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2007年06月25日

登録販売者についての意見募集

以前少し触れましたが、近々薬局新聞においてスペシャル企画が予定されています。テーマは、

・「登録販売者」試験実施ガイドライン、運用のとりまとめ、検討会議論に対するご意見ご感想

・再来年から完全施行に至る新たな一般用医薬品の販売制度に対する展望


などとなっています。

つきましては上記テーマについてのご意見を募集いたします(意見募集といってもパブコメではないです)。お寄せいただきました意見は紙面掲載される可能性がありますので、予めご了解ください。

コメントをいただきます際に以下のことを併記いただきますとよりわかりやすくなりますので、差し支えのない範囲でお願いいたします。

・ご自身の所属:薬局(調剤、OTC)やドラッグストア 等

・職種:薬剤師、登録販売者を目指している 等



当ブログでの過去の記事はこちらです。

登録販売者関連の記事


登録販売者(医薬品販売管理師)について、最近の話題の多くは「実務経験」に集中しています。当ブログに寄せられたコメントもいくつかご紹介いたします。

「実務経験を薬事法違反ではないか?と言ってはばからない方がいらっしゃいますが、実務経験とは、薬剤師、薬種商の監督・管理の下で行う業務を差すものであり、現在真剣に実務経験を積んでいらっしゃる方たちの存在を少しは考えて発言して頂きたい。

仕事と勉学に励んでいる人たちを「法律違反者」に仕立て上げるような流れには反発を感じます。」



「受験資格については、やはり多くの方が気にされているんですね。
私自身、某県の行政関係に勤めていますが、受験資格としての要件、(1) 客観的に証明できる(2)受験資格の確認の手続きが容易(3)虚偽の申請を排除できる を確認するのにどのような書類が必要になるのかな?という方向から受験資格について考えています。実務不要で高校の卒業証明書だけなら資格の確認は容易になると思いますが、実務経験が必要となると、会社が「従事証明」に虚偽の記載をする可能性も無くはないし、受験資格の確認に卒業証明のように第三者が関与しない書類の提出を求めることは、どうなんだろう・・・と思ったりもしています。
調理師試験などであれば、実務経験は重要ですが、登録販売者の受験に実務経験は必要ではないと私的には思っています。むしろしっかり勉強して合格すれば経験はあとからいくらでもできますし、制度としてもすっきりすると思います。実務経験を求めるのはちょっと時代遅れのように感じます。」



また登録販売者という、見方によっては薬剤師に競合する職種の登場は、業界に大きな影響を及ぼす可能性もあり、様々な予測・憶測もあります。

「ある掲示板でOTCの薬剤師さんが登録販売者試験の初年度3〜4回もの複数回受験はOTC薬剤師が不利な条件で調剤分野に短期間のうちに一気に大移動することにつながり、調剤薬剤師の生活スタイルにまで影響を与えるという内容の記事を 拝見しましたが、ほんとでしょうか?」
当該掲示板へのリンク



「今更なんですけど、登録販売者の常駐ってことは、いまのDgSみたいにひとり資格者がいて後はアルバイトで良いってことなんですかね?

今回の改正のイメージの上では医薬品販売にかかわる人は全て有資格者になるものだと(医薬品は必ず薬剤師もしくは登録販売者が対応すると)思っていたのですが…。友人と話していたら前者じゃないの?って話が出たので。

もし管理者として1人いればいいとの事であれば明らかに人件費削減のための退化ですよね?」



登録販売者関連の記事は「医薬品・化粧品・食品に関する情報提供」のブログで情報が豊富です。

登録販売者に関して、業界団体の動向

ゆれる登録販売者試験、登録販売者協会は・・・

薬学6年制と登録販売者の受験資格

登録販売者試験の議論が熱い
17:14 | Comment(11) | TOPICS

この記事へのコメント
現在ドラッグでパート薬剤師。介護中のため。
業務の有様については、様々な事情を抱えているので、参考にはならないと思いますけど・・・。
受診して調剤薬局に行く人々は恵まれていると感じている人間です。
だから、薬は安くあって欲しいと願っています。
社会の底辺で生きている・・・うごめいていると表現したいくらいの人々にとって、ドラッグは光明です。薬の知識を少しでも身につけた人がいつも関与してくれるなら、もっと安く出来るかもしれません。パートでもアルバイトでも、働く人にも人としての善意がありますので、見るに見かねて電話をしてくることがあります。
ドラッグも24時間店舗の中の拠点には薬剤師を置いて、近隣を含めての相談応需し始めています。
国民の健康に寄与する方法論は、社会のどん底を見つめていただけると嬉しいです。モルモットのような薬の飲み方から抜け出せなくなった人々も含めて薬の販売を考えていただけたら、幸いです。資本主義の経済であろうと、人が人として悪意だらけで生きていられるとは思えませんから、制度がゆがんできて不都合なら、皆で知恵を絞って変えれば良いと信じています。
とりあえず、薬の知識を持つレジさんが増えるのは嬉しいことです。手に負えない事情があれば、薬剤師に回してくれるでしょうから。
薬剤師として薬の勉強をもっともっと深くしなければ・・・と緊張します。なぜなら、もっと助けられるかもしれないからです。
Posted by 家人 at 2007年06月30日 08:01
>家人様
コメントありがとうございます。
登録販売者と薬剤師がどのような形で連携していけるかということも今後模索していかねばならないと感じています。

