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2011年03月23日

[日経DI]薬局による“薬の買い占め”を防ぐために

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」。チラーヂンS以外にも、ツムラの漢方薬やエンシュア・リキッドの品薄といった話も聞こえてきます。

誰がつぶやいたか分からないのですが、twitterでの「何で被災地では分け合ってるのに 東京では取りあってるんだろう」との言葉が印象的ですね。

 3月11日の東日本大震災から10日余りが過ぎました。この10日をずいぶんと長く感じるのは、私だけではないでしょう。多くの尊い命が失われ、まだまだ避難生活を余儀なくされる人が大勢いる中、復興への道のりは厳しさも予想されます。そんな中、私たちの身近にも、医薬品を巡る混乱が生じています。代表的なものに、あすか製薬のチラーヂン(一般名レボチロキシンナトリウム)の供給が不安定になり、一時的に品薄になっていることが挙げられます。これは、同社の福島県いわき市にある工場が今回の震災で損傷を受けたことが原因です。


続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:薬局による“薬の買い占め”を防ぐために
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201103/519003.html



この記事へのコメント
甲状腺機能低下症の方に必須なチラーヂンSの薬価(9.6円)が安すぎることが問題の本質の一つだと思います。
薬価が安すぎるのが一社を除くジェネリック会社がチラーヂンの後発品を出せない要因ではないでしょうか。ジェネリック薬と先発品の薬価差はほぼゼロになってしまいジェネリックの安さという特長をいかせない。

薬局などが買い占めに走るぐらい重要な薬をひとつの会社が低コストでひとつの場所で効率よく作らなければ、利益がでないようなしくみにそもそも無理があった。
本当に有能な薬ならば、長期収載品だとしても
薬価はある程度高くても文句を言う人は少ないし、文句のある人はジェネリックを使えばいい。
これをひとつの教訓とすれば、次の不測の事態
に対応できる可能性があるので、落ち着いたら私は厚労省と中医協に個人的にメールか電話で要望したいです        




Posted by 下っ端薬剤師 at 2011年03月23日 20:56
ツムラもないし、モーラステープLもないし、テレミンソフトもないし・・・・
これから、まだまだ話が出てきそうですね。
1日経つと状況が急変してます。
ジェネリックがもしあっても、皆が切り替えると、また在庫がないだろうし。

「想定外」のことが起こってるのに、「想定」して作ったマニュアルや法にのっとって対応してても、現場までいけば大混乱ですよね。

被爆の可能性で、わけのわからん規制して。
あれだけ大騒ぎするなら、1人の年間のレントゲンやCTやetcでの医療目的での被爆量の制限ってないのは・・・・なぜ?
Posted by ぽんた at 2011年03月24日 13:32
>下っ端薬剤師様
コメントありがとうございます。
なるほど、そう考えますと、安定供給のためのリスク分散という意味でもジェネリックに存在意義がありますね。

また、先発、後発を問わず、独占・寡占の状態を作らないことも必要でしょうか。

>ぽんた様
次から次へと、また連鎖的に品薄が続く状況、疑心暗鬼を生みそうです。
Posted by くま☆ at 2011年03月24日 21:49
品薄 2ヶ月を想定して 買占めではなく 必要量はストックしています。

それ以上は 買占めになるし 意味のない在庫なのでやってないですね。

2ヶ月後も この状態のままなら 薬剤師だけじゃなく この国の製薬会社と政府はどーなってるの??と 言う事でしょう。

ちなみに チラージンのかわりのサンドさん・・あの対応はどうなんでしょうねぇ。
Posted by やくざいし at 2011年03月26日 14:55
>やくざいし様
コメントありがとうございます。
チラーヂンは供給再開の話が聞こえてきますね。何よりも不安が先立っての買い占めでしょうから、先の見通しが立つことは状況の好転につながるのではと思います。
Posted by くま☆ at 2011年03月26日 17:32
わけあってるなんてのんきな問題じゃありません。エンシュア、ラコールは震災後になくなり、洪水を助かっても、その後電気なし、水道なし、医薬品なし、経管栄養なしで亡くなった方は大勢いらっしゃいます。あまりに周りに死がおおすぎてなにも言えません。担当の患者さんも震災では助かったのに震災後に亡くなった方が沢山います。買い占めている人は人を殺す行為だと自覚してほしいです。
Posted by 石巻から at 2011年04月06日 15:02
>> 石巻から 様

多くの方を失われた 石巻から 様のご心痛は察するに余りにあります。
私は5年前に東北薬科大学を卒業し、縁あって今現在東京で暮らしております。

多くが東北薬科大卒であろう私の先輩、同級生、後輩の方々が奮闘している姿をテレビで見て誇りに思います。
しかしながら私ができることは買い占めせず、分割調剤することぐらいで情けないです。
なにかできることないでしょうか?
Posted by 下っ端薬剤師 at 2011年04月06日 19:16
非常事態ですので、買占めをされることは、何も薬局に限ったことではないのでしょうが、ここは、少し立ち止まって考えてみたいものです。(確かに、患者さんに欠品より確保しておりましたなんて言えば恰好はいいでしょうが?)チラージンにしろエンシュア、漢方など不足している薬局等は多い現状ですが、反面(在庫管理の不徹底はここでは横に置いといて、)結構1〜2カ月の在庫以上に使われていない在庫が、品目によりそれぞれの薬局にはあるように思えます。先日も地震による影響で欠品になることを詫びにMRさんが来局されました。MRには詫びは、電話で済ませて、今は各薬局に電話して、動かせる薬剤を手配(必要とする薬局へ)するように動かれてはとお話をしました。薬事上の取り扱いはわかりませんが、当面薬局間の貸出として、メーカーが配達を担当し(購入先はメーカーがデーターを持っているはずなので)メーカーの製造が開始され供給が安定した段階で返却すればいいだけなのです。それぐらいのことは、各薬局とも助け合いの精神でできると思います。それとも仲介するメーカーさんのほうが売上に関係ないので動かないかも?ただ1社、貸してくれと言ってきました。お役に立てて良かったと思っております。
Posted by ちゃこ at 2011年04月06日 21:28
>石巻から様
非常に厳しい状況なのですね。お言葉、大変重く受け止めたいと思います。

