新着記事

2011年10月10日

[review]ジェノサイド

ジェノサイド


薬学部の大学院生が主人公の一人となる、この「ジェノサイド」という物語。全くもって感想のレベルを超えないのですが、一言書かせてください。

「いや〜、本当におもしろい小説でした!」

読み進めていく中で、これほどまでにドキドキ感を味わえることがあるのか、というのが正直な思いです。文字を追うスピードが遅くて、自分自身にもどかしさを感じるくらいに。

ハリウッドの映画を彷彿とさせる、非常にスケールの大きなお話なのですが、チープさは全く感じられません。それどころかむしろ「どこかで本当に起こっているのでは?」とも思わせるリアルさがあります。

ストーリー全体の中で、難病の特効薬を開発することがキーとなっており、それらに付随して薬学に関連した記述も見られます。専門的な知識を持たない方が読んでも分かるようになっていて、難しさは感じないのですが、薬学生や薬学部を出た人でしたら、より身近に感じられるかもしれませんね。

全体で600ページ近くあり、本の厚さからもボリュームを感じてちょっと躊躇するかもしれませんが、読んでいる最中は全くそれを感じません。読み終えてしまうのがちょっと名残惜しくもある1冊でした。

ジェノサイド

 ジェノサイド
20:20 | Comment(0) |

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス(非公開):

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL(承認後の表示となります)
http://blog.sakura.ne.jp/tb/48417782


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...