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2011年01月08日
養命酒製造の栄養ドリンク「Re:on[リオン]」を飲んでみた
一昨年(2009年)9月に、養命酒製造が大正製薬と組んで栄養ドリンクを出したという話がニュースになっていました。
大正製薬とD剤を共同開発‐9月からエリア限定で発売 養命酒製造(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry15374.html
当初、福岡県、佐賀県、山口県において、地域限定で先行発売されるということもあり、購入の機会がなかったのですが、この度、養命酒製造が運営する「くらすわ」(長野県諏訪市)でも販売がスタートしたということで、早速購入してきました。
公式サイト(以下リンク参照)には1本399円と書かれていますが、くらすわでは1本390円で販売されていました。
養命酒製造:養命酒製造から東洋医学発想の栄養ドリンク Re:on[リオン]
http://www.yomeishu.co.jp/reon/index.html
購入の際に、店員さんから「ハーブの香りがよく、飲みやすい」といった話をうかがうことができました。でも知っている人が少ないのか、まだあまり売れてないみたいでしたが…(苦笑
商品名のすぐ下に「ノンカフェイン」であることが強調されています。
「有効成分11種配合」ということで、生薬6種類、ビタミン4種類、タウリンが配合されています。
分類は「指定医薬部外品」です。
配合されている6種類の生薬については、絵入りでパッケージ側面に記載がありました。ニンジン、ショウキョウ、タイソウ、ケイヒ、シャクヤク、カンゾウですね。
この組み合わせについて、twitterで「(桂枝湯)+(人参)=(葛根湯)-(葛根・麻黄)+(人参)」だとツイートがありました。なるほど、すぐにこういった見方ができるのは、素晴らしいですね。
6種類の生薬の下に、タウリンと4種類のビタミン(ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ニコチン酸アミド)が書かれています。
パッケージは横から大きく開けるタイプです。
立ててみました(深い意味はありません)。
取り出してみたところ。結構スリムな印象を受けますね。
ふたの部分にも、バッチリ売り言葉が並べられています。
カップに移してみたところ。予想通り、黄色の液体です。
粘度がやや高めかな、という感じを受けました。
口に含みますと生薬の香り、特にニンジンの香りがしっかりと伝わってきます。養命酒よりはハーブの恵みに近い味わいですね。
You Tube:東洋医学発想のドリンク「リオン」
http://www.youtube.com/watch?v=5bf4OlAsUkU
将来的には販売エリアを拡大してゆくということですが、どんな予定なのか、気になるところですね。
老舗の教科書―養命酒はなぜ四〇〇年売れ続けるのか
22:23
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| 飲料・ドリンク
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コメントありがとうございます。
確かに分かりにくい部分ではありますね。桂枝湯を冠しなければいい、ということのでしょうか…。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/07/h0716-3.html
こちらの
>(8) 生薬を主たる有効成分とする保健薬
>虚弱体質、肉体疲労、食欲不振、発育期の滋養強壮等が目的とされている生薬配合剤であって、内用剤であるもの。
ということで、「安全上特に問題がない」ものとして扱われているようです。
煎じて使うものが除外されているので、エキス剤が医薬品としての指定を免れない、と言うことでしょう。
飲みすぎ注意、相互作用注意がほとんど見えないのはいかがなものかと思いますが…。
ありがとうございます。
ドリンク剤探してみます。
ブログを拝見させて頂くうちに、気になったことを、お尋ねします。
いつ頃どんな時にどんな理由で、薬剤師さんという職業を目指したんですか?
フォローありがとうございます。
いわゆる栄養ドリンクのための規定と思ってよさそうですね。薬局以外でも結構扱っているところは多いですね。
>くま太郎様
ブログお読みいただきありがとうございます。
ドリンク剤はまだ販路が限られているので、見つけるのは大変かも!でも、見つけたら手にとって見てみてください。
それから、薬剤師を目指した経緯ですが…、いろいろな理由があるので、ちょっとまとめるのにお時間をください。
お返事が遅くなりました。私が薬剤師を目指した経緯をご紹介しますね。
プロフィール(http://blog.kumagaip.jp/article/28314970.html)をご覧いただくとおわかりいただけるかと思いますが、私は最初、文系の大学を出て、自動車販売会社に勤務しました。
車は今でも好きですし、当時、車を販売する際にお客さんとやり取りするのも楽しかったです。もちろん、辛かったこともなかったわけではないですが。
そんな中、何故その会社を辞めたのか。一言で言えば「やり甲斐」という事になるのですが、「自分が社会の役に立っている」という自己の存在意義とでもいうべきものが、得られなかったのです。
その会社には結局2年も勤めなかったのですが、当時何故か、「このまま転職しても、その繰り返しになってしまうはのでは?」という思いが強くあり、もういい年ではあったのですが、腰を落ち着けて勉強してみようと思ったのです。
経済学部を出たわけですから、公認会計士とか税理士という選択もなかったわけではないのですが、一番大きなポイントは「自分の生まれ育った地域に貢献できるか」という部分でした。
これは「やり甲斐」にも通じる部分があるのですが、当時の私には、「地域貢献」と「やり甲斐」が大きくリンクし、その先に薬剤師という職業が見えてきたわけです。
結果的に大きな回り道をしてこの職に就いたワケですが、今になって思えば、それも決してムダにはなっていないのではないかと思います。
もちろん、自分一人の力ではなく、周囲の大きな支えがあって、今の自分があるということは、忘れないようにと肝に銘じています。