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2010年11月21日

[review]薬剤師のための添付文書活用ハンドブック

私の大学時代の恩師であります、山村重雄先生が執筆された「薬剤師のための添付文書活用ハンドブック」。「薬剤師のための」と書かれていますように、ターゲットは現場の薬剤師と薬学生が想定されています。

amazonのページによりますと、この本は「18x11.8x1.4cm」と大変コンパクトな本ではあるのですが、その中にぎっしりと情報が詰め込まれている、ということを感じます。

医薬品の添付文書といいますと、通り一遍のことしか書いてなくて、面白みに欠けると感じる方も少なくないかもしれません。しかしこの本では、そんな添付文書を面白く、更に役に立つような活用方法を指南しています。

山村先生ご自身は統計学が専門ですので、どちらかと言えば「基礎系」の分野なのですが、「基礎の知識を現場で役に立つよう橋渡しすること」に面白さを見出す、山村先生ならではの視点で書かれています。

例えば、添付文書の「性状」の欄に書かれている分配係数から、その医薬品が肝代謝なのか、腎代謝なのかを推測する方法なんてのは、まさに「情報を読み解いて活用する」という言葉がピッタリではないでしょうか。

その他にも「添付文書って、こんな読み方ができたんだ!」と目からウロコの内容、間違いなしです!


薬剤師のための添付文書活用ハンドブック
薬剤師のための添付文書活用ハンドブック
01:54 | Comment(0) |

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