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2007年12月05日
後発品30%以上で調剤基本料がプラスに
はまなす様よりコメントいただいておりますが、来年4月の診療・調剤報酬改定における後発医薬品に関連して話題がいくつか挙がってきています。
後発品促進の環境整備案固まる(CBニュース)
気になる部分を抜粋しつつ。
まずは処方せん様式変更についてはほぼ決定と思ってよいでしょうか。
それから療養担当規則の変更を示唆している内容でしょうか。
「お試し調剤」も導入されるようです。
一時議論されていた剤形変更については見送られたようですね。「日医の反対が強く」と書かれています。
調剤基本料にも手が入るようです。処方せんの枚数ベースで、後発医薬品を30%以上含む場合に、調剤基本料が上乗せとなるようです。
逆に、
とも書かれています。
後発品促進の環境整備案固まる(CBニュース)
気になる部分を抜粋しつつ。
まずは処方せん様式変更についてはほぼ決定と思ってよいでしょうか。
処方せん様式を変更し、後発医薬品への変更にさしつかえがある場合にだけ処方医が署名する形
それから療養担当規則の変更を示唆している内容でしょうか。
医師が投薬や処方せんの交付、注射を行う際、「後発品の使用を考慮しなければならない」という規定
薬剤師についても、後発品への変更を処方医が認めている場合、患者に対して後発品を適切に説明するよう規定
「お試し調剤」も導入されるようです。
患者が初めて後発品に切り替える際、違和感がないかを短期間に区切って試す「分割調剤」も導入
一時議論されていた剤形変更については見送られたようですね。「日医の反対が強く」と書かれています。
薬剤師による処方医への確認なしでの「剤形変更」は削除
調剤基本料にも手が入るようです。処方せんの枚数ベースで、後発医薬品を30%以上含む場合に、調剤基本料が上乗せとなるようです。
後発品を含む処方せんが全体の30%以上に達した薬局を加算で評価
逆に、
30%を超えた薬局は今よりも高くなるが、やっていないところは今より低くなる
とも書かれています。
23:51
| Comment(10)
| 後発医薬品・銘柄変更可調剤
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よくて3段階?
ただ、後期高齢者にしろ後発品の件にしろ、もっと薬剤師や薬局に対して厳しい状況に追い込まれることを覚悟していたんですが、逆に(点数は別にして)薬剤師の職務にはずいぶん追い風ですよね。
がんばらないと!
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/4fc766c9a9b6ac2c492573a8002c1fb5/$FILE/20071205_1shiryou.pdf
後発医薬品の調剤率(単位期間当たりの全受付処方せんのうち、実際に後発医薬品を調剤した処方せんの割合)が30%以上の場合を重点的に評価することとする。
とありますが、どこの期間でカウントするのでしょうか? 当然今から後発医薬品への変更をすすめる必要がありますね。
しかし現状では、後発医薬品変更可の処方せん自体が少ないわけですから、後発医薬品の使用を積極的にすすめている医療機関の処方せんを多く応需している薬局にしか、今回のプラス算定ができないことも予想されます。
4月以降3ヶ月程度は同じ調剤基本料とし、3ヶ月間の変更率が30%に達しなかったところは基本料を下げるとか、処方せん1枚ごとに3剤中1剤があれば基本料の加算ができるなどの仕組みでもいいのではないでしょうか?
もっとも、こういった仕組みを取り入れることで、また薬局間で負担額が異なるということがますます生じます。そういった説明をどういう風にしたらよいのでしょうね?
皆保険制度とか総中流意識とか・・・
実際はまったく平等ではないのに、平等意識の強い我が日本国民には、同じものをもらったら払う金額は同じがあたりまえと思いますよね。
実際はクレジットカードの色とか、飛行機のチケットとか様々なところで分けられてしまっているのに・・・
よいサービスを得るには、必ずそれに値する金額を使っていたりするものです。
「薬局によって同じ薬でも、支払っていただく金額には差が出ます」
と先に全国レベルで告知キャンペーン?でもしたほうがいいですよね。
自分の治療へのコスト意識も高まり、良い方向へ行けば、より後発品へのシフトも内容のあるものになると思います。
自分の仕事にプライドがもてるなら、臆することなく先にアピールしたらいいんじゃないですかね〜
>「薬局によって同じ薬でも、支払っていただく金額には差が出ま
>す」と先に全国レベルで告知キャンペーン?でもしたほうがいい
>ですよね。
薬局によるサービスの差があったとしても、保険調剤はあくまで公的保険を用いて行われているものです。ですから、私は自己負担額が薬局によって異なるのはどうかと思います。
調剤基本料の加算や基準調剤加算は必要とは思いますが、その分についてまで患者に負担を求めるのは、若干の疑問があります。
個人的には、患者への自己負担は、在宅医療や麻薬管理などに関する加算を除いて、薬剤料のうちの一定割合(風邪薬・湿布などの軽い病気のものは5割などに上げても良い)のみとし、調剤に関わる技術料は国が全額負担する制度でもよいのではないかと考えていますが、いかがでしょうか?
たしかに、国がその分を負担してくれれば、患者にいらぬ不信感を抱かせること無しに、さらにじっくり手をかけた調剤や指導を行いやすくなるとは思います。
でも、現実には国は薬局同士で競争をさせて、淘汰をしようとしたり、後発品を推進するために、より儲かる方法をぶら下げてみたりと、思うようにバックアップしていないですよね。
そういった現実を踏まえて、どのように患者さんに理解してもらうか?
そう考えたときに、「先に言っちゃえ」的なほうがいいのではないかと思っただけです。
あと、患者に負担をかけるべきだと思ってます。きちんと一部負担金をもらわないといけないように、現行の制度できちんと調剤や指導を受けたならば、それを払うのは当然でしょう。
サービス≠無料
これをもっと残酷に知らせるべきです。
また、算定用件を満たさないような、手をかけた面倒な調剤なども、実費を頂くべきと思ってます。
理想は以前にさつきさんも言ってた、公務員的なものもいいなぁ〜と私も思いますが、現実的には違うのですから、その中で考えると、患者に言うこと言わなければやりきれなくなるのではないのでしょうか?
薬剤師という調剤のプロが、手間ひまかけて頭使って手を使っているんだから。
コメントありがとうございます。
上乗せは基準調剤加算という形になるのでしょうか、それとも別の形?周辺医療機関の状況にも左右されるので、果たしてどういった形となるのか。
まじゃ様お書きいただいた「薬局によって同じ薬でも、支払っていただく金額には差が出ます」告知に関しては、個人的には納得できる部分が大きいです。
それで受付の30%以上後発は加算。
この30%の算定期間が微妙ですよね。
基本料と一緒で今年の3月から来年2月までだと、4月からちゃんと上げました!処方せんの様式も変えました!って厚労省は言うのでしょうけど・・・実際今までにちゃんとジェネリックに変更してないと算定できない仕組みですよね。何か「姑息」
でも嫌な予感・・・・
代替調剤で先発から後発に変更した処方の割合ではないですよね。
全受付回数に対して、一つでも後発品を調剤した処方箋の割合なら、かなり甘い気がします。
バイアスピリンとか、メチコバールでもOKだとすると、結構なんとかなるかも。
コメントありがとうございます。
30%という数字の根拠(期間や医薬品数など)、気になる部分が多いですよね。環境要因が占める割合も少なくないだけに、算定率は二分されるかもしれませんね。