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2012年02月23日

[薬局新聞]週刊トラックバックNEWS210

薬局新聞連載の「週刊トラックバックNEWS」第210回です。いわゆる調剤ポイント問題のパブコメに寄せられた意見のいくつかを抜粋しました。

 調剤一部負担金にポイントを付与する「調剤ポイント問題」。結局のところ、規制されるのは10月まで延期となったのはご存知の通り。それに関して行われたパブリックコメントに寄せられた声をいくつかご紹介する。

 「エコポイント制度を見れば明らかなように、そもそもポイント制は消費を促すものである。医療保険にかかわる消費にポイント制が導入されれば、消費者に保険医療受診の機会を促してしまう結果になる」

 「保険調剤において、「ポイント」の付与は、健康保険法の中で違反とされている過剰なサービスによる受診及び必要以上な薬の処方につながる事が予想される。本来の医療活動をきちんとされている店舗よりおまけのつく店舗の方が得なような誤解が患者の一部で起きている」

 「調剤ポイント付与によって、門前薬局に通っていた患者が移ってきている。調剤ポイントによって面分業やセルフメディケーションが推進され、今後のあるべき方向に向かっている」

 「調剤ポイント付与については、規制の対象となることは理解できない訳ではない。しかし、現場では、利用者のポイント付与に対する声は大きく、利用者の利便性や、店舗と利用者をつなぐ大きな助力になっている事は明白であり、現状では、一概に禁止することのマイナス面の方が大きい」


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この記事へのコメント
個人的には、そもそも面分業の対義語が門前薬局である事が基本的におかしい気がしますけどね。
面か点か、ですよね。
門前にあっても色々な医療機関の処方せんをきちんと受けていればいいので、「面分業」を掲げても、このポイントのように「おまけ」でつって客引きすれば、それは面分業って言えるのでしょうかね。

「面分業」って正論を言えば正義のような。
でも、それって違うでしょう。
ドラッグの営業時間の一部しか調剤してなかったり、そもそも営業時間が終わればシャッター閉めて知らん顔。
個人的には、おかしい。
薬剤師として面分業と胸を張るなら、営業時間外の対応は当然。「何かあったら携帯にご連絡下さい」と責任をとる。
それとか、糖尿病教室や禁煙教室などなど、何か薬剤師としての仕事で患者さんに選ばせる努力をすべきじゃないですかね?
だいぶ昔になりますが、電気量販店がポイントやりだした頃、国会で答弁があり、はっきり「ポイント=値引きととらえています」と経産省か総務省か忘れましたけど官僚さんが答えています。

ポイントは面分業に貢献って言ってる方々。ポイントが無くなれば来店しなくなって本当にご自分達が薬剤師として信頼されたと言えるのですか?

こんな事(議論)やってるって医者から結構バカにされてますよ。だから院外処方せんなんてって。
医者も条件は一緒でしょう。
でも、どこかやりますか?ポイントたまったら、売店で使えますとか。
Posted by ぽんた at 2012年02月24日 07:51
クレジットカードだって厳密に言えば値引きでしょう?利便性を考慮するとかなんとかいってますがカード支払いが禁止されなかったということは特定の条件さえ満たせば、値引きOKですって厚生労働省が言ったと解釈してよいと思います。値引きであろうがなんだろうが問題ないってことでしょ。

逆に、門前の医院が無くなれば患者が来局しなくなって本当にご自分達が薬剤師として信頼されたと言えるのですか? と聞きたいですね。


医者と条件はちょっと違うと思います。というのは病院(医師)は技術(という表現が正しいかどうかはわかりませんが)を売りますが薬局(薬剤師)は突き詰めるとただの小売です。

