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2007年06月26日
強まる後発医薬品シフト
ジェネリック医薬品使用促進が閣議決定に盛り込まれたようです。
「規制改革3カ年計画」を閣議決定‐ジェネリック薬の使用促進を強化(薬事日報)
計画は「3ヵ年」となっていますが、後発医薬品の使用促進策については今年度中に検討、結論を出すとされています。即ち来年の調剤報酬改定時に間に合うように、と解釈できます。
厚生労働省の目指すべき方向性は、政府内ではかなり評価されているようですね。
太鼓判が押され、更なる後発医薬品使用促進策が出てくることが予想されます。
「規制改革3カ年計画」を閣議決定‐ジェネリック薬の使用促進を強化(薬事日報)
計画は「3ヵ年」となっていますが、後発医薬品の使用促進策については今年度中に検討、結論を出すとされています。即ち来年の調剤報酬改定時に間に合うように、と解釈できます。
厚生労働省の目指すべき方向性は、政府内ではかなり評価されているようですね。
処方せん様式の変更、後発医薬品を選択できる仕組みの導入など、厚労省が後発医薬品の使用促進等に取り組んでいることを評価
「引き続きそのような取り組みを継続することも必要である」と指摘
太鼓判が押され、更なる後発医薬品使用促進策が出てくることが予想されます。
15:59
| Comment(21)
| 後発医薬品・銘柄変更可調剤
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↑
こっちも、政府は例外を認めず23年には完全オンライン化実施だそうです。
「数値目標」に何かしら不吉な予感がします。
ジェネリックもどうなんでしょう・・・
上限つきの自由薬価の方がいいような。
政府もジェネリックを推進するなら、試験項目をきちんとして欲しいです、皆の議論が出つくして話の蒸し返しになりますけど。
でも
一般開業医はジェネリック使ってますよ。
独立行政法人等が、「特に問題」なんじゃないですか?
そんなもの国から補助金出てるんだから。。。
そうだ!国から補助金もらってる医療機関は「全てジェネリック」にしてもらいましょう!
結局、政府のお膝元が一番問題です!!!
お話をうかがっていると、使わない施設はどうも外部環境が変わらないと動こうとしないのかなと感じます。
特に自治体病院は経営状況が悪く、民間病院で経営努力して支払った税金がそちらに使われるのはいかがなものかと思います。
日本は借金大国ですし、自主的に検討してもらいたいものです。
薬局での対応の評価としては代替調剤可の処方せんの応需の大半が負担が変わらないor高くなることも多い歯科処方である現状をなんとかしてもらわないと…正しい評価と言えるでしょうか??この辺を考慮せず変更率が悪い薬局が駄目と言われても厳しいですよね。
ある程度の価格自由競争も危ない要素もありますがジェネリックが無駄に多い現状を考えると企業が減りそうなので歓迎したいところです。
とりあえず代替調剤を薬剤師として真摯に対応し医師に一般名処方にしてもいいかと思われるようになりたいものですね!
同社が何かの後発品を出してきたので思いついたんですが。とかく、先発品デプロメールも後発品が出るころになるとむしろ後発品の製造に精を入れてしまうかもしれぬ。という予感がします。
無作為に抽出して検査したら、口の中に入れられないわけじゃあ・・・ないけど・・・・意外な物出てきたりして。
記載の必要じゃないものなので、書きませんでした・・・とか。
申し訳ないけど、今は疑心暗鬼になってしまいますね。
不勉強で変な質問ですが、添加物の純度とかは、検査してるんでしょうか?
