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2012年08月15日
[review]神様のカルテ3
「神様のカルテ」シリーズの最終作として発売になった「神様のカルテ 3」。amazonで予約しておいたところ先日届き、早速読了です。
以下、若干のネタバレがありますので、読み進めるにあたってはご注意ください。
「神様のカルテ」「神様のカルテ 2」の2作に続いて、自然描写の美しさには感心させられます。眼前にその風景が広がるかのような感覚さえ覚えます。
そして長野県の名所や銘酒も随所に登場しますので、いつか行ってみたいなという気持ちになります。あ、私はお酒が飲めませんので、「いつか飲んでみたいな〜」とはならないのですが…(苦笑)。
今回もっとも強烈に感じたことは、そのメッセージ性の強さです。前2作も、もちろんメッセージ性がなかったわけではありませんが、今回は以前に増して、それを強く感じます。
とはいえ、それが直接的なものかというとそういうわけでもなく、読み進める中でじわじわと心に染みてくる、とでも言いましょうか。時に登場人物のセリフに、時に情景描写に、ハッとすることも少なくありません。私達が業務を行う中でも、背景や状況が重なるような場面もあり、いろいろと考えさせられますね。
余談ですが、神様のカルテの映画が頭に残っていて、小説を読み進める中でオーバーラップするのですが、一止はやっぱりちょっと違うんじゃないかなぁ、というのが個人的な感想ですが、いかがでしょうか。とはいえ、誰が最適かという答えは持ち合わせていないんですけどね…。
▽ 神様のカルテ 3
15:06
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