>こんな事(議論)やってるって医者から結
>構バカにされてますよ。だから院外処方せ
>んなんてって。

ここだけは全く同意ですね。中止が10月に延期なったということは少なくとも10月までは議論が続くということでしょうか・・・。
Posted by 勤務薬剤師 at 2012年02月24日 20:38
全額自費にし、ポイントを最大限ゲットした後に払い戻せることを大々的に薬局がPRすることはいいのかな?
Posted by 下っ端薬剤師 at 2012年02月24日 22:44
>勤務薬剤師様
言い訳するのも何ですが、ちなみに、私は完璧面です。門前なし。

門前クリニックが無くなって存在意義を論じるのは、それこそ1件しか無いような環境でしょう。多数の門前が存在すれば、すでに選ばれるための競争をしていますから。
と、かばっていますが、まあ、確かにおっしゃる事はわかります。

でも。
結局小売→これは永遠に溝があるんですよね。
個人的には、医療従事者へと変わっていくべきだと考えてます。
医療法人のように非営利の形態が調剤するように。
医療で得た利益は企業に還元するのでなく、患者さんの治療行為へ還元されるべきだと思います。

それと、我々にはとっても偉そうな厚労省は、内弁慶で外へ出たら全く通用しません。クレジットカードがそれですよね。総務省にNOと言えない。屁理屈つけても値引きが結局存在する嘆かわしい事です。確かに。
Posted by ぽんた at 2012年02月25日 08:58
あちこちの掲示板にも出ていますが、どうもその「クレジットカード=値引き」という理論には納得できません。

全体から見ても微小ですし、それに食ってかかる理屈も理解できません。

大体、原資は薬局側からでもないですし、何を論っているのでしょう?

私が勤めている薬局は、クレジットカードも調剤ポイントも行っていませんが、別段影響はありません。車ですぐのところにイオンもありますけど。

正直言って、ポイントにこだわる方なら他所に流れてもかまわないとも思っています。


まあ影響の大きいのは個人薬局さんでしょうから、そういう方はもっと意見を出して欲しいと思います。

少人数で意見を出し合っても、葉末の一端でしかないですから。
Posted by 霧華 at 2012年02月25日 10:22
>正直言って、ポイントにこだわる方なら他所に流れてもかまわないとも思っています。

確かにそれは言えますね。

薬局の役割を良く御存じの方は、
それほどポイントにはこだわらないでしょうから。

むしろ!!!
そんなポイントでつられる患者さんに
薬局の真の良さを示してくれるような活動を、
現時点でポイント制度採用の薬局の薬剤師に
期待することにします!

Posted by ルルル at 2012年02月25日 23:38
私たちの仕事のPRがポイントに負けたことは真摯に受け止めたほうがよさそうですね。自力で淘汰できなかった。結局厚労省に助けられました。ポイントで左右されるぐらい私たちの仕事がグラグラするぐらいレベルが低いことのほうがずっと大きな問題だと思います。
Posted by 下っ端薬剤師 at 2012年02月26日 08:46
>霧華様
タバコや切手や有価証券など公定価格の物は通常カードやポイント不可です。

ポイントを行使した時点での経費の計上とか、非課税の診療報酬のポイントから消費税をとるのかとか、税金上の問題あるんですよね。
色々奥は深いんですよね、ポイント問題。
例え微々たる物でもカード会社には莫大なお金だし。
結局わけわからんから手をつけれないだけで。厳しくやったら結構税金とれるかも?

何にしてもポイントがいい人はそっちにどうぞ、ですね。
Posted by ぽんた at 2012年02月26日 09:55
クレジットカードによるポイント付与は、実態としては大した問題ではないと考えています。

今回の半年延長も、実のところ裏でクレジット会社に対し何らか交渉事があったのでは?と思っています。

どれ程の方が知っているかはわかりませんが、その昔、公共料金や税金がEdyでの代行収納が可能であったり、電子マネーにクレジットカードで入金するとポイントが付きました。

でも終了するときは大した周知期間も無しに終了しました。

ある特定の件名を狙ってポイント付与を不可にすること簡単です。

クレジット会社も企業ですから行政と喧嘩したくはないでしょう。
Posted by 霧華 at 2012年02月26日 18:37
>何にしてもポイントがいい人はそっちにどうぞ、ですね

