先に読みました。ご存知、エーザイのアリセプト(塩酸ドネペジル)開発の経緯。
それに限って言えば少し端折ってあって、やや物足りない印象。結構さらりと書いてあるけど、かなり苦労したんでしょうね、という感じ。そのあたりをもう少し詳しく読みたかったですね。
多分アリセプト開発の経緯を書けば、それだけでも本1冊位にはなってしまうんでしょうね。
本編とは関係ないところでまた面白い事を発見。薬学部6年制移行に関しては、研究に重きを置く国立大学の多くは6年一貫ではなく4+2の6年制を主張してきたと言われています。
この本、京都大学大学院薬学研究科編なのですが、そんな主張の一端を「はじめに」で見つけることができました。
いろいろな立場・考えの人がいますし、どちらかに偏り過ぎてもいけませんので、いいとか悪いとかということではもちろんないんですけどね。
新しい薬をどう創るか―創薬研究の最前線
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購入して目次をめくって目に留まった「第7章 日本発 世界が驚いたアルツハイマー病治療薬の開発」を真っ先に読みました。ご存知、エーザイのアリセプト(塩酸ドネペジル)開発の経緯。
それに限って言えば少し端折ってあって、やや物足りない印象。結構さらりと書いてあるけど、かなり苦労したんでしょうね、という感じ。そのあたりをもう少し詳しく読みたかったですね。
多分アリセプト開発の経緯を書けば、それだけでも本1冊位にはなってしまうんでしょうね。
本編とは関係ないところでまた面白い事を発見。薬学部6年制移行に関しては、研究に重きを置く国立大学の多くは6年一貫ではなく4+2の6年制を主張してきたと言われています。
この本、京都大学大学院薬学研究科編なのですが、そんな主張の一端を「はじめに」で見つけることができました。
いろいろな立場・考えの人がいますし、どちらかに偏り過ぎてもいけませんので、いいとか悪いとかということではもちろんないんですけどね。
新しい薬をどう創るか―創薬研究の最前線
15:00
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アリセプトの開発に関しては、既にご存知かも知れませんが、講談社+α新書「奇跡の新薬開発プロジェクト」、2002年 がありますね。
さらに、新薬開発に関連して、スタチン系のものとしては、「世界で一番売れている薬」小学館、2007年 があります。
前書の著者は医師、後書はジャーナリストでそれぞれの視点が反映された内容と思いました。
それぞれの開発着手時期による製薬会社の力量、影響にいくばくかの感慨があります。
予備校の先生が学校に来て塩酸ドネペジルは今年出ますよといってたけど、どうだったかなぁw
見えないところでがんばってる人たちがいるってことですよね!
ありがとうございます。両方とも知りませんでした。機会を見つけて読んでみたいと思います。
>たまねぎ様
毎日見ている医薬品の背景を知ること、直接的な形で業務にあらわれるわけではありませんが、非常に興味深いですよね。