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2012年06月21日
[薬局新聞]それぞれの立場経験し理解深める
薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第10回です。
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▽ 2012年版 保険薬剤師のための薬担ハンドブック
引き続き、弁護士の赤羽根秀宜先生にお話を伺います。今回は「司法修習」についてです。
ちょっと聞き慣れない言葉ですが、司法試験に受かったあと、法曹になるために「司法修習」というもの行くのですね。裁判官、検察官、弁護士のそれぞれの実務家につき、実務を学ぶということですが、どういったメリットがあるのでしょうか。
「裁判においては、全く違う立場の人がいるわけです。検察官と弁護士は敵になりますし、裁判官はそれを客観的にみて判断する人です。これを全て体験できるということはとても素晴らしいことです。実際の実務において、相手はおかしいなということも、その立場を経験していれば、なぜそうするのかわかるからです。立場は違ってもお互いの立場がわかるため、基本的には尊敬して、他の立場の人と接するようになれます。」
なるほど、同じ法曹界の中でもいろいろな立場を経験できるというのは貴重なことですね。薬剤師の業界にも参考になることがありそうですね。
「そうですね。病院薬剤師、調剤薬局を経験し立場が分かれば、社会に出てからもお互いに理解ができ、薬薬連携などはもっと進むのではないでしょうか。できればMRなども経験してみると面白いのかもしれません。」
法曹界は後進を育てることにも熱心だと聞きますし、そういった良い面を、私たちの業界でも取り入れて行ければ素晴らしいですよね。次回は医薬品ネット販売の判決についてお伺いします。
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