
新着記事
03/31
03/12
01/27
01/17
01/08
12/17
11/27
2012年07月20日
[薬局新聞]勉強会や交流にビデオチャット活用 遠隔地との中継でスキルミックスに
薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第14回です。今回は夏季特別号として、拡大版でお送りいたします。
ソーシャルPメンター&ニュース、今回は拡大版でお届けします。引き続き、鹿児島の原崎先生に、Google+ハングアウトの活用についてお伺いすると共に、勉強会をハングアウト中継するなど、ICTの活用に熱心な、ねもと薬局(茨城県)の根本みゆき先生にもお話をいただきました。
Google+ハングアウトとは?
Googleが提供するビデオチャット。最大10人同時に会話が可能。カメラが発言者に自動的にフォーカスする機能もある。音声以外に文字でのチャットや画面の共有などもできる。またハングアウトの様子を配信したり、YouTubeに保存したりすることで、多くの人とシェアできるようになる。
(熊谷) 最近原崎さんがハマっているという、Google+ハングアウトのことについてお聞かせください。
(原崎) あれは衝撃ですね!
(熊谷) 確かに。あれはスゴイ!…というか、毎晩やってる原崎さんがスゴイ!(笑)ハングアウトの登場で生活が変わりますね。
(原崎) まだ曖昧だけど、実はビデオでの情報発信が加速していくんじゃないかと…。
(熊谷) 添付文書の読みあわせしたり、合同で勉強会したりといったこともどんどん可能になります。
(原崎) テンション低い人をさそって勉強会するより、テンション高い人だけ集まって勉強会したほうが楽しいですよね!
(熊谷) それは確かに!
(原崎) 先日は、茨城のねもと薬局さんの勉強会に、ハングアウト中継で鹿児島から、ディスカッションに参加しましたよ。
(熊谷) ハングアウトで中継したんですか?
(原崎) そうなんです。
(熊谷) 先進的な取り組みをしている薬局もあるんですね!その勉強会、どんな様子だったか教えていただけますか。
(原崎) 普通の勉強会のようにスロースタートで始まっていくんだけど、10人という人数がいいのか、だんだんと議論が白熱していって、時間制限がないものだから2〜3時間は平気で過ぎちゃって…。
(熊谷) なるほど、10人という人数が最適なんですね。
(原崎) そうなんです。そしてその時間がロスかというと、実はチーム力の強化にすごくいいんですよね。
(熊谷) 決して無駄に過ぎている時間ではないと。
(原崎) 自宅にいてくつろいでるからというのもあり、アイデアも普段より出るわ出るわで。
(熊谷)自宅という環境がプラスに働くわけですね。それは逆にメリットになりますね。
勉強会をハングアウト中継した、ねもと薬局の根本みゆき先生に、感触をお伺いします。
ハングアウト中継しようと思ったのは原崎さんが他の勉強会を中継していたのを見たのがきっかけでした。この勉強会は手作りで、地域・病院・薬局を隔てた有志の勉強会です。
その勉強会でのスモールグループディスカッション(SGD)を見てみたいと原崎さんに言われていたので、今回、原崎さんに4つあるうちの1つのグループに参加していただきました。SGDの内容は「お薬手帳とジェネリック医薬品の説明について考える」というもので、自己紹介から始まり、40分くらいで各グループまとめていただき、それぞれ発表してもらいました。
周囲の反応は「そんなこともできるんだ〜」って感じですね。実際に鹿児島の先生とディスカッションしたのは斬新でした。また、新たな発見としては、ハングアウトを利用すれば、いつでもどこでも各地の先生たちと交流できるってことです。私の妄想は広がりました。
例えば、学生である妹とその友達を集めて交流会をするとか、いくつかの遠隔地で一斉にSGDして発表しあうとか。地域の薬剤師の考えを知ることもできるし、刺激になると思いましたよ!
(熊谷) 昔は「テレビ会議」なんてたいそうでコストも掛かって大変だったでしょうが…。
(原崎) そうそう、大企業だけのものでしたものね。
(熊谷) 今ではそれが手軽に、コストもほとんどかからずにできてしまう。
(原崎) 茨城の根本さんとは勉強会の内容以外にも、いろんなことを話しました。例えば、事務員の面接の仕方だとか。
(熊谷) 面接の仕方まで話すんですか!?普段、なかなかそこまで話せないですよね。
(原崎) そうそう。なかなか話せないことも話せるんですよね。
(原崎) 僕も今度それをまねてみようかと。それにもう一ひねり加えると思うけど。
(熊谷) じゃあ、茨城のスキルが鹿児島に行って更にひねりが加わって新たなものができる、って感じですね!
(原崎) そうそう。地域でしか起きなかったスキルミックスが時間と空間を超越しはじめた!!
(熊谷) ハングアウトの利用と、その先にあるスキルミックス。これからきっとそんなシーンは増えていきますね!
陳腐な表現ではありますが、Google+ハングアウトに限らず、ICTは「時間と空間」を越えます。薬剤師同士がつながったり、業務の質向上にも役立つこれらのツール、上手に活用してゆきたいものですね。
00:27
| Comment(0)
| ソーシャルPメンター&ニュース(連載終了)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL(承認後の表示となります)
http://blog.sakura.ne.jp/tb/57136126
http://blog.sakura.ne.jp/tb/57136126