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2006年04月17日
拠り所となるもの
4月15日の記事「後発医薬品を使用する上で留意すべきこと」に、悩める薬剤師様よりコメントいただきました。
「いったい何を信じればよいのでしょうか?」
「ほんとに頭が混乱してしまいますね。」
これらの言葉、身に染みて私も感じています。本当に苦しいですよね。
後発医薬品の有効性・安全性について考えながらも、「ジェネリックをお願い」と希望する患者さんにも応えねばならない。
そんな悩みを解決したいと考えながら、何か拠り所が欲しいと、採用(予定)後発品の添付文書を見てみたり、IFを取り寄せたりしました。しかしある時、考えるようになりました。
先発品・後発品を比較検討すべく、手元に集めた資料、書かれているデータ、それらは基本的に「厚労省を通過してきたもの」なんですよね。
即ち、表に出てきているデータを比較したところで、全て「生物学的同等性が認められている」ものであるので、有意な差は認められないのではないか、と。
言い換えれば、私たちが拠り所とする添付文書やIFなど、手元に届くデータは「検査済み」であるので、そこから何か差を見つけ出すというのは非常に難しいということです。
そういった状況の中で、薬局薬剤師としては何を判断材料とすればいいのか。
先日の記事で書きました
「薬剤ごとに、後発医薬品への変更の適不適を見極める」
ということがその一つだと思います。
ただ、そんな中で忘れてならないのは、
「提供されたデータを決して鵜呑みにすることをしてはならない」
「常に疑問の目を持って接すること」
盲目的にはならないことが大切だな、と思っています。
それでも「厚労省を通過していないデータ」がどこかにあるのではないか。先日ユニ様のコメントにありました、「先発医薬品メーカーが持つ後発品との比較データ」だったら何か新しい発見があるかと思い、今日、先発品メーカー8社に電突してみました。結果は以下のとおりです。
比較データを持ち合わせていない:6社
調べて改めて連絡する(連絡待ち):2社
持ち合わせていない、というのも「本当かな?」と思ったのでこんな質問をしてみました。
「御社の医薬品に対して後発医薬品が発売されましたら、それを入手して何か試験を行いますか?」
これに対して、多くのメーカーは「No」の答え。ちょっと意外だなという気もしました。でも、色々と話を伺っているうちにあるメーカーの方がこんなことを仰いました。
「先発品メーカーが自社製品と当該後発医薬品との比較データを提供することは禁止されている」
そもそも試験そのものをしてはいけないし、したとしてもそれは絶対に外に出すことはできない、とのことでした。会話の中で「国が認めたものであり、それに対して文句を言うのは許されない」というニュアンスがあったのを汲み取ることができました。
流石だなと思ったのは、「後発医薬品との比較データをおくれ!」と言ってもどの先発メーカーの担当者も嫌な顔(というか雰囲気)をしなかったことです。
更に8社全てが、決して後発医薬品を悪く言うことがなかったんですよね。ちょっと意地悪してカマを掛けてもみたのですが、それでも言わないんですよ。
先発メーカーの風格か、教育が行き届いているのか。或いは対外的にまずいのかもしれません。いずれにしても評価できることです(偉そうですいません)。
「いったい何を信じればよいのでしょうか?」
「ほんとに頭が混乱してしまいますね。」
これらの言葉、身に染みて私も感じています。本当に苦しいですよね。
後発医薬品の有効性・安全性について考えながらも、「ジェネリックをお願い」と希望する患者さんにも応えねばならない。
そんな悩みを解決したいと考えながら、何か拠り所が欲しいと、採用(予定)後発品の添付文書を見てみたり、IFを取り寄せたりしました。しかしある時、考えるようになりました。
先発品・後発品を比較検討すべく、手元に集めた資料、書かれているデータ、それらは基本的に「厚労省を通過してきたもの」なんですよね。
即ち、表に出てきているデータを比較したところで、全て「生物学的同等性が認められている」ものであるので、有意な差は認められないのではないか、と。
言い換えれば、私たちが拠り所とする添付文書やIFなど、手元に届くデータは「検査済み」であるので、そこから何か差を見つけ出すというのは非常に難しいということです。