その変が、もしノーチェックなら、そこで不純物が混入する可能性もあるわけで。
あの社長が言ってましたが(意見に賛同するものではないです)、「安いのには理由がある」よーく考えるべきだと思います。
後発メーカーの経営者の方々はそんなこと思ってないでしょうがw
そうして独立行政法人とか、何とか財団、何とか十字・・・・開業医は病院長の判断で後発へ切り替えるわけですから、経営トップの立場の方々の懸命なご判断を。
医薬品代は、入院の投薬も、注射(入院・外来)も結構金額大きいんですから。
添加物の純度のチェックもありますよ。「局方」みたいな感じで「薬添」(確か、正式名称は薬品添加物規格だったと思います)ってのがあって、それに基づいて検査してました。勿論、薬添に収載されてない物もあるんで、別の規格があればそれを使ったり、まぁ自社規格のものもあったりはしますが、混ぜるものには全て規格と試験法が決まってて、恐らく全部承認の対象になるんじゃ無いかと思います。
私は現場で検査してただけで承認申請には詳しくないんで、最後の文は推測…
ただ、定性・定量試験しても100%ってのは無いんで、混入が予測されるものに関しては試験しますが、まったく予想不可能な物が微量入ってたら検出不可能でしょうね。これは先発品メーカーでも同じだと思います。
コロッケの試験でも、「まさか豚肉が入ってると思ってなかった」から試験しなかったわけですし。
一般開業医の方がジェネリック推進してるのは多いですが、な〜んかちぐはぐなんですよね。
先発品にしか適応が無い疾患にも「後発品への変更可」って書いてきてたりしますし。
理解して書いてるんじゃなくて、点数貰うためだけに「変更可」にしてるんでしょうね〜。
形から入るのも日本人の特性でしょうか。
「安いものを求める消費者にも責任がある」
この言葉にもうなづける部分は多々あると思います。
何でも安いことや効率を求めいていく社会で、必ずしも完璧でない人間という生き物は、やってしまうんでしょうね・・・・
安い金額で、おいしいコロッケが食べられていた。払った対価に見合う満足を得ていた。騙してくれてありがとう。安く満足してました!
でも真実は偽者だった!満足して買っていたのが偽だったから損した!???
いいじゃん、コロッケの味も分からずに買ったんだから。本物だったらその金額でかえなかったよ!!
ってな考えも数%頭にあったりする。
納入価差がなくなっていって、そのように後発メーカがならないことを祈ります。
やっぱりそうですよね。
でも確かに、豚肉も、まさか鳥の皮やパンを混ぜて、色が薄いと牛の血で色つけてるとは思いませんよね。
下請けで外国から末を買ったりすると・・・って考え出すと恐ろしい話です。
高いお金には「信頼」も含まれてはいるんですよね。
ぽんた様の
>下請けで外国から末を買ったりすると
既に原薬は外国で製造されているが多いです。特許切れの場合は特に中国とか・・・。
世界規模の企業だと、グループ企業や工場で原薬を製造して調達することも多いですが、小規模後発品だと・・・どうですかね。
リンク先のPDFを見る限りは、アジア圏で特許満了後の原薬を作ってる場合が多そうですが、GMP的にどこまで管理してるんでしょうね。練り歯磨きの件もありますから、疑いの目も持ってしまいます。
原薬は、まだ改正薬事法下で管理が厳しくなっているので、間違いは少ないかもしれませんが、副原料の管理は、行政というよりは企業(製造販売元)任せな部分がありますよね・・・。
専門の立場からのご意見参考になります。
が
考え出せば考え出すと、不安ありますね。
国はどこまで責任取って推進するって言ってるんでしょうか?
コメントありがとうございます。でもちょっと議論が科学的でない部分があると感じますがいかがでしょうか。
コロッケの話で不安になるのは私も同じですが、「じゃあジェネリックも…?」はあまりに安直と思います。先発メーカーは大丈夫という保証はどこにあるのでしょう。また、先発メーカーが後発メーカー等に製造委託しているケースも少なくありません。
真っ当な企業努力の末に低価格を実現しても偽者扱いされたのでは、企業は何を目標にコスト削減をしたらいいのでしょうか。
本筋から外れて申し訳ありません。
>先発メーカーが後発メーカー等に製造委託しているケース
たまたまですが、先発メーカが後発メーカに製造委託していた注射剤が、工程中の不良により大規模に回収されていますね。検査で何故見落としたか分からないレベル(大きさ)の異物混入だと言うのに・・・。
個人的には、ジェネリックが全てダメというつもりでは決してありません。
ただ、先発メーカでも委託先や原薬メーカの管理が難しいのに、経験の少ない後発メーカが同じレベルで管理を行うのは大変だろうなという推測が半分です。ここらへんにも結構コストがかかるというのは、実地で経験してるので、それが半分。
あと、
現場ではまだまだ「後発品への変更に対する抵抗感」があるという話も聞きます。にもかかわらず、行政主導で強引に舵取りをしている点がどうも。
まず、その抵抗感を払拭するための原因探りが一番だと思いますけど。
コロッケ話と同等に心配!と申し上げてしまい、あらぬ誤解。申し訳ない。
なにも後発品メーカーがそのようになるなんて思ってないです、さすがに。
後発に限らず、すべての業界において企業努力(コスト削減)はひずみを生む可能性を秘めてますよね。
政府も医療費削減が先立って、皆さん大変議論されたように、「政策誘導・現場は混乱」みたいな流れがあったわけじゃないですか!