これって思考停止ではないでしょうか?
目の前の患者さんに向き合ってない。完全に殿様商売、競争の激しい都市部ではありえない対応です。こういう諸先輩方の対応の繰り返しがポイントをひろめた要因と考え、反省しないのか私は本当に不思議です。こういう方々にしっかりと説明できないから、諸先輩方が厚生労働省に泣きを入れて原則禁止にしてもらったのでは?
いつも役人の悪口言っている癖に、結局頼みの綱は厚生労働省。自分は法令などを遵守しているから保護されて当然と考えるのはそれは
子供じみた甘い考えだと私は考えます。法令を遵守してもここまで保護されているところはほとんどない。
上からの医薬分業をふくめ、厚生労働省に保護されているオイシイビジネスと巷で思われてもしょうがないですよ。実際は異なったとしても。
Posted by 下っ端薬剤師 at 2012年02月26日 19:14
では、具体的にどう説明します?

抽象的になら批判するなら誰にでもできます。

せめて1つでも具体的に書いて下さい。


あとポイント云々の前に、処方箋をどこに持っていくかは患者さんの自由なので、100%置いていって欲しいなら、それは説明ではなくて行動でしかないです。
患者さんが求める薬剤師としての行動です。


「厚生労働省に保護されて・・・」というのは皆保険制度の否定ですか?

国が運営するのだから、保護されて当然かと。
そこがアメリカに叩かれる要因ですが。

むしろ何故医師も薬剤師も全員国家公務員でないのかが不思議です。

役所や警察が、もし1日中仕事がなくても、職員や警察官は公務員だから給与を得られます。

でも一部の公立病院を除き、診療所や薬局はそうではありません。

もともと本来のありようからおかしいのですから、一般に理解されないのは仕方ないのではないでしょうか?

これは誤解を解くとかそういう問題ではなく、皆保険を止めるか、公務員化、即ち利益を過度に得られないシステムに変えるしかありません。

そういう意味ではテレビ局などに近いかもしれません。外側からではとても理解できないという意味において。


あと、ポイントが広がってしまったのは公正取引委員会の判断だし、最初に大きく問題にしたのは支払基金だったような?


私は基本的にポイント云々はどうでもいいのです。

処方箋を持って行った先が薬局ではないなら問題ですが、ポイント付与しようが、行く先は薬局であり、対応するのは薬剤師です。

ポイント付与するから「できない薬剤師」とは思いたくないですし、相応に対応してくれると思っています。

接客といっても相性というのはどうしても存在します。
薬局に100人も薬剤師がいれば何とかなるかもしれませんが。

1人の「ポイントにこだわる患者さん」に苦労するくらいなら、残りの99人の患者さんに信頼される努力をするほうが良いと思います。

100人を振り向かせることができるという思い込みの方が怖いです。

Posted by 霧華 at 2012年02月26日 22:13
連投すみません。

全体的に批判めいて書きましたが、要するに個々の薬剤師が、目の前の患者さんにキチンと対応すれば良いというのが基本的な主旨です。

長文になってすみません。
Posted by 霧華 at 2012年02月26日 22:18
>具体的にどう説明します
説明する以前に既にさじを投げているところが問題だと思います。説明はいくらでもできるでしょう、たとえ理解されなかったとしてもです。プロセスが見えないです

>国が運営するのだから、保護されて当然かと
確かに一定の保護はされるべきだと思いますが、程度の問題があると思います。保護されて当然という甘い考え方は国民に対して極めて失礼です。そのような姿勢ではどのような問題でも国民から支持をとても得られないと思います。
姿勢の問題から国民皆保険制度の否定に飛躍するのか無知の私はまったくわからないです。

>最初に大きく問題にしたのは支払基金だったような?
藤井議員が参議院質問主意書を出した2010年11月19日がスタートです。この答弁のおかげで
ポイントが実質合法と解釈されましたが。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/176/meisai/m176115.htm