そういった状況の中で、薬局薬剤師としては何を判断材料とすればいいのか。
先日の記事で書きました
「薬剤ごとに、後発医薬品への変更の適不適を見極める」
ということがその一つだと思います。
ただ、そんな中で忘れてならないのは、
「提供されたデータを決して鵜呑みにすることをしてはならない」
「常に疑問の目を持って接すること」
盲目的にはならないことが大切だな、と思っています。
それでも「厚労省を通過していないデータ」がどこかにあるのではないか。先日ユニ様のコメントにありました、「先発医薬品メーカーが持つ後発品との比較データ」だったら何か新しい発見があるかと思い、今日、先発品メーカー8社に電突してみました。結果は以下のとおりです。
比較データを持ち合わせていない:6社
調べて改めて連絡する(連絡待ち):2社
持ち合わせていない、というのも「本当かな?」と思ったのでこんな質問をしてみました。
「御社の医薬品に対して後発医薬品が発売されましたら、それを入手して何か試験を行いますか?」
これに対して、多くのメーカーは「No」の答え。ちょっと意外だなという気もしました。でも、色々と話を伺っているうちにあるメーカーの方がこんなことを仰いました。
「先発品メーカーが自社製品と当該後発医薬品との比較データを提供することは禁止されている」
そもそも試験そのものをしてはいけないし、したとしてもそれは絶対に外に出すことはできない、とのことでした。会話の中で「国が認めたものであり、それに対して文句を言うのは許されない」というニュアンスがあったのを汲み取ることができました。
流石だなと思ったのは、「後発医薬品との比較データをおくれ!」と言ってもどの先発メーカーの担当者も嫌な顔(というか雰囲気)をしなかったことです。
更に8社全てが、決して後発医薬品を悪く言うことがなかったんですよね。ちょっと意地悪してカマを掛けてもみたのですが、それでも言わないんですよ。
先発メーカーの風格か、教育が行き届いているのか。或いは対外的にまずいのかもしれません。いずれにしても評価できることです(偉そうですいません)。
19:10
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| 後発医薬品・銘柄変更可調剤
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ジェネリックを扱っている病院はどこ?
Excerpt: 「ジェネリック医薬品にすることって出来ますか?」とお医者さんに言って、ちょっと嫌な顔をされた…という話を小耳に挟みました。もしそんな目に遭ったら、いくら安いお薬であるジェネリックにしたいと思っていても..
Weblog: ジェネリック薬品に切り替えるメリット
Tracked: 2009-06-20 09:22
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ジェネリックを扱っている病院はどこ?
Excerpt: 「ジェネリック医薬品にすることって出来ますか?」とお医者さんに言って、ちょっと嫌な顔をされた…という話を小耳に挟みました。もしそんな目に遭ったら、いくら安いお薬であるジェネリックにしたいと思っていても..
Weblog: ジェネリック薬品に切り替えるメリット
Tracked: 2009-06-20 09:22
早速メーカーさんにお問い合わせしていただいたようで、
私もその行動力を見習いたいものです。
ただ、一つもデータ自体はいただけなかったようですね。
お問い合わせしてみては?と提案したものの、お力になれなかったようで、すみません;
確かに、『積極的に』ライバルメーカーとの薬剤比較や
後発品とのデータを開示することは控えています。
公取協だとか製薬協とかで取り決めがあるようです。
でも、お問い合わせがあって大事なデータなのに、開示することができないとはおかしな話ですよね。
実は私もそういう問題があるだろうと思って、具体的な内容は明記しませんでしたが;
しかし、今日ネットで色々調べてみたところ、気になる記事を見つけました。
皆様すでにご存知かもしれませんが、
ここの記事で、下の方にある大分大学のデータです。
http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/335/
ペーパーになっていないかなと検索してみましたが、ありませんでした。
詳しいデータをご存知の方いらっしゃいますでしょうか?