一つ言えるのは登録販売者は1類の販売ができませんが、医薬品を買い求める人やその相談に垣根はありません。登録販売者における一類医薬品の位置付けは「販売はできないけど見極めはできる」ということが必要ですね。
Posted by くま☆ at 2007年06月30日 15:53
薬局で薬剤師をしております。
現在法整備が進められている「登録販売者」という資格について危惧する者です。

確かにドラッグストアは必要です。自分も学生の頃はドラッグストアでアルバイトしておりましたし、お客様の要望が多岐にわたること、またお客様が相談をし易いことなど肌で感じております。

しかし、薬剤師のように専門の学問を独特(常に医療人の卵であると認識しながら生活する)の環境で4年(現在は6年)以上学ぶからこそ、倫理観や責任感が備わるのではないかと思います。医師・看護師と同じく。

命に直結する仕事を、責任感や倫理観なくして全うできるものでしょうか?

どちらかのHPで拝見した文言ですが、「布団セールスをやっていたものが、ここぞとばかりに資格を取り、売り上げを伸ばしてナンボの世界に…」という状況が一番怖いと思うのです。


ご年配のお客様から風邪薬の相談を受けて、どこまで考えを巡らせる事ができるのか。

PV(プライベート・ブランド:自社製品)の風邪薬ばかりを勧め、「目が痛いんだけど」と同時に相談されたにもかかわらず風邪薬に加えて目薬を販売し、「売り上げ伸ばしたぞ!」と満面の笑みを浮かべる…

新米薬剤師でさえハッと気付く相談ですが、「たった1年の実務経験」と「現実に則した試験内容」を経てどこまで新米薬剤師に近づけるのでしょうか。


登録販売者という資格自体は、資質を向上させた上で知識・経験を(現在の案より)要するものであれば悪いことでは無いと思います。

しかし、現在ドラッグストア協会が望む登録販売者とは、単に企業が利益を優先するための道具にしか見えません。
Posted by らく at 2007年07月06日 13:45
>らく様
また違った視点から、しかし考えさせられるコメントありがとうございます。
医薬品が一商品として扱われている背景には「売らんかな」の姿勢があるのでしょう。

倫理観、責任感については個人的な資質の部分もありますが、らく様危惧されているように懸念は消えませんね。
Posted by くま☆ at 2007年07月06日 16:48
>皆様
登録販売者に関連した多くのコメントありがとうございました。たくさんの考えを知ることができたと思います。

これ以降のコメントについては薬局新聞への掲載はされませんが、まだまだ考えていかねばならない話題と個人的には思います。また記事もアップしていきますが、引き続きコメントもお寄せください。

よろしくお願いいたします。
Posted by くま☆ at 2007年07月06日 16:55
登録販売者について少しコメントさせてください。私は薬局で長く10年くらい働いています。今回の試験で入社2年目の女の子が合格したのですが、得意げになって薬を売っています。
しかし商品自体あまりわかってません。実際に質問されてまともに答えられていないし、指定された商品でも違う商品を渡している始末です。他の店舗では薬なんて触ってなかった人が受かってます。
いいのでしょうか?このままで、経験は失敗を重ねることですか?もっと取得してからでも制限とか掛けるべきでは?
Posted by もも at 2008年12月27日 20:10
>もも様
コメントありがとうございます。
そのような事例が全てではないでしょうが、少なからずあるとすれば、制度そのものにも疑問が出てくるでしょう。

やっぱり実務経験は試験後のほうがよかったのではないかと…、個人的な思いですが。
Posted by くま☆ at 2008年12月28日 22:33
えっと、くま☆さん、私が勤務するドラッグストアでもこんな感じですよ〜。
試験に口述試験を導入すべきだなんて声がなかったんでしょうかね。
あったとしてもそんなことしたら合格者が増えないから某協会が断固反対すると思いますが。(苦笑)
それにしても、ウチの会社の自己申告による実務証明書もひどいもんでしたよ。(滝汗)
Posted by Alice at 2008年12月28日 23:52
>Alice様
コメントありがとうございます。
登録販売者の質的担保は「実務経験」と「試験に合格する」という2点です。実務経験証明がいい加減だということになると、制度の根幹を揺るがすことにもなりますね。

試験の難易度は、今後上がっていくのではないでしょうか。
Posted by くま☆ at 2008年12月29日 22:22
登録販売者、自分の、職場でも、まったく知識のないヒト達が受かりました。
悲しいです。
そして、その人たちが、店頭に立つことを、考えたりするだけで、辟易します。
自分は、商品の知識については、人一倍知っていなくてはいけないと、思っていますし。
何より、薬が、大好きです。
治ったり、緩和されて、お客様が、喜んでいただけるのがなによりなんです。
なのに、とりあえず、受けようと、思っている人達が、本当に、いやでたまりません。
自分は、今回、クスリを、売り続けるために必要ならば、ということで、勉強し受験しました。
給料の為に、とらないで欲しい資格です。
Posted by 空。 at 2009年01月16日 12:15
>空。様
おっしゃるとおり、試験合格が自己実現のための手段になってしまうようであれば、とても中身を伴うことは難しいでしょうね。
Posted by くま☆ at 2009年01月16日 22:47
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