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2011年01月19日
医療用ロキソニン錠を忠実に再現したOTCのロキソニンS
2011年1月21日発売予定のロキソニンS。これまで医療用のみだったロキソプロフェンのスイッチOTCということで、大きな期待が込められているようです。メーカーサイトはこちら。
第一三共ヘルスケア:頭痛・生理痛に速く効く「ロキソニンS」
http://www.loxonin-s.jp/
そのロキソニンSの錠剤を見てみたのですが、医療用ロキソニン錠60mgを、実に忠実に再現してありましたので、ご紹介します。
こちらがパッケージ。ロキソニンの「L」がダイナミックに描かれています。
「第1類医薬品」として販売されます。
側面に表示されたロットと期限。
裏面には「成分・分量(1錠中)」「用法・用量」「効能・効果」「注意」が記載されています。
パッケージを明けてみました。銀色のアルミピローに包まれています。
アルミピローを開けると、6錠のPTPが2枚入っています。
裏面はこんな感じ。
医療用のロキソニン錠60mgと並べてみました。こうして見てみますと、OTCのロキソニンSの方が、錠剤が大きく感じられますね(後述しますが、実際は同じ大きさです)。
それぞれを裏返したところ。色違いですが、第一三共のロゴは共通です。
こちらはロキソニンSの添付文書(1ページ目)。

錠剤を取り出してみました。左側が医療用のロキソニン錠60mg、右側がOTCのロキソニンSです。医療用の方には刻印と割線こそありますが、まるっきり同じ色、同じ大きさです。
重ねてみました。直径も同じですね。刻印や割線が見えないと、どっちがどっちなのかまったく分かりません。
今度は横にして並べてみました。厚さも同じです。
別の角度から。
本邦初公開。OTCのロキソニンS(左側)と、医療用のロキソニン錠60mg(右側)のスキャン画像です。

裏返してみたところ(並びは上と同じです)。やはりまったく違いが分かりません。エッジ部の面取りまで同じようにされていますね。

思うに、医療用で培った「ロキソニン」のブランドを最大限生かすべく、OTCのロキソニンSは、色合いから大きさまで、医療用のロキソニン錠60mgと(ほぼ)同じように製造されているのではないでしょうか。
You Tube:ロキソニンS
http://www.youtube.com/watch?v=71c6MaEniYI
NSAIDsの選び方・使い方ハンドブック

23:42
| Comment(12)
| OTC医薬品関連
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ロキソニンファンとしてはこのようなOTCがでる事は大歓迎!
でも第1類って・・・販売現場では他の解熱鎮痛剤と比べてどのようなことに注意するように指導するのかな〜?
ボルタレンやポンタールみたいにインフルエンザや水疱瘡時の「絶対に守るべき情報」とかってありましたっけ?
自分のように医療用でロキソニンを気に入った人が買う場合、「のんだ事あるから大丈夫だよ(うるせーな)(笑)」・・このパターン多いような・・・
ボルタレンだかバンテリンだか?なんかのシップか塗布剤を買ったとき、そのように返答してしまったような(曖昧な記憶すみません)
1類の扱いは薬剤師にとって重要かと思うのですが、そのあたりどうなんでしょうか?
コメントありがとうございます。
有効成分はメーカー発表では医療用、OTCとも同じではありますが、割線がない方が気分的には多いかも?ですね(笑
まじゃ様ご指摘のように、「ロキソニンを!」と購入する人は、既に服用して、効果を実感しているケースが多そうですね。
ロキソニンは頻尿に用いられることもあるようですので(もちろん適応外です)、尿量減少、浮腫みに対するフォローも必要かなと思います。
適切な情報提供こそが、リピート客を増やし、店に利益を生むって考えは、きれいごとなのかなぁって自問自答の日々だったりします。
コメントありがとうございます。
ロキソニンSのこの価格設定、確かに予想よりかなり抑えられている感じがあります。薄利というのは、その辺りにも関係してくるのでしょうかね。
第一三共以外は販売しないのでしょうか?
GEで多くのメーカーが作っているので製造するのは特に難しいことではないような
例えばエーザイとかは販売ルートもありますし
ジェネリックよりも、参入バリアーは高いといわれています。
コメントありがとうございます。
ロキソニンの後発品は20種類超ほどありましたが、そうするとOTCでは、当面はロキソニンS以外の製品が出てくることはなさそうですね。
もし他の薬でご心配なことがありましたら、お住まいの都道府県の薬剤師会にお問い合わせになればよいと思います。薬剤師会ドーピング防止ホットラインがあります。
フォローありがとうございました。
>神澤 勝様
お薬に関する質問については、基本的にはかかりつけの医師、薬剤師にご相談くださいますよう、お願いいたします。
http://blog.kumagaip.jp/article/4514645.html