国も今の状態を考えれば「お金」を中心に物事を考えますが、お金中心に考え出すと切りが無くなります。結果としておかしな事が起きないようにと、思っただけです。
このおかしな事という意味が、コロッケと同じような不正が!というのではなく、現場の混乱や患者の混乱、その他もろもろを含めた後発品政策誘導に対してであり、それに対して苦言を呈してみたんです。比喩です。
御理解下さい
↓
53.8%が「問題あり」、46.2%が「問題なし」と回答している。問題ありとする内容は、(1)破損変色、錠・カプセルの非溶解(2)溶解度・血中濃度が先発品に比べ劣る(3)ゴミの混入―などが挙げられている。また、「効果に問題があるか」という問いに対し、68.8%が「問題あり」、31.2%が「問題なし」と回答していてる。
> 個人的には、ジェネリックが全てダメというつもりでは決してありません。
私もやはり同様で、「ジェネリック」と一括りにしてしまうことは非常に危険と思います。
> その抵抗感を払拭するための原因探りが一番
歴史的な経緯もあるでしょうから、一朝一夕というわけにはいかないのでは?というのが個人的な考えです。それに対して「数年である程度の結果を出せ」という行政主導のやり方がますますマッチしていないと感じます。
>まじゃ様
仰りたいことよく分かります>結果としておかしな事が起きないようにと、思っただけです
一番結果が出やすいのが政策誘導だとしたら、一番歪みが出やすいのも政策誘導かもしれませんね。
>ぽんた様
日医の調査に対してはかなり懐疑的な思いがあります。
http://blog.kumagaip.jp/article/1299791.html
↑この記事でも書きましたが、そもそも後発品に反対の日医の調査です。「問題があるから調査に協力してよ!」という問いかけに対しては「問題あり」の結果が想定されているのでは…。
ですのでネガティブキャンペーン的な要素満載ではないかと。
あまりにもバラツキがあるために、個別でしか対応できない。そこが問題です。
全体として低レベルに纏まっていれば、全体を底上げするか、まるまる排除すれば済む話です。
レベルの低い会社は排除したいが、数が多いから、差をつけたり排除しすぎると、競争が働かなくなって、後発品導入のメリットが減弱してしまう。
厚生労働省としては、後発品の問題点はわかっているが、手が出しづらいってとこでは?
異物混入に関しては、T社のパンスポリン静注用も回収がありましたから、何も後発品メーカーだけの問題ではないですけどね。
もっとも、パンスポリンの場合は後発品メーカーが下請けでやっていて、富山化学の同製品も回収になっているから、やはり後発品メーカーの問題?
牛肉偽装の問題でも同じことですが、いくら製造を下請けに任せようが、製品や原料が届いたら、それを検査することを疎かにしていては問題です。
同じことは薬局・薬剤師にも言えますが。
「人の振り見て我が振り直せ」です。
一応日医はあのアンケートをつけて、厚生労働省に要望書として提出してます。
まあ、アドバルーンあげてみましただけで終わるとは思いますけど。
でも一般開業医の処方せんが多くくるうちは、皆ジェネリック使ってます。
何か日医がキャンペーンやってまで・・・て言うのが、わからいでもないですが、ちょっと違和感です。