是非一度データを見てみたいものですね。
GE選択の際の生物学的同等性試験の見方について調べて見ました。
●折れ線グラフのひげ:標準偏差(SD)もしくは標準誤差(SE)を示す。要はデータのバラツキ具合を示す。GEメーカーの資料ではこのバラツキが省略されていることがあるので注意。
通常バラツキ具合が大きいほど、同等性を示すには人数(n数)が必要。n数を求めるのに予試験をして本試験はどれぐらいの人数で行ったら良いかを決める。
●n数が多い→個体間の差が多い。特に腸溶錠や徐放性製剤に多く見られる。標準製剤もバラツキ多ければ問題なし。GE品だけバラツキ多ければ問題あり。
例えば、個体間の差が大きくn=30ぐらいで同等性を示しているGE品があるとする。それを4〜5人程度で再現性を確認しようとしても当然無理がある。中には半分ぐらいしか血中濃度が上がっていいない個体もあるかもしれないが、それは標準品も同じ事。
だから同等性を確認する場合は必ず標準品(先発)とGE品をクロスオーバーで試験する。
こういった目でデータをみると、GE品の見方も変わってくるかも?
皆さんも是非試してください。
私も各メーカーの方に「後発医薬品との同等性について、むしろ積極的に情報提供すべきではありませんか?」とお話しました。
が、やはりメーカーの立場として発信したものはどうしても偏った見方をされてしまうとのこと。それは仕方の無いことなのかもしれません。
>悩める薬剤師様
勉強されてますね。統計学の分野に明るいのですか?
提示されたデータをそのまま受け入れるのではなくて、常に側面・裏側も見ていく必要があると感じています。
また色々お教えください。
皆さん、色々後発品をどう選ぶべきか悩んでいるようですね。私は、今パートで窓口やっていないんでのほほ〜んとしていますが、正社員さん大変そう。でも、若いせいか、あまり抵抗ないみたいです。
実は私 昔 後発品も扱う先発メーカーに勤務していたことがあります。データーの少ない後発品の説明会等では青くなりながらも、持ちうる限りデータ出してやっていました。ただ、公取にひっかかるので医療機関へ提供出来ないものも多かった気がします。
後発品には「これ大丈夫?」というのも確かにありますが、製剤工夫の必要のない物は先発・後発で大差ないと感じています。ものによってはずっと良い物も。
ところで、日本ジェネリック研究会はご存じですか?その学術大会が2月11日にあったそうです。そこで先発とGEとの差について その問題性で意見が分かれたとのこと。先発の方が製剤として今一つだった物もあったとか・・・
メディカルウェーブにも記事が載ったそうです。
また、第26回日本臨床薬理学会年会で、静岡県立大学薬学部と大分大臨床薬理学教室のグループがある医薬品(6種類)の体内での薬物動態を調べたところ、先発品と後発品、および後発品同士の間で大きな差があるという報告をされているようです。
オレンジブックに関しても、FDAの基準に比べれば緩く、データの客観性を疑問視する声がありますね。
投与された人に効くか効かないかは、製剤の品質はもちろん大切ですが、服用した人の代謝酵素などの問題も関係あると考えています。なので、一概にどうとは言えない気がするのは、勉強不足のせいでしょうか?
