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2011年05月23日

登録販売者 史上最強のメルマガ2011 Vol.4

5月より始めました「登録販売者 史上最強のメルマガ2011」。今月は無料購読期間ですので、バックナンバーをご紹介します。今回は5月17日発行のVol.4をご覧ください。

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登録販売者 史上最強のメルマガ2011 
Vol.4
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こんにちは。
「ササッとわかる登録販売者テキスト 史上最強のバイブル」著者で薬剤師の熊谷信です。

暖かくなってきましたね。
私は近所のホームセンターでトマトとキュウリの苗を買ってきてプランターに植えました。
収穫が楽しみなのですが、その前に、無事育ってくれるかが心配です。

今回の内容です。
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◯ 問題
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【問】次の記述のうち、正しいものはどれか。(平成22年長野県 問64)

1 グリチルリチン酸を心臓病や腎臓病の診断を受けた人が大量に摂取すると、カリウム貯留、ナトリウム排泄促進が起こり、むくみ等の症状が現れるおそれがある。

2 グリチルリチン酸は医薬品だけでなく医薬部外品にも用いられることがあるが、一般食品に用いられることはない。

3 医薬品の配合成分として用いられる塩化リゾチームは、鶏肉から抽出した成分であるため、鶏肉アレルギーがある人は使用を避ける必要がある。

4 セミアルカリプロティナーゼは、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用があるため、血液凝固異常(出血傾向)の症状がある人では、出血傾向を悪化させるおそれがある。


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◯ 考え方
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今回の問題も、ベースとなる記憶「暗記」が必要な問題ですね。
グリチルリチン酸は「グリチルリチン酸二カリウム」の作用本体です。この「グリチルリチン酸」が出てきたら、聞かれるポイントは決まってきます。すなわち、覚えておくポイントも決まります。
作用「抗炎症作用」と副作用「偽アルドステロン症」が大切なのですが、特に副作用について、今回の問題のように少し突っ込んできます。要するに「偽アルドステロン症とはなんぞや?」を知っておく必要があります。

偽アルドステロン症について、ポイントを列挙してみましょう。
・初期症状は「むくみ」と「尿量減少」
・低カリウム血症(血中のカリウムは低下)
・生薬のカンゾウに含まれる
・高齢者、心臓病、腎臓病、高血圧の人は要注意

その他、グリチルリチン酸は医薬品だけでなく、医薬部外品や食品(健康食品)に用いられることもあります。甘味料として食品添加物に認められています。

問題にある1は、カリウムが「貯留」という部分が誤りであると見抜かなければならないので、結構細かい印象がありますね。また、2のように「用いられることはない」と言い切ってしまう場合、誤りである場合が多いです(全てではありません)。

塩化リゾチームは、卵白が原料です。「鶏」と覚えているので、「鶏肉」と書いてあるとうっかり間違えやすいですが、注意が必要です。ちょっと引っ掛け問題っぽいですね。

セミアルカリプロティナーゼはこの通り覚える必要があります。症状としては「鼻血」や「血痰」があり、そういった形で聞かれる可能性もあります。

従って【4】が正答です。

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◯ ここをチェック!
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テキストでは、chapter3-001(P.67-68)にまとめてあります。

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◯ 今回のポイントはココ!
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抗炎症成分は、割と細かいところまで聞かれるので注意が必要です。この他、トラネキサム酸もよく用いられる成分ですね。

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「ササッとわかる登録販売者テキスト 史上最強のバイブル」
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◯ ご質問にお答えします
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◯ 編集後記
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今回、「偽アルドステロン症」については最低限必要な部分だけ触れてあります。下記のページに詳しく書かれていますので、お時間があれば見ておくのもいいかもしれません(全部覚える必要はありませんが)。
http://medical.radionikkei.jp/premium/entry-168738.html

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◯ 次回配信
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5月19日(木)を予定しています。

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【登録販売者 史上最強のメルマガ2011】

発行:薬局のオモテとウラ
http://blog.kumagaip.jp/
発行人:熊谷 信
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