仮に振り返らない人だとしても、理解してもらおうと努力をするのが国から保護された立場にある私たちの責務であるはずなのに、100人のうち1人だからいいやなどという営利的な考えでやっているところが見え透いているからオイシイビジネスと端から見られてしまう原因ではないでしょうか。
医薬分業の債務もきっちり国民にしっかり払っていないのに、最大限分業で国から恩恵を受けた諸先輩方が国を批判して、問題があればすぐに保護を求める姿は正直かっこ悪いです。
Posted by 下っ端薬剤師 at 2012年02月27日 01:19
いまいち議論の内容が見えないのですが、
下っ端薬剤師さんの言う説明とはどういった説明でしょうか?
自分のところの薬局がポイントをつけない理由?
薬局でポイントをつけてはいけない理由?
クレジットカードはよくて、店頭ポイントがだめな理由?
そこがはっきりしないと議論がかみ合わないと思うのですが・・・

薬剤師は国に保護されている資格であるので、定められた法律・関連法規・規則を遵守しなければいけない。
ポイントの付与は禁止されている値引きに該当すると思われるので、付与してはいけないと考えられるで、薬剤師としてはそれを遵守しなければいけないというのが個人的な考えです。
今まで限りなく黒に近いグレーが黒になっただけというところでしょうか。
Posted by マサ at 2012年02月27日 14:24
姿勢だのプロセスだの抽象的に話されても、受け手側の責任すり替えてしまうと、皆自己判断に陥ってしまうし、勝手解釈になります。

批判するなら一定の具体性がないと、他人には理解できません。

単に「姿勢が悪い」と言い続けても「正しい姿勢」を提示されなければ、誰も直せません。

答えのない間違い探しでもしたいのでしょうか?


理想論を否定するつもりはありませんが、他者を否定・非難する以上、何らかの案の提示は最低条件です。

運営者たる「くまさん」、掲示板の閲覧者の皆さんのプラスになるように意見交換する必要があります。
Posted by 霧華 at 2012年02月27日 14:24
お答えさせてもらいます。
>>何らかの案の提示は最低条件です

霧華さんが賢明な方で、行間を読み解いていただけると思って書き込みしたのは私のミスす。
私の職場ではただ単にマサさんが書いてくださったことをわかってもらうための技術をdiscussionをしたり、うまくいった時の経験談を職員同士でやっております。私たちの地域は競争が先鋭化しており、1人の「ポイントにこだわる患者さん」などとの牧歌的な表現はできないです。逆に言えば、言ってもらった方がありがたいとも考えております。そこからコミュニケーションが始まるからです。とことんお話を伺い、それにより患者数を増やしている薬局なので。うちでは当たり前のことを患者を選べる素晴らしい職場にお勤めの霧華さんに行間でお伝えしたのは僕の過失です。
ただ理想論ときめつけ、何もしようとしないことは薬剤師以前に人としても残念だと私は感じます、20代の若輩ものですが。

ポイント以前の問題で私は気になったのは、患者を選ぶ、選ばないという発言です。ビジネスマンとしては妥当かもしれませんが、医療者としては不適当だと思います。どう解釈しても一人を切り捨ているのは営利のためとしか思えないからです。残念だったのはそれが大手やDSの経営者の発言だっだらともかく医療について熱く語っておられた方々の書き込みだったからです。脱力しました。もちろん営利を追求することは必須であることは承知しますが、あんまりな表現だと思います。

>答えのない間違い探しでもしたいのでしょうか?
その繰り返しを帰納したのが科学です。それが妥当と考えなければ、その薬剤師はただのpharmacistでありchemistではないはずです。パブコメの意図もこれだと私は考えます。

あとやたら具体性というフレーズを連呼されますが、そもそも具体性が批判の必須要件なのですか?具体案を提示するまでなにも批判ができない社会って効率悪く息苦しくないですか?
パブコメは具体案が提出の必須要件ですか?