余談:くま☆さんのプロフィール拝見しました。お住まいは只今我が家でブームの場所でした。旦那がそちらに出張してお土産で買って帰ってきて以来、○○パパにはまっています。(笑)
採用検討に際し、アダラートCR40とそのGEのデータ比較をしてみました。まずはバイエルのHPをみて・・・http://www.bayer.co.jp/hv/pro/acr/ad_fs_tai.html
ふむふむ2005年に処方変更して生物学的同等性を確認しているんだな・・n=20か・・これくらいないと先発でも同等性を証明するのはムズカシいんだな・・・5)の食事の影響は問題ないな・・・
さてGEのほうは・・・http://di.towayakuhin.co.jp/towa3/temp/2005812_4306.pdf
(pdfファイルです)・・・空腹時では先発品と同等だな・・食事の影響は(P14参照)・・・なにぃー絶食と食後ではCmaxが2倍以上差があるやんケ・・先発は問題ないいうてたのに・・・だからGE品は信用ならんわ・・・待てよ、念のためメーカーに問い合わせてみよう・・・。問い合わせの結果、先発品とGE品を同一個体(人物)で試験(いわゆるクロスオーバー試験)したペーパーをfaxしてもらいました。(よかったらメーカーにtelして取り寄せてみてください)それによると、確かに先発でも空腹・摂食で2倍以上Cmaxが違います。どちらもデータを見る限り同等であるように見えます。バイエルのHPでは「差がない」いうてたのに・・・。
今回で学んだこと。
薬物の吸収には個体差が非常に大きい。だから生物学的同等性試験をする場合は、かならず対照となる薬(今回はアダラートCR40)と一緒に試験しなければいけない。先発だって試験をする母集団によっては吸収のパターンが違うことがあるのだから・・・。片方だけで試験して同等性を語ることはできない。(大分大学のデータがクロスオーバーで例数も十分であることを祈ります。)
GEだからと偏見を持ってしまうと、先発品のデータを疑う気持ちさえ失ってしまう。偏見とは怖いものだ。
今度患者さんにアダラートCRをお渡しするときは、食事の注意もしといたほうがいいな・・・。
ウチはアダラートCR40のGEはこのメーカーさんにしてみよう。自分が納得いくデータだったから。
とこんな具合で決めてみました。
ただし他のGE品もこのメーカーで行くかどうかは、データをみながら検討するつもりです。
別にこのメーカーの回し者ではありませんヨ。
直接聞きにいったことはありませんが、記事でよく見かけます。
先日のGE研究会で話されていたのも政田教授だったかと思います。
電話の問い合わせでは、他剤との比較時になるべく相手を悪く言わないようにしています。
後々トラブルを招きかねませんので。
その鬱憤は自分のサイトで晴らしているわけですが(^^;
「後発品」と一口に言ってしまいますが本当に様々で、また色々な情報があり、本当に難しいなと感じています。
患者さんの体質等も考慮に入れる必要はあると思います。試験などは「全体に対して」という見方でいいでしょうが、薬を服用するのは目の前の患者さんですし。
伊那食品は遠方から見学に来られる方もいらっしゃいます。ぜひ工場を訪れてみてください。いろいろありますので。
個人的にはババロリアがオススメです!
>悩める薬剤師様
段階を追って詳細に書いていただき、非常に分かりやすいです。ありがとうございます。
GE選択の際、こうやって根拠となることがあれば薬局もきちんとお話できますし、患者さんも不安になりませんね。
また、調べることによって今まで気づかなかったことへの発見もあります。
私もその姿勢、見習いたいと思います。
>吹息様
先発メーカーにお勤めでいらっしゃるのですか?
他社製品を悪く言わない(言えない)お立場、なかなか苦労もありそうですね。
掲示板のようにしてしまいました。
今回で、とりあえず打ち切りにします。
あと一言だけ書かせてください。
ちょっと前、EBMという概念が流行りました。(今もあるか?)これはどちらかというと、患者一人一人の予後がどうこうというより、全体としてどれぐらい予防できたか?を見ていると考えます。エ●スタにしても飲んでいる患者さん全てが骨折を予防できるわけではない。全体でみて数%予防できたとして、認められているわけです。ACEIやARBの保護作用もそうでしょう。
翻って、GEの場合どうでしょう?私たちは先発からGEへ変更することで、クロスオーバーの試験結果を真の辺りにしているようなものです。中には効きがよくなる場合や悪くなる場合があるかもしれません。が、それは個々例のバラツキの範疇であって、同等性を否定するものではありません。ある程度母数を大きくしないと、全体が見えてこないからです。果たして本当にGEへの切り替えが原因で起こった事象かどうかは、先入観なく判断していく必要があるのではないでしょうか?
