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2011年06月16日
デパケンに「片頭痛発作の発症抑制」の効能・効果追加
デパケン(一般名:バルプロ酸ナトリウム)に「片頭痛発作の発症抑制」の効能・効果の追加承認がなされました。メーカー発表は以下から。
協和発酵キリン:デパケンの「片頭痛発作の発症抑制」に関する「効能・効果」「用法・用量」の追加承認について
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2011/20110616_01.html
デパケンにおける「片頭痛発作の発症抑制」については、昨年11月より公知申請が行われていました。「公知申請」というのは、上記リンクから引用しますと、
医薬品の有効性や安全性が医学薬学上公知であるとして、臨床試験の全部又は一部を新たに実施することなく行う承認申請
のことです。
デパケンの「効能・効果」の部分には、
3. 片頭痛発作の発症抑制
と記載され、さらに「用法・用量」としては、剤形による記載上の違いはあるものの、
3. 片頭痛発作の発症抑制
通常1日量バルプロ酸ナトリウムとして400〜800mgを1日1〜2回に分けて経口投与する。なお、年齢・症状に応じ適宜増減するが、1日量として1,000mgを超えないこと。
のように、1000mgを超えない範囲で1日1〜2回の投与が行われるとのことです。
既に適応外で用いられるようなケースもあったかもしれませんが、薬局における情報提供の際にも十分な留意が必要になってきそうです。
▽ 頭痛女子のトリセツ

21:07
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| 医薬品情報(医療用)
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ただ、偏頭痛治療の場合は1000mg/日を超えてはならないと書いていたため、偏頭痛になると減らさなければならないという不思議な感覚に陥ります。
コメントありがとうございます。
他のバルプロ酸製剤にも同様の効能追加があるのかどうか、気になるところですね。