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2012年06月08日

[薬局新聞]法曹界から医療現場をより良く

薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第8回です。

 今回からは、弁護士の赤羽根秀宜先生にお話を伺います。

 赤羽根先生は「医療界をよくしたい」という思いから、薬剤師免許を取得後、現場での経験も経て法曹に転身されました。そのきっかけは医療裁判だったと言います。一時期、医療従事者側に厳しい判決が続き、また医療過誤が原因で刑事事件に発展するケースも多く、報道も医療者側に厳しい状況でした。

 「私は、そのような状況をみて、もともと危険を含む医療において、医療従事者にその責任を過度に負わせるのは間違っていると考えていました。医療従事者にそのような負担を負わせてしまうと、医療が委縮してしまう、新しい医療への挑戦も難しくなってしまうなど、最終的には国民にも不利益になるはずです。」

 赤羽根先生の周囲にはたいへん一生懸命な医師などの医療者の姿があったとも聞きます。

 「そういった姿を見ていたこともあったので、純粋にかわいそうという考えもあったかもしれません。そして、このような状況になっている原因は、医療をよくわかっていない法曹たちが裁判や刑事手続を行っているからだと思い、大げさではありますが、自分が法曹になれば、医療裁判が変えられるのではと漠然と考えていました。」

 そんな時にちょうど法科大学院ができたのですね。その理念の一つには、医療等の専門性をもった人を法曹界に入れ、専門性のある法曹を養成しようというものもありました。

 「その話を知った時、これはまさに自分のためにできた制度だと思い、具体的に法曹を目指すことになったのです。ただ最近は、医療裁判を変えるという考えから、医療裁判自体をなくしていかなければ、という考えになってきています。」

 次回は、ロースクール時代のお話と現在携わっている業務についてお伺いします。


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