ちなみに政田先生の講演会を先発メーカー主催の勉強会で拝聴しました。先発メーカーにとってはなくてはならない人のようです。私としてはここが違う、あそこが駄目だというよりも、どういう方向へGEのガイドラインを持っていくべきかという建設的な意見の方がいいなというのが率直な感想です。
いつもコメントありがとうございます。ガンガン書き込んでください。様々な立場の、色々な意見をお持ちの方が書き込んでいただくことにより、とても視野が広がります。
体調変化等を見極める場合、「果たして本当にGEへの切り替えが原因で起こった事象かどうか」という判断は、仰るように非常に難しいと思います。
エビデンスって万能のように言われますが、一つ一つの症例の積み重ねですよね。「木を見て森を見ず」にならないよう。森も木も見ていく必要があるんですよね。
原末については、提供先が1つなんて製品もあります。(今、製品名は思い出せないけれど・・・)
となると、製品によるバラツキは製剤方法・工夫などからくるものでしょうか?
それに元々成分が1物2名称の場合もありますよね。
これに関しては、全く同じ物だけど、名前と刻印が違います。
私の経験では、そんなものでも薬の名前やみためが変わっただけで効きが違うと言われる患者さんいらっしゃいます。こうなると心理的な物が結構薬の効果を左右するとしか考えられない。
後、世界的に見ると先発は○○なのに、日本では海外では後発の○○が先発なんていうのもありますよね。(ジソピラミドとか)
又、メチコバールなどのように先発がなくて全て後発扱いの薬も何を基準に後発としているのかよく判らないので悩むところです。
追伸:ババロリアはもちろんプリンもお試し済みです。旦那は伊那食品のレストランにも何度か足を運んでいます。私も連れて行って貰いたいんだけど、仕事で行っているのでついていくわけにも行かずなかなか実現しません。
ちょっと話は違うかもしれませんが。
普段「レンドルミン錠」を服用している患者さん。たまたまその時は医院の方の入力違いか何かで「レンドルミンD錠」が処方されました。
問い合わせたら「同じだからそれで出してください」とのことで患者さんにもご説明し、服用していただいたのですが。
数日後、「やっぱりいつもの(普通錠の方)にしてくれ、全然効かない」とお申し出があり、普通錠に戻ったというケースがあります。
ものがものだけに、心理的な面が大きいかなという気もしますが、口腔内崩壊錠にしたことが理由かもしれませんし…。判断に苦しみます。
先発・後発については今日の記事で書く予定ですのでご覧ください。
伊那食品って全国的に有名なのでしょうか。地元にいると案外分かりません。伊那って実はかなり田舎で伊那食品とみはらしの里くらいしか見るところがないので、おいでの際は覚悟を決めてお越しください(笑。
で、くま☆さんが経験したレンドルミンは心理的な物でしょうねっ。
ちなみに口腔崩壊錠になっているものって、水で飲んだ方が効きが早いっていう話知っていますか?
私は片頭痛持ちなのですが、混合型のこともあるので飲むタイミングに悩むことがあるんです。でも、ゾーミックRM錠にしてからちょっと遅れても効きます。というか、薬の立ち上がりが早い気がします。飲み始める前に、治験などにかかわっていた薬剤師から情報貰っていたけれど、嘘じゃなかったと感じました。
私の文書のミス発見
それに元々成分が1物2名称の場合もありますよね。
って、おいおい。何の事よ〜?
元々先発が1物2名称の場合もありますよね。
って書こうと思ったんですよ〜
私の経験はアムロジンとノルバスクです。私の服薬指導が良くなかったのかな〜?なんて思ったりして!
最後にレスつけたかったのは
後発品の薬価までしか保険が効かなくなるとか言う内容。どっかにありませんでしたか?