1と0で割り切れない問題だからこそ、最初から捨てるよりも自己判断だとしても逃げないほうが益すると自分は考えます。霧華さんは違うかもしれませんが。
Posted by 下っ端薬剤師 at 2012年02月27日 20:51
>皆様
貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。

どうも議論に入っていくタイミングを逸してしまいまして、皆様のご意見を拝読するのみにとどめておりました。それぞれのご意見に一理あると頷きながらが、あるいは感心しながら拝見していましたが、ちょっとヒートアップしている感がありますね。

一度クールダウンする必要があるかもしれません。

それから私が感じたのが、皆様それぞれ見ているものが違うと言いましょうか。立場が違うのでもちろんそれは当たり前の話なのですが、その当たり前を、再度認識していただくことが肝要ではないかと思います。

例えば「ポイントにうるさい患者はお断り」的な趣旨の発言でも、これが対面での議論でしたらここまで話が入り込む前に修復が可能だと思うのですが、文字でのコミュニケーションだとなかなかその辺りにも難しさがあるのでしょうね。

コミュニケーションの基本は「受容」だと言われます。それは文字におけるコミュニケーションでも同様のはずです。様々な背景を持った人が、それぞれの立場で発言するのですから、自分と違うのはむしろ当然と受け止め、相手の足元を見るのではなく、先にあるものを見るようにしませんか?

「書き込み」ボタンを押す前に、その内容を、相手の顔を見て同じことが言えるかどうか、今一度考えていただき、最終的な投稿をお願いしたいと思います。

よろしくお願いいたします。
Posted by くま☆ at 2012年02月27日 21:46
調剤薬局って(一応)医療機関だと思うのです。
病院とは立場が違うって、それは経営の仕方が違うっていうのであって、
「医療行為」いう部分では同等の立場なのではないでしょうか?
その「医療行為」にポイントがつくっていうのはどうなのかなと思っています。
話の核はそこなんじゃないかなと個人的には思います。

それとも、薬局は病院とは一線おいて、薬局なりの独自の進化をしていった方がいいのでしょうかね?







Posted by ヒスコレ at 2012年02月27日 23:01
>ヒスコレ様
コメントありがとうございます。
調剤薬局という言葉がそうなのですが、今でこそ薬局のメインとして調剤がありますが、一昔前はそうではなかったのだと思います。「だと思います」というのは、私も自分で経験したことがないので何とも言えないのですが…。

これまでの薬局の歴史的な成り立ちを考えるに、「商人」としての顔がとても大きかったのではないかと思います。ポイント問題には、そういった背景もあるのかなと…まったくの個人的な推測ですが。

これまでも、そしてこれからも医薬品とは言え「ものを売る」という行為をしてゆく中で、どのような意識をもって行くかということが問われる一件なのではないでしょうか。
Posted by くま☆ at 2012年02月27日 23:12
ヒスコレさんのコメントを読んで思ったのですが、どうやら「医療行為」というのが私の胸にも引っかかっているようです。

単純化すると、「傷病に対してポイントが付いている」という状態になるので不快感というかもやもやとした気持ちが湧いているようです。
ずっと服用し続けなければならない患者さんも少なくないと思いますが、医療者的な立場からすると、薬局に来ない健康状態が理想でしょう。
調剤薬局においてポイントがたまるということは、病気に多くかかるか或いは(金額的に?)重い病気にかかるかのどちらかですよね。

コンビニの店員さんみたいに「いつもご利用有難うございます」と純粋に言える立場ではないと思うので、もやもや感が拭い切れないのだと感じました。
Posted by kaine at 2012年02月28日 13:00
私が念頭に置いている「ポイントにこだわる患者さん」というのは、自らの意思でその薬局へ行く患者さんです。

私自身が患者さんの取捨選択をしてという話ではありません。


どうも話が混線するのは、保険行政的な保護される部分と、経営・経済的に競争させられる部分があるからではないかと。
(くま☆さんも他で提示されています。)

