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2013年01月11日
医薬品ネット販売裁判、ケンコーコムら勝訴 直ちに第1類医薬品販売再開
以前、当ブログでもお伝えしましたが(こちら)、医薬品ネット販売の最高裁判決が今日、結審しました。ケンコーコムらの勝訴が確定したということです。
医薬品ネット販売の最高裁判決でケンコーコムらが勝訴:DIオンライン
ケンコーコム代表の後藤玄利氏はTwitterで「勝訴しました。」とつぶやいています。
勝訴しました。
— Genri Gotoさん (@genrigoto) 1月 11, 2013
詳しい内容はDIオンラインの記事等、多くの媒体で扱われていますので、そちらをご覧ください。
そしてその判決を受けて、ケンコーコムは同社のサイトで、本日15:10より、第1類医薬品の販売を再開しています。
第一類医薬品の通販なら【ケンコーコム】
こうした動きに対して、政府は医薬品のネット販売を薬事法で規制することを視野に入れて動いているようです。
政府、市販薬ネット販売規制へ薬事法改正 最高裁の省令違法判決見通しに対応+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
以前の記事でも書きましたが、今回の判決は医薬品ネット販売の是非が問われたわけではなく、あくまで現行の薬事法に対して、ネット販売を規制することが適法かどうか、という部分が争点となっています。
そもそも、省令でネット販売を規制することに無理があったということになるのでしょうか。政府が薬事法を改正し、対面販売を義務づけることで、必然的にネット販売は不可能になりますね。
個人的には、いわゆる「野放し」の状態、つまりすべての医薬品がネットで販売できることに対しては大きな不安を感じています。つまり、一定の規制は必要なのではないか、ということです。
その一方で、今後、法律で医薬品のネット販売を規制することになるのであれば、それがどの程度のものになるのかという点についても、とても関心があります。
とはいえ、薬事法改正だって一筋縄で行くとも思えません。まだまだ着地点が見えないこの問題、今後どうなるのか見守ってゆきたいと思います。
▽ 病態知識を基礎とした一般用医薬品販売ハンドブック―セルフメディケーション・トリアージ
22:55
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| OTC医薬品関連
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私もそう感じています。海外では厳正な審査があるようですが、そこら辺はどうなるのかが見ものです。
ところでケンコーコムの社長さんのRT内容、薬剤師としては非常に聞き捨てならないですね。なめられたものだ。
実務的に、安全確保には“対面販売じゃなくては“との見解に一定の合理性を認めていたのではないのか?
判決が出たとたん、“規制が時代の流れにあってない”“もともと無理があった”みたいな論調が、医療サイドから出てくるのが、
・・・なんだかなあ
コメントありがとうございます。
現状のリスク区分というのが、ネット販売を想定して作られた物でないので、その辺りの整合性を考えてゆく必要もありそうですね。