これって、数年前からまことしやかに流れていましたよねっ。
どうもそっちに水は流れている気はしています。
伊那食品は去年今頃の寒天ブームで一躍有名になりました。去年は欠品起こしていましたよっ。
旦那曰く、田んぼのど真ん中に偉く立派な病院が建っている感じのところだとか・・・(笑)
それは知りませんでした>口腔崩壊錠になっているものは、水で飲んだ方が効きが早い
患者さんに「水で飲んでも構いませんよ」という話をすることはありましたが。今後役立ちそうです。
でもそうすると、服用方法によって最高血中濃度への到達時間も変わってくるってこと??ですよね。効果への影響なども考えた方がいいのでしょうか。
1物2名称(両先発)
ロンゲスとゼストリル
ファスティックとスターシス
ベンザリンとネルボン
ソラナックスとコンスタン
ヒダントールとアレビアチン
デジレルとレスリン
オイグルコンとダオニール
オパルモンとプロレナール
他にまだありましたっけ。
ソレトンとペオン、ロヒプノールとサイレース、オークルとモーバー、ルボックスとデプロメール、タナトリルとノバロック、セロケンとロプレソール、スプレンジールとムノバール、アテレックとシナロング、サワシリンとパセトシン、クラリスとクラリシッド、ダイアコートとジフラート
まだまだありそう、つきませんねぇ。
話は変わりますが、国によって一般名が異なる物もこれまた混乱する一つです。
最後に「服用方法によって最高血中濃度への到達時間も変わってくるってこと??ですよね。効果への影響なども考えた方がいいのでしょうか。」
立ち上がりが早くなるだけで、効果には変わりがないかと思います。あくまでも推理ですけど・・・
例えば、イトリを食事取らない場合は牛乳と飲むように指導したり、効果高めるためにコーラー(クラシックじゃないと駄目だとか)で服用したりするのとは話が違うかと、吸収量には変化がないはずですから・・・
邪道な話でした。
またまた見つけたので、お知らせします。
クラリス錠
添付文書では、食前食後の指示なし。また体内動態も食事による影響は認められなかった。とのこと。
しか〜し、IF見ると・・・
http://medical.taishotoyama.co.jp/cgi-bin/index2.cgi?mode=sel&rows=26&caut=if&page=/data/if/pdf/cl.pdf
のP34参照。
空腹時と食後では明らかにCmaxが違い、5%の有意さまで付いている。AUCも有意差はないものの、1.5倍ほどある。差を分りにくくするためか(邪推?)、縦軸は対数でとってある。さらに有効性データは空腹時のもの・・・。これってどう解釈するのでしょうか。
いくら静菌的とはいえ、Cmax高いほうが、組織移行性もよい気がするが・・・。あしたメーカーに聞いてみよっ。
あっ私ですか?クラリス飲む時は、空腹時で・・・。
1物2名称、まだまだありそうですね。「あー、そうだそうだ」と思わず頷きながら読んでしまいました。
国によって医薬品の一般名が違うこともあるんですか。勉強になります。詳しくご存知でしたらお教えください。
>悩める薬剤師様
有意差がないとはいえAUCがここまで違うと、「ホントに大丈夫かな?」とちょっと考えてしまいますよね。
もし何か分かりましたらまたお教えください。
その代表はアスピリンでしょうか?
日本薬局方ではアスピリンが正式名になっています。元々は開発したバイエルが商品名としてつけた名前です。一般名としてはアセチルサリチル酸ですよねっ。
合衆国薬局方、英国薬局方でも同様に正式名になっていますが、開発した会社のあるドイツの薬局方、ヨーロッパ薬局方、国際薬局方名では、アセチルサリチル酸が一般名になっています。
古い薬に多く、歴史的な経緯があるようです。単に英語読みとローマ字読みの違いもありますが、海外旅行中に薬が必要になった場合などに戸惑う可能性があるので注意が必要ですよね。
他に
アセトアミノフェンは、アメリカではアシタミノフェン(Acetaminophen)、イギリスではパラシタモール(Paracetamol)
イソプロテレノールは、米:アイソプロテレノール(Isoproterenol)、英:アイソプレナリン(Isoprenaline)
サルブタモールは、米:アルビュテロール(Albuterol)、英:サルビュタモール(Salbutamol)
リドカインは、米けライドケイン(Lidocaine)、英:リグノケイン(Lignocaine)
なんてのがありますが、まだまだあるようです。
偶然にも最近読み返した本で思い出したのですが、昔何度か海外旅行に行かれる患者さんや、日系二世で出稼ぎに来ていて帰国される患者さんから、海外で判るように服用薬の記載を頼まれたことがありました。
薬の効能は、なるべく母国語で、薬の名前は、商品名を添付文書を見てローマ字で、成分名は添付文書のローマ字(英?)名で、そして海外では販売していない物もあるという勝手な思いで、何故か化学名や出来れば構造式も書いていたんです。
今思うと、結構必要だったのかも・・・と変に鼻高々になっています。(笑)
一般名の件、詳しくご説明いただいてありがとうございます。結構違いがあるのですね、驚きました。はまなす様は海外の事情にまでお詳しいのですね。
全然話は別ですが、これらを見て高校でやった世界史を思い出しました。同じつづりでも「チャールズ」「カルロス」「シャルル」と読み方がたくさんありましたね。
この辺が参考になりますでしょうか。
Wikipedia シャルル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB
HPをみてもチンプンカンプンでした。
旦那に聞いても???