薬剤師会は今回のことで厚生労働省に(有り体に言えば)泣きついたわけですが、競争を前提としない保険行政的には「仕方がない」と思う反面、経営的には「情けない」と思います。

これは個々の薬剤師の経歴や立場により、比重は変わることでしょう。


「ポイントを付与する薬局」が薬局としてキチンと機能していないような薬局であるならば、薬剤師の職能を十分にいかせばよいと思っています。選ばれる薬局にしていくことです。


でも「ポイントを付与する薬局」が私から見ても十分にキチンと機能している薬局であった場合、それにどう対応していくか。
私が思案しているのはそのような状況です。
Posted by 霧華 at 2012年02月28日 13:01
医療者としての薬剤師、保険行政で成り立つ生計、理想と現実がごっちゃになって さまざまな意見があって、とても面白く拝見しました。
ドラッガーの経済では 社会貢献を続けないと経営は破綻するとされています。営利目的の会社でも社会道徳のバランス良く 社会の中のニーズをとらえていかなくてはならないのですね。
医療財政が破綻しようとしている今、どこでバランスを取るのか 国民の一人として考えていかないと 薬剤師としての立場を形成し難いような気がします。
たかがポイント、されどポイント。議論を作り出した貢献度が高いと感じています。
ちなみに 私個人はポイントが面倒臭いです。でも、職場では ポイントの1円でも大切に生活を節約している高齢者が 増えているように感じています。
Posted by はなくり at 2012年02月29日 08:53
>皆様
コメントありがとうございます。
「医療は非営利」というのはもっともなことではあるのですが、その「非営利」ばかりに焦点が当てられているような感じも受けます。

医療とはいえ、適正な利益がなければ継続はできませんし、効率化は必要なことと思います。「非営利」に囚われすぎない議論が必要と思います。
Posted by くま☆ at 2012年02月29日 22:09
またまた突っ込みを入れてすみません。
何か違う気がするんですけど。

非営利とは、『組織等が事業を通じて得た利益をその組織等の構成員に分配しないということ意味のこと。決して「利益を得ない」という意味ではない。』

『非営利団体の対義語として営利団体がある。この分類は、団体を営利目的か、非営利目的かで分類するものである。ここでいう営利・非営利とは、団体が事業を通して得た利益を出資者である株主等に分配するか否かを意味している。従って、非営利団体は収益をあげてはいけないという認識は正しくない。なお、該当の団体が法人格を持っているかいないかには関係しない。非営利団体には、公益性をもつものと共益性を持つものの2種類がある。

1.営利を目的とせず、かつ公益を目的とする団体(公益・非営利)
組織例: 社会的支援活動団体、学校・病院・介護施設・職業訓練施設・墓地等の運営団体など
法人例: 財団法人、社団法人、学校法人、社会福祉法人、職業訓練法人、宗教法人、特定非営利活動法人(いわゆるNPO法人)など
ただし、実質的に共益を目的とする同窓会・事業者団体などについても、公益性を主張することによって財団法人・社団法人等になっている事例は多数存在する。
2.営利を目的とせず、かつ共益を目的とする団体(共益・非営利)
組織例: 中間団体(同窓会、愛好会、事業者団体)など
法人例: 中間法人、医療法人、事業組合など


なので、薬局は役員報酬(株主)や経営者に利益がいくから問題なんでしょう。
今後は簡単に一般社団法人ができるんですから、薬局の経営形態も考えないといけないんじゃないでしょうかね?
Posted by ぽんた at 2012年03月07日 07:41
>ぽんた様
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃるように、実は株式会社も病院を経営しています(日立とかNTTとか)。ただ、その株主配当を受けられないというだけですよね。

医療法の規定においても「医療機関は営利目的で設立してはならない」との一文で規定されているのみです。薬局も医療提供施設になったのだから、この医療法を適用してもおかしくないと言えばおかしくはないですね。
Posted by くま☆ at 2012年03月12日 21:45
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