>下っ端薬剤師様
>ちゃこさま
コメントありがとうございます。
こういった状況下、薬局の不動在庫は一度確認してみる必要がありますね。こういう時こそ、円滑に、融通を利かせることが求められるのでしょうね。
Posted by くま☆ at 2011年04月07日 00:12
現在不足品の中で不動在庫の箱が空いていない物は全て返品しました。
EX)プロクトセディル、アレロック2.5、ツムラ1,19,23,68、チラーヂンS散、アルタット75
ただ箱が空いているデッド品を必要な患者に回せないのが残念です。
どこかで情報交換が出来るといいんですが。

ただ必要なものはどうしても必要なのでストックしています。それを買い占めとは呼ばないで欲しいですね。
Posted by kense at 2011年04月07日 13:38
食品でも同じだと思うのですが、
「買い占め」っていうと、1人のおばちゃんが大量に購入しいてるイメージがありますが、
実際はそうではないのではと思います。

というのも、スーパーで買い物をしていて、
1人のおばちゃんがガッツいて大量に購入している様子ってあまりみませんよね?

でもスーパーからは物がなくなっている。
それは「誰かが買い占めているからだ」という発想になりますが、実はそうではなく、1人当たりの買う量が少し増える事で、それが蓄積、連鎖的に起こっている事態なのだと思います。

普段は牛乳1本しか買わないのに、手にもう一本取って見る。
その人としては1本多く買った「だけ」のつもりなので、買い占めの気持ちはない。

でも、同じ行動を500人がすれば、
結果として500本の牛乳がいつもより多く売れてしまう(なくなってしまう)ということに、気がついていない人が多いような気がします。

薬局でも、いつもより1箱多めに発注しただけのつもりだが、他の薬局で同じ行動を起こされれば、結果として大きな数字となってしまう。

私はこの事に気がついていたので、
門前のDrには「少し多めに発注すると結果的に買い占めに繋がるので、うちはいつも通りで発注します」と伝えました(もちろん信頼関係があるDrにですよw)

聞こえはかっこいいでしょう?

しかし、それがどうでしょう。
実際には普段どおりの在庫管理をしていたら、欠品を起こしてしまい、結果的にはDrや患者さんに迷惑をかけ事に。。。。。
(ここ最近、問屋さんが割振りをして、
極端に偏りが出ないようにしているみたいですけど・・・・。)

正義感で起こした行動が、自分の首を絞める結果になってしまいました。

「いつもより多い1箱は買い占めか否か」

その辺りの見極めって凄く難しいものだと感じました。








Posted by グルテ at 2011年04月07日 15:39
私は製薬会社は 政府よりは 信用できると信じて(他の生産ラインをつかうとか 他県の工場をつかうとか 海外品を調達するとか etc)

最大でも2ヶ月分在庫(復旧が早そうなものは一月分) 処方は最大でも30日(患者さんの残役チェックをいつもより徹底して 溜め込んでいる人の薬は理由をいって削除してます。)

現場もがんばるので 製薬会社もがんばってもらいたいです(火事場泥棒のような会社を除いて)
Posted by やくざいし at 2011年04月07日 19:42
>皆様
コメントありがとうございます。
確かに悩ましい部分、少なくないですね。
こういう欠品、品薄は、一つのところが大量に、ではなく、広く薄くの結果ということになるのでしょうか。

現場の裁量で、何とかできる部分はしたいですが、でも「無い袖は振れない」ですもんね。

普段、返品というと悪しき習慣みたいな取られ方をしますが、流動性をよくするメリットもありますね。開封品の活用も考えたいものです。
Posted by くま☆ at 2011年04月07日 21:26
チラーヂン末が定期的に出ている患者さんがいます。そろそろ注文しようかという時期の欠品です。チラーヂン散はめどがつきそうですが、末の方は… たった3g程度なのに… 次回の来局に備え、あちこちで不動在庫を聞きまわり、1g譲ってもらいました。うれしかったです。もしどうしても手に入らなければ、持っていそうな薬局に紹介するしかないと思っています。

処方箋を受けていた広域病院ではエンシュアの院外処方を止めたので、手持ちを必要な薬局に譲りました。

定期的に来局される患者さんに迷惑はかけられないとは誰もが思うこと、どの位の在庫を持つべきか、今回の件でいろいろかんがえさせられました。

Posted by SAM at 2011年04月12日 22:48
>SAM様
コメントありがとうございます。
チラーヂンの供給、徐々にいい話を聞くようになってきましたが、まだ楽観視はできない状況でしょうか。
Posted by くま☆ at 2011年04月12日 23:07
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