旦那も世界史は取っていないようです。
私の動く辞書が機能しないことには知識は活性化しません・・・
ところで、くま☆さんのお気に入りに外国人向け薬局店頭対応マニュアルWeb盤というのがありますね
あれは、出来上がった当時に役立つ話で配ってたのを入手した記憶があります(多分、当時勤めていた外国人のたくさん来る店に置いてきましたので手元にはなし)。
会社には書籍も備えていましたし、栃木県だったかの薬剤師会で作ったものも入手していましたが、Webで入手できる使い勝手の良いものに三菱ウェルファーマのHPがあります。
ご存じかも知れませんが参考までに。
今日久しぶりに見たら、より言葉も増え、使いやすくなった気がします。
「シャルル」の件、失礼いたしました。私の例えに、ちょっと無理がありすぎたかもしれません(笑。
外国語マニュアルは私が卒業研究で作成したものを協和発酵でCD-ROM化し、配布したのだと思います。恥ずかしいのでソースは見ないでください(笑。
三菱ウェルファーマのは本当によく出来ていますよね。外国語によっては画像で表示するようになっていて、フォントをインストールしなくても使用できるのが素晴らしいです。
凄い!だって、私最初から知っているもの・・・
感動だわっ。
あれって、学会発表しましたよね。
確かK薬大の方が作ったと記憶していたのですが、記憶違いかな?でも、意外に記憶力あるんですよっ。いい加減な記憶と旦那にはレッテル貼られていますが・・・
CD貰ったときは、パソコンがノートではないため、窓口でインストールしても必要なときに作動できず、たまに手書きに活用していた程度でした。でも、使ってはいましたよっ。
何せ外国人が多い店でしたから・・・・
母国語での服薬指導をするように心がけてから、英語圏以外の人では患者の訴えが上手くドクターに伝わっておらず、全く見当違いな薬が処方されているのが判ったこともありました。
もう何年もやったことがないので、抗生物質とか炎症とか以外のスペイン語やポルトガル語は忘れてしまいましたねっ。
元々語学苦手ですから・・・・
話はそれますが、以前書き込みしたかな?
今日から酒税法の改正でアルコール製剤の薬価が変更になります。
薬価には元々税分が組み込まれているので(消費税も)税金が上がると上がる可能性があるわけですが
4/28遅くに10品目については変更しない旨の厚労省事務連絡が出されました。
最近、何でもギリギリです。
それに24日かな?歯科の疑義解釈の追加分が出ていました。次がやっと調剤分でしょうか?月が変わっちゃってますけど・・・
当初からあのマニュアルお使いいただいていたんですね!現場を知らない学生時代に作ったものなので、どの程度お役に立てていたのか…。
学会発表はしていません。が、数年前、日薬誌に載ったことがありますので、それでしょうか。
それにしてもはまなす様、語学苦手と言いながらも現地語で説明とは素晴らしいですね。私も見習いたいです。普段やってないとなかなか言葉が出てこなくて苦労します。
消エタも今回値上がりになるのですよね。私は消エタを買いに来たお客さんには用途を聞いて、差し支えなければネオ消アルやエコ消エタをお売りしています。色や香りが少々ありますが酒税がかからない分、値段はかなり違ってきますよね。